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2023/06
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石破茂さんの「暴力装置」発言
 石破茂議員のブログに自分も昨年と朝日新聞の対談の中で「暴力装置」という表現を使ったことを認めておられます。

 「自衛隊という暴力装置」という仙谷長官の発言が問題となっています。
一部報道にもありますとおり、私自身、昨年三月の朝日新聞でのシンポジウムで「国家の定義というのは警察と軍隊という暴力装置を合法的に所有するというのが国家の一つの定義(原文のまま)」と述べております。
原典はマックス・ウエーバーの「職業としての政治」なのですが、外国語による著作を引用するときは、原文にあたらないと、訳語のニュアンスで誤解を招きかねないので、これからもっと私も注意しなくてはなりません(ウエーバーの著作には他にも「装置」という訳語が多く出てきます)。

 私の発言はあくまで政治学上の定義を引用したうえで、「何故北朝鮮で、あのようなテロ行為が起こるのか」を論じたものであり、国会において、自衛隊を、名指ししたものではありません。
しかし、政治の側が、「ことに臨んでは身の危険を顧みず」国を守る責務を黙々と果たす方々に対する敬意を示しつつ、わが国における「自衛隊とは何か」を正面から論じてこなかったこと自体が、大きな問題なのだと思っています


これのひとつ前の記事に付いているコメント欄での仙石官房長官批判があまりにもすごいので、石破さん、どうするんだろう??って昨日は思っていたのですが、ちゃんと書いてくださって、さすがだな、と思いました・・・・
まあ、僕の発言と仙石さんは微妙に違う・・と言いたかったのかな?と思いましたが、むかしから、「自衛隊とは何か」を論じることを避ける傾向があったのは、お玉も感じます。これは自民党が政権の座にいる時からなわけですから、石破さんは自民党の内部に向かっても「大きな問題」と思っているんだろうなあ・・・

自衛隊のことだけでなく、安保にしても、基地問題にしても、突っ込んで、わかりやすい議論なんてものは国会ではお目にかかれなくて、今回の「暴力装置」もそうですが、本当の意味がマスコミを通じるとますますゆがめられてたりする。それじゃ、いかんやろう・・・・・

あ、石破さんのブログ記事でよくわかったこと。それはマックス・ウェーバーは左翼の本とか、過去のカビの生えた考え方ではないということ。知らなかったことを「知らなかった」と言えない、議員や一部マスコミコメンテーターの皆さんは今後どうするのかな?


抑止力を問う―元政府高官と防衛スペシャリスト達の対話抑止力を問う―元政府高官と防衛スペシャリスト達の対話
(2010/10)
柳澤 協二、道下 徳成 他

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「抑止力を問う」のあとがきの中で、柳澤協二さんは

「基地や日米安保を巡る議論はともすると相手を打ち負かすための論争に終始する傾向がある。相手の考えを理解した上で説得し、あるいは自分の認識を深めようとするという、建設的議論にはなりにくい」

そう書いてましたね。

石破さん、「ブログに書いて終わり」にはしないで、「暴力装置」という言葉が一人歩きしちゃったマスコミの中でも発言してくださいね。仙石さんも菅さんも今は言い訳するのは得策じゃないと、思っているようで、今後、釈明する事はないでしょうけど、このままじゃ、ますます自衛隊は何かのお話にふたをしてしまうことになりそうで・・・心配です。



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マックス・ウェーバーの「暴力装置」の意味
暴力装置発言、騒がれてるけど、お玉もマックス・ウェーバーを知らなかったけど、知ってみたら全然問題じゃないと感じる。

暴力装置とは・・wikipediaですみませんけれど・・


暴力は人間の尊厳や人権をおびやかすものであり、人道主義や平和主義の立場ではあらゆる対立は非暴力的な手段によって理性的に解決されるべきという社会の規範がしめされる。しかしながら、その規範が実施されるとはかぎらない。そのために暴力に対抗することが必要となる。
しかし、これは暴力と非暴力、善悪の対立ではありえない。暴力に実質的に対抗できるのは同等の暴力だけである[4]。つまり、暴力を統制するためにはより強力な暴力、すなわち組織化された暴力(Organized violence)が社会の中で準備されなければならない。軍隊、警察がこれにあたり、社会学者のマックス・ウェーバーはこれらを暴力装置と位置付け、権力の根本にある暴力の独占において行使されるものだと定義した



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仙石さんの本意とは違う伝わり方をしちゃったね。国会議員の皆さんが「暴力装置」という言葉を当然みんなが知っていると思って使った仙石さんが、言い訳しないで、謝っている姿のほうに、好感を持ちました。

谷垣さんに「命懸けで国土を守る自衛官への冒涜(ぼうとく)だ。政権の中枢にいる人として、あまりにも不適切」と非難されてるけど、本来の意味からしたら冒涜って言うのはずれてますよね。

自衛隊の人たちを傷つけた・・と言われているけど、リアルに自衛隊の方々はどう思ったんでしょうか?

あ、いまやりちゃんのtwitter見てて気が付いた。なんだ、石破さんだって、普通に使ってるじゃん。それとも、国会で言ったから問題なのか?でも自民党の方々、そういう批判しているんじゃないよね。


気になったのは・朝日新聞・・
一言くらい、マックス・ウェーバーを解説しても良いんじゃないかい?仙石さんがどういうつもりで使った言葉か、実は知っている人いるでしょうに・・・・


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池田香代子さんの講演会をやります
 あまりの暑さと今までのお疲れがどっと出て、ぐたぐた~~~~になってました。
今もなってます~~ネットもリアルもちょっとだらけ気味なお玉ではありますが、
・・・今日はひさしぶりの9条の心実行委員会。たのしみだわ~
そうだ、兵庫県の9条の心ネットワークのイベント告知もそろそろしないと・・・

9月12日(日曜日)神戸市中央区の勤労会館で9条交流会なる丸一日借り切っての大きなイベントを計画しています。池田香代子さんの講演会は13時30分からですが、午前中はお部屋ごとに分かれて分科会をします。

最近は全然ブログを更新してくださらないけど、みんなだいすき、津久井進弁護士の分科会もありますよ~~。あと、超左翼おじさんところのかもがわ出版さんの出店もあります。神戸在住のコメンターも活躍してると思うし、某政治ブロガーもたぶん来てくださるはず、政治ブログマニア的にも見所満点??なので、ぜひのぞきに来てください。

お玉は今回は受付に座ってると思います。受付でお玉おばさんですか?とお声をかけてくださった方には(誰がお玉でしょうクイズ当選者に限り)入場チケットをお玉割引価格にて販売しますので、どしどしおいでください。


ikeda2 

ura 

 



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65回目の夏に
  昨夏、NHKの討論番組に出たとき、日本核武装論を振りかざしてくる人たちの存在にとても驚き、一生懸命正論で「それ、間違ってるよ」と議論をしました。
護憲派も改憲派も大きな声の人の意見が表面上は取り上げられながら進んでいく様子に、これでは一般視聴者にはほとんど何も伝わらないなあと、実はあのとき思ってしまった。

 さて、北朝鮮がもしも核を日本に発射してきたらどうする? という問いかけに対して、その行為の国際的なデメリットについては何度もここで書いてきました・・・・・・でも、北朝鮮が逆切れして、自暴自棄になって、もしも日本に攻撃してきたら。

いま、お玉は、元防衛省の方々の対談本のお仕事をしている中で、彼らが逃げずにそのことを「考えようとしている 」すごさを感じています。もしも北朝鮮が本気で暴れたときのことって、実はいままで、政府は具体的にはなにもかんがえてないし、アメリカが何を考えているのか、本当のところはなにもわからない、というのは、かなり驚きました。

もしも北朝鮮が核兵器を日本に打ち込んできた場合、その報復として、アメリカは核兵器を打ち返してくれるのだろうか? 日米同盟があるからしてくれるかな?そのとき、そのボタンを押す判断をするのはアメリカ?それとも日本でしょうか?
日米同盟があっても、実はアメリカがどういう風に日本を守ってくれるのか、防衛省も把握できていないことがとても多くて、防衛省のお偉い方々がわからない話を、なぜ自衛官でもない普通の人たちが知っているかのように、ネット上で発信できるのか、これはお玉ブログ開設当時から思い続けていたことだけど、今回、お仕事で対談の内容を知るにつけ、リアルな体験がある人の話こそ、改憲派の方であれ、護憲派の方であれ、聞いてみなくちゃわからないと気持ちを新たにしました。

ほんとに、アメリカという国は、日本のために「報復行動」として、核ミサイルを撃ってくれるのか?・・・・ここをつついていくうちに日本核武装論、核抑止論などという方向に、なびく人がいるのかもしれません。まずは、防衛のプロたちがなぜそういう判断をしないのか、(あ、一部にはもちろんいるけどさ、田母神さんね)ここをきちんと押さえるべきかもしれないね。

と思って今日の超左翼おじさんのところをみてみたら、こんな文章書いてはった。

しかし現在、アメリカ自身、核兵器がテロリストにわたることをおそれ、核兵器のない世界を提唱しはじめています。その時に、旧態依然とした核抑止力論を日本がかかげるのは、いかにも時代遅れだと言わざるを得ないでしょう。

本発売まで、後2ヶ月。マニアックで、あまり売れないかもなあなどと思いつつ、読んでほしい。切に思います。

防衛の現場で汗を流す人たちが、憲法九条をいかしつつ、現実的に、戦略的に外国と渡り合っていくことを模索していることを知れば知るほど、お玉ら護憲派も負けてられへんと、65回目の8月6日に思いを新たにしています

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井上ひさしさん

9条の会呼びかけ人のおひとり。

大御所井上ひさしさんが亡くなりました。

ご冥福をお祈りします・・

19時のNHKニュースが「9条の会」のことを一言も言わない、護憲、平和運動というくくりでたった一言紹介しただけということに納得できない・・・相変わらずだね。

呼びかけ人がなくなっても、別に補充なんてしなくていい・・・

だけどね、9条の会に入って広報活動、講演活動をしてくれそうな有名人、著名人を幅広く招き入れていく必要性を感じています。

いや・・9条の会というくくりでなくてもいいの・・・「名前」にこだわらない運動の幅広さがほしい。

 

 

 

 
伊勢崎賢治さんの本、できました。

出来たてほやほやです。

表紙に関して、みんなにあれほど意見をいただいたにもかかわらず、結局、お玉がいいなと最初に思い、伊勢崎さんがこれがいいといい、デザイナーがこれが一番気に入ってるといった、このデザインに決定してました…いえ・・コメ欄のみんなのご意見聞いてさ、ほんとにこのデザインでいくの??いっていいの????と何度も松竹さんにはお聞きしたんですが・・・・

お玉がこのデザインがいいと思った理由は、大月出版からちょっと前に出ていた「平和構築ゼミ」との差別化が図れるから・・・・だったんですけどね。ほら~~講演会場の売り場にたぶん今後は横並びするでしょ?その時あの表紙に負けないと思えたんだ・・・

でね、帯は結局いろいろあって(そういろいろあったよねえ・・民主党さんも~~~)鳩山さんのお言葉は頂きませんでした。

初めは1000円で売るつもりがインタビュー後にあったアフガン東京会議の内容やらそれに伴う修正やらで・・・・一万字も増えちゃって、定価1400えん(税別)のハードカバー本になりました・・・・・本屋さんに並ぶまで、少し待ってね。

あとね、せっかくなので、連絡の取れた、数名の有名政治ブロガーに書評をお願いしています。それらの方々の意見もお楽しみにしててください。

 

iezaki  

 

いえ・・私のおかげなんかではないのだけれど・・へへ、かなり嬉しいな~~

表紙の裏の伊勢崎さんのお言葉・・・

ぼくには、なんというか、これだけアフガニスタンをめちゃくちゃにしたアメリカを、そして日本を、僕をあんな形で巻き込み利用したアメリカを、見返してやろうという気持ちがないわけでもない。でも、やるなら、建設的に。 それは僕なりの愛国心かもしれない

ちなみにこちらがマガジン9条が編集した「伊勢崎賢治の平和構築ゼミ」で~す

伊勢崎賢治の平和構築ゼミ伊勢崎賢治の平和構築ゼミ
(2009/12)
不明

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あなたにも九条の会が作れます…その1
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久しぶりに思いっきり九条の会メンバーな記事ですが・・

ちょっと入用で、こんな文章を作っていました。あ~こんな誰でも突っ込めるところに議論しかけてくるのは愛がないと判断しちゃうので・・・・コメンター各位さま(と予防線を張りつつ・)

9条二項を変えないとできないことは、いまや交戦権だけかもしれないもんね・・・・

「普段着の母ちゃんが9条の会を作ってみようと思い立つ時・・」

食卓の椅子に座っておやつを食べながらテレビを見ている母ちゃん。家事の合間のこのひとときが何よりのしあわせ・・

何か面白い番組がないか・・とふと、テレビのチャンネルをいじれば、画面いっぱいに戦場の病院で横たわる子どもたちの姿・・爆弾によって包帯を痛々しく巻かれて、苦しむ・・・その横には必死で子供の名を呼びかける母さんの姿・・・・・テレビを見ていたお母ちゃんはそのつらい光景にもらい泣きしてしまう。

そこへわが子が小学校から帰ってくる「母ちゃんどうしたの?」

母ちゃんはテレビに写されていた惨劇を涙しながら語って聞かせる・・

母ちゃん「私たちは日本人でよかったね。日本はそんな戦争にはならないのだから・・」

子供「どうして?」

母ちゃんもここで考えた・・・・・・どうして日本は平和なんだろう?今まで当然だと思っていたけれど、そんなこと不思議にも思わなかったけれど、どうして日本はほかの国と戦争をしなくてもいいのだろう・・・・・

それは憲法九条というのがあって、戦争をしない国でいることを憲法で約束しているから・・でもこの頃、九条を変えようとか聞くことがあるなあ・・・変えてしまったらどうなるんだろうなあ・・・

子供「九条を変えちゃいけないよね、母ちゃん・だって戦争をしないお約束をなくしちゃうのでしょう?」・・・

母ちゃんははっと気がつく・・「そうだよ、変えちゃうのは嫌だって声に出して言わなきゃ・・九条を変えちゃったら、戦争のできる国になっちゃうよ・・どうしたらいやだって言えるのかなあ・・・・・」

ふと眼をやればそこにはどこかで配られていた、九条の会の案内リーフレット・・・

「九条の会って、私や子供でもにでも作れるのかなあ・・」

 

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九条の会 発足5年を迎えました。

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九条の会が発足してもう5年を迎えます・・

朝日新聞より

 憲法を守ろうと活動する「九条の会」が2日、発足から丸5年となったことを記念して東京都千代田区の日比谷公会堂で講演会を開いた。呼びかけ人の一人で、昨年末に亡くなった加藤周一さんの志を受け継ごうと、壇上には加藤さんの写真が掲げられた。

 講演した作家の大江健三郎さんは「核保有国と非核保有国との間に信頼関係がなければ、核廃絶は始まらない」という加藤さんの指摘を紹介。「そんな信頼関係などあるものかと笑いを浮かべた人もいるでしょう。例えば北朝鮮との間に。でも私は日本としてのやり方はあると思う。私たちが不戦の憲法を守り通す態度を貫くなら、信頼を作り出す大きな条件となるのではないか」と語った。

九条の会の広くいろんな視野の人と手を組み九条を護る趣旨・・お玉もこれを目指しているつもりなんだけれど、時々うっかりすると忘れたり、配慮できない時がある。

たとえば国民投票の問題・・・・もう来年に迫っているから、リアルに運動しているお玉たちは、ただ今「付帯決議」のお勉強中・・・・・なんか、あれ見てると問題山積みでごまかされてる気持ちになるんだけれど、総選挙終わらないと、きっとだれも手を付けないんでしょうか??(もしくはマスコミが話題にしない・)

でも、九条の会本部はこのことに言及していない。こないだ取り上げた総務省のパンフレットのことも本部は言わない。

国民投票に関して、それをおこなって国民の意思をはかり改憲阻止すべしと思っている人たちもいるから。(もちろん、投票法のきちんとした整備が大前提でしょうが)・・・九条の会の視野は本当はとっても大きなもので、お玉もそこが気に入ってるのよね。

署名活動を全国組織として取り組もうなんてことも、言いそうに思うでしょう?でも言わない。賛同署名は各地方の九条の会のメンバーの独自な取り組みで・・それを全国集約したりはしない。

九条を護るということに力点を置きたいから、あとは各会自由な取り組みを!ということなんだよね。

井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子このメンツに(お二人いなくなっちゃったけど)九条以外の憲法を語っていただいたら、たぶん天皇制問題とかでもめそうな気がするもの・・・

もう5年・・・・早いな。きっとあと5年もあっという間に来てしまう。そのころ、どんな日本になっているのかなあ・・・そのころお玉は何してるのかなあ・・・・・

 

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9条は日本人にはもったいない

やっとこさ、暇な時間も持てるようになってきました。ちょっとうれしい・・・

書くのが遅くなったけど、先日のKYさんご提案のコメント欄先着制には大受けしちゃった・・ いや~~今後前向きに検討しようかなあ・・でもそれも難しいよねえ・・

話してほしい方向にうまく記事を書けてないせいだけれど・というかこの
記事は小沢辞任の話だし~~~・とりあえず、伊勢崎賢治さんのお話でもまた取り上げてみようかな・ ・・

↓ KYさんのおっしゃってること・・わかるような気がします。

自らは非暴力を貫いたガンジーでさえ、国民をそのようなものにすることはできずに凶弾に倒れています。

ごく一部の選ばれた英雄にしか、非暴力不服従の完遂はできないのではないか、そう思うのです。

そんなふうには選ばれていない、できるなら自衛隊に遠くで戦って処理してもらいたいと思ってしまう弱い人々に護憲平和派から何が提供できるのか、それが平和運動が成功できるかどうかの鍵ではないか、そう思います。

あのね、伊勢崎賢治さんがね、マガジン9条にこんなこと書いてるの知ってる?

もはや護憲派は「敗北宣言」をするべきでは?

 私は、立場上、9条護憲の皆さんの集まりから講演を頼まれることが多いのですが、たびたび面食らう場面があります。アフガニスタンやアフリカの紛争のこと、国連の平和維持軍の活動を説明した後、日本の平和貢献に話が及びます。すると、突然怒り出す人がいるのです。私は、「平和貢献には軍を出す以外に色々な方法があり、平和憲法をもっている日本は敢えて自衛隊を出さないことでそのイメージを更に強化し、他国にはできない貢献ができる」という意見なのですが、そういう人は、自衛隊を出す出さないを議論しなければならないような面倒な国とは付き合うな! つまり、アフガニスタンみたいな国と付き合うから日本は自衛隊を出さなければならなくなるし、自衛隊の存在価値を高めてしまう、ということらしいのです。

 自衛隊の海外派遣の必要なしという点では、私と同じですが、目的意識は180度違います。護憲派は、これまでカンボジアなど国連平和維持活動「世界益」の派遣にもちゃんと強く反対の声を表明してきました。しかし、小泉さんが現れて、アフガニスタンとイラクの対テロ戦争というあやふやな「世界益」への派遣になったのですが、その声は逆に小さくなっていきました。そして、今回のソマリア沖派遣、もろ「国益」です。戦後最大の違憲派兵に対して、反対意見は最小。「自分の国さえ良ければ」という「一国平和主義」に護憲派自身が陥ってしまっているのではないでしょうか。

 私は護憲派として「敗北宣言」をしようと考えています。つまり、9条は日本人にもったいない。ただそれだけのことだったのだと。

これと同じことを朝日新聞に大きく載せたんです。お玉やリアルなお玉の仲間たちは結構ソマリアの自衛隊派兵には反対していたけれど、最小意見だったのね・・・・

週末・・実は伊勢崎賢治さんの講演会があってね・・お玉も行くんだけれど、良かったら保守、右派、改憲派な方々もいかが?

芦屋「九条の会」4周年記念のつどい
  伊勢崎賢治さんの講演ほか

日 時/2009年 5月16日(土) 13:30~
      <開場13:00  開演13:30>
会 場/芦屋市上宮川文化センター ホール

講演会の題名は「武力を伴わない国際貢献」ってなってるけどさ・・・・申し訳ないけれど…十中八九!!「9条は日本人にはもったいない」というお話かなとお玉は思ってます…詳しいことは講演会が終わったらまた書きますね。

otama読んでくれてありがと。一応平和護憲ブログなんですけれど…・もしか誤解があったらごめんなさい。読んだ上にポチをくださる皆様、本当にありがと・・

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ノーベル物理学賞の益川教授に励まされ・・
実はつい昨日のこと・・友人に益川先生のことを紹介するのに、「ノーベル平和賞」の益川先生・・・と言ってしまった・・ちゃうがな、物理学賞だった… 益川先生のお話ならばぜひ聞きたいと言ってくださる方がお玉の周りにはとっても多くて・ぜひいつか神戸に呼びたい方です・・

朝日新聞より・・
益川教授「改憲は自由に兵器使うため」 9条に思い

ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都産業大教授(69)が8日、東京都千代田区の明治大で講演した。自身も呼びかけ人をつとめる「九条科学者の会」の発足4周年記念の一環。ユーモアを交えながら平和への思いを語った。

 益川教授は「改憲派は、なぜ憲法を変えたがるのか」という問いを何度も投げかけた。「ぼくは物理屋。因果律で考える癖がある。『なぜ』と。彼らは条文に不備があるからと言っているが、解釈改憲で自衛隊がソマリアまで行く時代。条文不備のせいじゃない。9条があったのでは出来ないことをやりたいからに違いない。つまり自由に兵器を使うということです」

 幼いころ名古屋で空襲に遭った経験を振り返った。名古屋大の先輩の被爆体験を話しながら、感極まって声を詰まらせた。「私は、子にも孫にもあんな思いはさせたくない。国家が国家の名のもとに始める戦争は嫌です。好きな人はやってください……あ、いや、それも困る」。ひょうひょうとした口ぶりに、床まで人で埋まった会場は、何度も笑いに包まれた。

 講演は約1時間。戦争は突然起きるわけではないと訴えた益川教授は「最終的には理性の問題です。一つのかけらを見た時に、人間としてそこから何を想像できるか。鋭い目を持てば戦争の予兆は見える。その時、反応しなければならない」と締めくくった

 こういう方が九条の会にいてくださるのが心強いな。きっとお玉にはわからぬほど頭のいい方なんだろうけれど・・論を振りかざさない穏やかに平和を語る雰囲気がお玉は大好き。

otamaいつもいつも、お玉を応援してくれてありがとう!!そしてポチしてくれて、ありがとう! ↓お読み頂けましたら、どうかポチッとお願いします。

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プロフィール
Author:お玉おばさん
お玉なブログを展開する、とんでも博愛主義者。愛は海より広くそして深くありたい!と願っていたが、叶わないときは暴れる傾向にあり。昨年某国営放送局のやくざな討論番組に出たせいで、年恰好がバレちゃって・・・・・・ま、お玉に会ってみたいと思ってくださる読者の方は、お玉がいろいろな形でかかわるイベント、コンサートの会場へGO!

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基本的に愛が感じられないコメントはダメ、 (臨時追記)人が知恵熱だといってるのにばんばん記事違いなコメントをこれでもかと送ってくる愛のないものは、完璧にお玉基準的アウト。お玉基準がわからない人は、文句があればよそで愚痴いってOK !基準に対しての文句は受け付けません~~~ここはお玉のテリトリーだもん。なのでよろしく。/p>

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連投コメント は表に出ません。

でも、お玉が愛を感じたら記事違い、長文、連投、暴言でも表に出すことはある・・ようは、愛です・・愛!また、TBも同じような基準で判断させて頂きます

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