憲法解釈を曲げてまで集団的自衛権行使したいのね
2008-06-26(Thu)
ちょっと忙しいのと、いろいろ思うことが多くて、スランプ気味・・・・・
と思っていたけど、昨日のこの記事を読んで、これは書いとかねば・・とおもったよ。
朝日新聞より
集団的自衛権の行使容認を提言 安保法制懇が報告書
首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)は24日、米国に向かう弾道ミサイルを迎撃できるようにするなど、従来の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認するよう求める報告書を政府に提出する。
同懇談会は、安倍首相(当時)の肝いりで昨年4月に設置。安倍氏は(1)公海上で行動をともにする米艦船への攻撃に対する応戦(2)米国に向かう弾道ミサイルの迎撃(3)国際平和活動をともにする他国部隊への攻撃に対する「駆けつけ警護」(4)国際平和活動に参加する他国への後方支援――の4類型を示し、検討を指示していた。
報告書では、4類型すべてを可能とするよう提言。そのために、(1)と(2)については集団的自衛権の行使を認め、(3)と(4)については「海外での武力行使」や「他国軍の武力行使との一体化」にあたるとしてきた従来の憲法解釈を変えるよう求める。
ただ、福田首相は集団的自衛権の行使に消極的。政府は報告書のうち、自衛隊海外派遣の恒久法(一般法)にかかわる(3)と(4)について、今後の議論の参考とする考えだ。
懇談会は、福田政権誕生後は一度も開かれていない。政府は一時、集団的自衛権に踏み込まず、(3)と(4)を核とした報告書をまとめられないか、懇談会側と水面下で打診したが、集団的自衛権行使の容認論者が大半の懇談会側と調整がつかず、懇談会が半ば「見切り発車」する形で報告書を提出する。
結局ねえ、安倍さん達自民党はアメリカが何年も前から日本に突きつけている「集団的自衛権行使」さえ出来れば憲法変えなくてもいいのかも知れない。自民党内ですら、憲法解釈を歪めてまで集団的自衛権を認められないという人は多いでしょうが、そういう人の意見に全く耳を傾けないのが相変わらずの安倍流・・・・
このやり方がまかり通るのはもちろん支持する人がいるからなのだけれど・・・
そもそもなにを持って国際平和活動なんだろう?なにが一番大事で行なう活動だろう?・それは、紛争の終結であり、その国の一般市民の犠牲をなくすことであり、国の秩序を回復させること・・
泥沼化してしまう紛争が怒って<(_ _)>起ってしまった時に・・・・・双方紛争当事者達をテーブルにつけ、「話し合い」によって終結させるために・・
そのために、武力を海外で「使えない」日本の自衛隊が利用出来ないか?いや、すでにその実績があるから、伊勢崎賢治さんは「自衛隊の国際貢献は憲法9条で」といってくれているんですよね。
日本だからこそ信頼してもらえてる、和平のテーブルでの話し合いに日本は欠かせない存在なのだという現場の真実の声を、お玉のブログはしつこく伝えていきましょう・・・書き続けなければ、すぐに振り出しにもどっちゃう。同じ議論を蒸し返すだけになってしまう。だとしても・・・日本独自の国際貢献への道筋があるんだよ、それは集団的自衛権を行使してアメリカについていくことでも、駆けつけ警護でもなく、もっと日本の自衛官の方々にしかできない「崇高な」活動だよと伝えたい。
・・・・・・・と書いてみて、いま、お玉って、 護憲派にもきっと突っ込まれそうなこと書いてるよね?最近、伊勢崎さんの本を読んだ知り合いのお年寄りのお言葉「エエこと書いてあるンやけど・・・・所々腹立つよな。」
どこに腹が立つのか・・・まだお聞き出来てないのですが・・・・・何となくわかるんだよね。だんだん普通の護憲派講師の先生とは違うんだってことが分ってもらえつつあるから、いいことなんだけど・・
怖いもの見たさでいいから、チケット買ってください!!護憲派の方々(そして、改憲派の方々)<(_ _)>
7月19日 「北区9条のつどい」 伊勢崎賢治講演会
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コメント
こんな30年前の全共闘みたいな極端な事言う人、絶対出てくると思った。
国家だけではありませんよ。
「個人的に親しい」のではない限り基本的に「破ったら損」「守った方が得」でない限り
約束事ってのはあまり守られないと思います。
特に中国とロシアは約束破るのが大好き、当然なのですから
「向こうがルールを守らないのは当然」として対策を立てておくべきだと言いたいのですよ。
「貴方達が約束破っても構わない、あるいはペナルティなんか課しませんよ」な
日本の態度が今周辺諸国からなめられまくってる最大の原因だと思うのです。
国家は信用できないということですね。
納得です。今回の米国の北朝鮮テロ国家指定解除もそんな感じがします。
だから、憲法前文でも、国家を信頼するのではなく「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」となるわけですね。
まず基本的に「国家間の約束は絶対守られない」というのを
忘れてる人が多いのではないかと思うのです。
「守った方が利益がある」「破った方が損」と国家主席が考えた場合にのみ約束は守られる。
だから第二次大戦時ヒトラーは独ソ不可侵条約を破り
スターリンは日ソ不可侵条約を無視し韓国は日韓基本条約を提携したというのに
未だに「日本の戦争責任」を
支持率が下がるたびに追求します。
ここで重要なのは実際に「利益がある」のではなく「利益があると思い込んだ」時に
約束は破られるのです。
国家外交の基本ですよ。
>お玉様、わざわざご連絡有難うございました。
ほんとに、うっかりもので・・申し訳ありませんでした<(_ _)>携帯からの操作でしたので、間違えたようです・・・自民党の憲法草案の話、またそろそろ書かねばなりませんね。
最近ちょっと記事を見ただけで、
「それに触れず、」「論ずるすべき」
などといって、おまけに記事から離れていく持論を書いてくるのは、お行儀よくない。
あなたの提示している記事違いな批判部分・いままで何度も取上げてきています。その部分を取上げた時に、また書きに来てね。それと人にこうあるべきと語るのであれば、まず、自身のブログをもって堂々と言論されればいかがでしょうか?もちろん、コメント欄も開放した形でね。人の軒先ではいくらでも書ける。お玉はコメントを受け入れますが、行儀にはうるさいのだ。
>過去、お玉がなにを書いてるか、うちの常連達が議論してきているかを知らないとは言わせませんよ。あなた、そこをわかってあえて、書いてるよね。
いいえ、このブログは最近見るようになったばかりなので、過去のことは知りません。
>何とかして、記事違いな話に持ち込んでやろう
日本の防衛政策について論ずるなら、北朝鮮問題、その次に中国問題が出てくるのは当然です。 9条に関する議論も、そうした事態への対処をはっきりさせてから(例えば交戦規定とか、米軍との共同作戦とか)、論ずるべきです。 それが自衛隊の本来業務です。
それに触れず、遠いどこかの国における国際平和活動とか、紛争の調停とか武装解除とか、言ってみればオマケみたいな業務でもって憲法解釈や防衛政策を語るのは、「浮世離れ」しています。 日本にはそんな「神学論争」や「机上の空論」を戦わせている余裕はないはずです。
>北朝鮮に関しての話でしたら
私は、朝鮮問題についてはあなたより詳しいと思いますよ。 半田さんに小川さんですか。 まあ悪くはないけど、重村さんにしても日高さんにしても、彼らの予想は余り当たりませんねえ。
お玉様、わざわざご連絡有難うございました。
私もうっかり屋ですので・・・・・
さて私もカネジさんの説に賛成です。
だって今の政治家は、マスコミを動員して、事実を国民に伝えないで、騙そうとばかりしているように思いませんか?
そんな政治家に憲法改正をまかせる訳には行かないではありませんか
抱き合わせ法案と呼ばれる、国民にとって良い法案は、いわば詐欺師の見せ金の様なもので、其れと一緒に国民搾取の法案を出すと言うのが、今の政治家の常套手段なのですから
又アメリカ軍が日本に駐留中に、現在の平和憲法に、手をつけることは危険際まりないと思います。アメリカの戦争に、被占領民である日本人を利用したいがための憲法改正要求なのですから、其れが分かっていてわざわざ憲法改正してまで、何のために日本人がアメリカの尻拭いに行かねばならないのでしょう。
アメリカの戦争は、アメリカの責任で終結して欲しいものです。
アメリカ軍が、日本から引き揚げたら、その時に本当に必要なら憲法改正をしても良いと私は思っています
なんかいやになるんだよ、読んでてさ。
そこで止めてしまうんだ、読むのをね。
そもそも、武装解除をしてやるというのがおこがましい気がしてね。
まあ、平和にしてやるぞ見たいな感じを受けてしまうんだよな、
いやね、伊勢崎さんにじなくて、PKOとかにね。
自分たちは核兵器なんかたくさん持ってるくせにしてさ、なんてね。
必殺通行人さんへ
あなたの考え方はよくわかります。
私もその立場に近かったですから。
ただ、現時点でもっとも積極的に改憲を進めようとしている(そして、現時点で唯一成立の可能性がわずかでもありそうな)自民党案が、まったく必殺通行人さんの望む方向を向いてないのが困ったものなのです。
必殺通行人さんは「憲法改正の何が悪い!?」ではなく、「こういう形の改正案なら改正の方がいいのではないか」というアプローチで改憲をアピールした方が主旨が伝わると思いますよ。
内容によっては護憲派と言われる方の中にも支持してくださる人が現れるかもしれませんし。
いかがでしょうか?
過去、そして現在、またおそらく未来も時の政権による都合のいい解釈により、自らの命もろくに守ることもできず、国民からは単なるボランティア隊と勘違いされ、曖昧な立場で終わる自衛隊
ならばあなた方護憲派も自分ら改憲派も、如何なる曲解も都合の良い解釈で彼らが利用されないようにはっきりとすべきと思います
改憲とはあなた方が言うような改悪でも何でもなく、今のように都合よく解釈したり出来ないようにするためと思わないですか?
なぜ改憲が良くないのですか?
むしろあなた方の理想のように自衛権も海外派兵一切含め全ての軍事・治安活動の放棄をはっきりと憲法に明記できるチャンスと思わないのでしょうか?
自衛隊が国際貢献で海外派遣されたとして、現状の法律では制約多すぎて死者が出る可能性が高すぎます。
イラクで無傷帰国したのはほぼ奇跡と言って良いでしょう。
海外的に見たら自衛隊は「軍」なのですから、敵視してくる人々だっているはずなのです。
Venomさん
とりあえず、そこまで書くんだったらお玉がずっと提示している本くらいは読みましょう・・##最近、この手の方に「だから右派は」のレッテルは貼れないと思ってます。。過去、お玉がなにを書いてるか、うちの常連達が議論してきているかを知らないとは言わせませんよ。あなた、そこをわかってあえて、書いてるよね。
北朝鮮に関しての話でしたら
「自衛隊VS北朝鮮」
http://www.shinchosha.co.jp/book/610027/
などが、読みやすいかと・・そういえば、小川和久さんも北朝鮮関連の防衛には詳しかったよなあ・・読まれた方がいいと思うよ。・・いっておきますけど、左翼な本ではないですよ。
何とかして、記事違いな話に持ち込んでやろうというのは認めません。
先ほど、コメント頂いたかた・なぜかコメントがおもてに表示されないまま消えてしまいました・・申し訳ありません。もしお手数でなければ、もう一度コメント下さいませ。<(_ _)>
お玉さんは、現実が見えてないと思う。
>紛争の終結であり、
あのね、日本は既に紛争の当事者なんですよ。 少なくとも北朝鮮は、日本と戦争している積りでいる。だから日本の領海を侵犯して麻薬を密輸したり、民間人を平気で拉致できるのです。
>その国の一般市民の犠牲をなくすことであり、国の秩序を回復させること・・
金正日は、自国民の反乱の芽を事前に摘むため、反乱を起こしそうな地域への食料配給を遮断し、住民を300万人以上餓死させました。 そうした虐殺は、厳しい統制あってこそ可能なのです。そのような「秩序」は「回復」どころか、崩壊させるべきなのではありませんか?
>泥沼化してしまう紛争
朝鮮半島の紛争が泥沼化しているのは、北朝鮮が頑として、「韓国政府転覆・半島全土の統一支配」という野望を捨てないからです。
>紛争当事者達をテーブルにつけ、「話し合い」によって終結させるために・・
北朝鮮は、その野望を捨てません。レーニンは、「世界中の資本家を打倒し労働者が権力を握るまで、闘争は永遠に続く」と言いました。 「それは古いタイプの左翼で、もはや戦争してまで政権を握ろうなどという左派はいない」とおっしゃるかも知れません。 しかしそのソ連が崩壊した後、北朝鮮は世界で唯一、スターリン主義を守り続けている、異常な国です。
南北統一支配は、彼らの国是であり、国家の存在理由にまでなっています。 彼らをどうやって説得しますか?
>「自衛隊の国際貢献は憲法9条で」
>自衛官の方々にしかできない「崇高な」活動
余りに浮世離れした視点に、めまいがします。世界各地の紛争地域へ派遣されるPKOとかじゃなくて、たった今、目の前で北朝鮮は日本へ不審船を送り込み、スパイやテロのため工作員を上陸麻薬を密輸し、日本市民を拉致・殺害してるんですよ。 そのために自衛隊が戦うのも、憲法違反ですか?
「(1)公海上で行動をともにする米艦船への攻撃に対する応戦 (2)米国に向かう弾道ミサイルの迎撃」などは、いの一番に北朝鮮の脅威を念頭に置いたものでしょう?
それなのに、「安倍さん達自民党はアメリカが何年も前から日本に突きつけている『集団的自衛権行使』さえ出来れば」だなんて、不用心というか、呑気というか、世間知らずというか、これじゃ家族が拉致されるまで気づかないんでしょうかねえ。
あるいは日本にミサイルが落ちたり、あるいは工作員のテロで、日本人が何万人も死ななきゃ気づかないんでしょうか。 そのときになってもまだ「紛争を話し合いで・・・」などと呑気なことをのたまってるんでしょうか。
死刑廃止でたどり着きました、先週からお邪魔しています。喜多方の住人(戦争を知らないおじさん)です。今回の記事について「泥沼化してしまう紛争が怒ってしまった時に」
一字が万事と言われないように、誤字、脱字に気をつけましょう。
私は喜多方の九条の会にまざっています。
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全く古いネタで恐縮ですが、6月17日付の聖教新聞。
「共戦スクラム」というインタビューページに、お笑いコンビの「ナイツ」が登場していました。長井秀和やエレキコミックと同じ、創価大学落語研究会の出身です。
そういや、長井って最近見かけないね。 記事は...
姥捨て山政策の
大きな骨組みだった
延命中止が凍結になった。
場面場面で決めることで
延命中止を強制する権利は
国家にはない。
現場の医者にすべて責任をおわせるのは
過酷だ。
実は私は父親への高度医療を拒否している。
入退院を繰り返し
特養にお願いして...
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