とっても忙しいのですが、ブログを書くのがやめられない・・・お玉はブログ中毒でしょうか・・・
東京新聞より
イラク空自年内撤収 政府決定 自衛隊活動終了へ
政府は十一日、イラク復興支援特別措置法に基づき、イラクに派遣している航空自衛隊を、年内をめどに撤収させることを決定、高村正彦外相らが発表した。二〇〇六年の陸上自衛隊の撤収後も継続してきた空自の活動が終われば、〇四年に始まった自衛隊のイラクでの活動は完全に終了する。
高村氏は撤収の理由を記者団に「イラク国内の状況が改善しつつあり、イラク特措法の目的を達成しつつあると認識した」と説明するとともに、空自が参加する多国籍軍の駐留の根拠である国連安保理決議が、年末に期限切れになることも指摘した。
国連決議が失効すると、活動継続にはイラク政府と新たな地位協定を個別に締結することが必要となる。だが、衆院解散が迫って政治情勢が不透明な中、協定締結のめどは立たない。
加えて、名古屋高裁が四月、空自活動に違憲判断を下したことやブッシュ米政権が駐留米軍を八千人削減する方針を打ち出したことも、撤収へ政府を後押ししたとみられる。
イラクでは、空自のC130輸送機三機がクウェートを拠点にバグダッドへ、国連と多国籍軍の兵員、物資を輸送。九月十日現在で輸送回数は計七百六十八回、輸送物資量は計約六百四十トンに上る。
そう、航空自衛隊が運んだものは「兵士」でした・・これは陸上自衛隊のサマワ撤退を期にアメリカから要請されていた。C130機っていうのはね、アメリカが開発した空挺隊員輸送用の飛行機なんだって。 これで週に4~5回、空自はアリ・アルサレム空港からバグダット空港へ多国籍軍を運んだ・・・・
アメリカ軍はこの輸送時期と重なる平成18年8月ころバグダットにおける掃討作戦を強化・・・・多くの民間人を死傷させている。
へへ・・お玉くわしいでしょ。でも、今書いたことは4月17日イラク派兵違憲判決文の中に書かれているのです。
タイムリーです
きのう、九条の心ネットワークと弁護士の会の共催で「イラク訴訟弁護団の川口創さんをお呼びして緊急学習会を行ないました・・4月17日のイラク派兵違憲判決と判決文について説明を受けたのですが、とても為になる、そして元気をもらえた学習会でした・・・
この判決の前提になる情報は日本で十分手に入る(新聞等マスコミ報道)ソースだったこと・・をふまえ、私たちにマスコミは情報をキチンと伝えない・・というマスコミ批判ばかりするのではなく、私たちが常に関心を持って事実と向き合うようにして行かねば・・という話をお聞きして、少し、反省しました。
この弁護団には3000人の支持者(コメでノリコさんがおっしゃるとおり、原告となった人が全国から3200人が正解です)がいましたが、自衛隊がらみの訴訟でありながら所謂「九条を護りたい」という観点ではなく、「今現在イラクで殺されているこども達を助けたくて」弁護団に加わった方が大勢いたそうです。
この判決が画期的だったのは、日本が戦争をしているという実態を暴いたこと。判決文を読むとイラク戦争の様子が非常に克明にわかりやすく書かれており、裁判所はイラクは泥沼化した戦争状態と認定し、バグダッドは戦闘地域と認定しています。
その上で航空自衛隊が行なっている活動は武力の行使すなわち実質的な戦争をしているとして、憲法9条第1項に違反すると認定しました・・・第1項違反てな判決はもちろんはじめてです・・憲法には戦争をしてはいけないと書いてあるのに、今、実質日本は戦争に参加している・・・・とういうコトを裁判所が認めた。すごいです。
賠償金請求は認められなかったので、裁判には負けているのですが、その判断の中で、国の行為を違憲としている・・・・一応勝訴な国は上告出来ない。
判決直後は「そんなの関係ない」とお馬鹿な発言をした航空幕僚長もいたけど、実際にはこの判決がボディーブローのように国会での議論できいてきていたようです。
この話もうチット続けようかな・・・
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