今日も頭回ってません・・・でもせっかく遊びに来てくれてるみんなに大事な事は伝えたい・・・・でももしも、お玉が「やりすぎた」アクセス狙いのヘンな記事(何度かは書いたかも知れない、マスコミ誘導型の批判記事とか、単なるバッシング記事・・)を書いたときはどうか、みんなで教えてね・・・書きたい事を書きたいように書いてるときは良いのですが、「書かねば!!」という意識の時、お玉は暴走傾向にあるので・・・
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さ、今日は先日の伊勢崎さんのお話の続きを紹介しておきます。
マガジン9条「日本の特性を活かした国際協力のオプションとは」(一部抜粋)
●非武装での積極的な平和維持活動
伊勢崎 アフガンは今、史上最大の腐敗国家となっています。象徴は麻薬。タリバン政権崩壊後、麻薬ビジネスは急速に息を吹き返し、今では世界で流通する麻薬の93%の産出国になっています。9割ですよ! 地方警察が麻薬ビジネスと結びつき、元軍閥たちが麻薬マフィア化している。人類史上最凶の麻薬国家です。麻薬栽培・取引は、アフガン国内で明確に違法行為と定義され、麻薬対策は国策の大きな柱に位置づけられ国際支援も重点的に行われているのに、この状態です。なぜこんなことが起こるのか? 内政腐敗ということに尽きます。私が武装解除した軍閥たちがマフィア化し、国会議員や政府の要職に就いているのです。私も開発専門家としていろいろな破綻国家の内政をみてきましたが、想像をこえた腐敗国家になってしまっています。これだけ国際社会の手が多国籍軍を含めて、入っているのにですよ。この観点から言うと、世界から孤立している北朝鮮よりも深刻な問題なのです。
編集部 もともと根があったとはいえ、なぜそんなに腐敗が進んだのでしょうか? やはり戦争ですか?
伊勢崎 まあ、そうですね。そもそも、タリバンと戦いながら、つまり戦争をやりながら内政復興するということに無理がある。2001年のボン合意の時、協議のテーブルにタリバンを入れなかったからという政治的な失敗もあるでしょう。タリバンはアフガニスタン人ですからね。もちろん、アルカイダに通じていたわけで、それを嫌ったわけですが、当時の国連特使のブラヒミさんも、「あの時に、タリバンを入れて、包括的な和平を作らなかったのが、問題であった」と。
編集部 しかしそんなに腐敗しきった国家を相手に、日本がSSR(治安分野復興) をやるとして、具体的に何をどうやるのでしょうか? 制服組でない自衛官が行くということでしょうか?
伊勢崎 これは自衛隊も警察も出す必要はありません。アフガンの“政界の浄化”を行うわけですから。特に麻薬マフィアと直結している地方警察を管轄する内務省の根本的な改革が必要です。日本は、私がかつて行った武装解除の後継プロジェクトとしてDIAG、つまり武装解除後も不法に武装しているグループ対策事業を支援しているのですが、この内務省を通してやっているためうまく行くわけがありません。
いまやるべきことは、まず違法に武装している集団を明確化し、その裏ルートを調査し、特定の政治家・有力者と結びついているのが発覚したら、公正な手続きを経て罷免する。そういった外圧をアフガンの国会と社会に、国際社会が一枚岩で迫るのです。大きな利権が絡んでくることだから、だいぶ抵抗があるでしょうね。国会議員が自分たちに不利な法案を、そう易々と通すわけがない。ODAを盾にした内政干渉ぎりぎりのところになるかもしれません。でも、そのくらいしなければならない破綻国家であるということです。
編集部 なるほど、武力ではなく、知力と交渉力で渡り合うわけですね。
伊勢崎 そうです。普通の日本の官僚じゃだめでしょうが、思い切って外部採用をして、政治力を発揮でき、軍事知識のある人材を全権大使にして現地に送り込み、その人の周りに少人数の専門家の精鋭グループをつくればいいんです。
もしかしたら外交官がテロのターゲットになるかもしれない。それほど大きな利害が絡むセンシティブなプロジェクトです。私が武装解除をやった時も同じような状況で、まわりは抵抗勢力ばかりでしたね。そして、成功したのです。でもこれが、敢えて非武装であることで中立性が発揮され、利害調整のため仲介役をこなす、日本の特性が生かせるポテンシャルだと思います。他の国にはできないことで、他の国をリードできるとしたら、それは、いいことじゃないですか?日本が非武装でやる積極的な世界平和のための活動、非常に能動的な行為ですよね。
編集部 非武装による積極的な平和主義というのは、まさに憲法の前文に書かれていることですね。しかし一つ気になるのは、文民で構成されるSSRのメンバーたちの警護に、武装した自衛隊をつける、という意見が民主党の中にあり検討しているという報道を読みました。これについては、どう考えますか?
伊勢崎 自衛隊? そんなこと「普通の国」はしません。駐在大使の警護も、大使館の警備も、まず民間の警備会社ですね。外国の領土で、要人や公館を自国の軍に守らせるなんて。もし、現地の民衆を傷つけたらどうなりますか? そんな外交的リスクをとるのはアメリカぐらいで、それでも大変例外的な措置です。
編集部 なるほど。しかしアメリカも歩兵を出すばかりでなく、SSRをこれまでやってきているんですよね。
伊勢崎 そうです、前回言いましたように、武装解除の時に日本と一緒に米、英、独、伊が全力を注いだSSRが、今崩壊しています。その象徴がアフガン内務省です。繰り返しますが、SSRは対テロ戦の土台なのです。だから、日本がSSRでその特性を生かしリードすれば、国際平和のみならず、一番いい対米協力にもなるでしょう。アメリカにとっても、もっとも「痒いところに手が届く」協力になるはずです。
編集部 アメリカもいい加減、アフガンから手を引きたいと思っているでしょうし。アフガンが安定しないといつまでもテロの危険性があるわけですからね。
伊勢崎 ブッシュに代表されるようなアメリカは嫌いですけれど、「護憲=反米」みたいなことになってもまた良くないと思います。日米の関係は、やはり良好である必要がありますし、国防の面からも、米に協力するというポジションをとっておくことは重要です。
全文はぜひマガジン9条で・・伊勢崎賢治さんは、必ずしも護憲派と同意見な人ではないことをお分かり頂けると思います。でも、多角的、国際的な判断で、ISAFにしろ、給油活動にしろ参加するのがおかしいということを現実の中で教えて下さってます。他のブロガー様たちも・・マガジン9条のブログにもTBしてあげてね!!
お玉、FC2政治ブログランキング と 人気ブログランキングに登録してます。いろんな人に憲法と平和を語りたいから、あんまり過激な事は書かないし、むずかしいことも能力不足で書けません・・それでも、お読み頂けましたら、どうかどちらも、↓ポチッとお願い致しますm(_ _)m 二つもあってごめんなさい