ちょっとお花畑な平和な話を書くとうれしそうに突っ込んでこられる人が未だにいらっしゃいますけれど・・・わるいが、そういうのは認めないので・・と前置きをしたうえで・・・ちょっと平和なお話を~~(なんで平和を語るのに、こんな前置きを入れにゃならんのだろうねえ・・)
今朝の朝日新聞に「憲法九条京都の会」が発足すると載っていました・・やったね。マスコミへの話題としてもいいし、古都京都にこだわって独自に作った会って言うところがとってもうれしいです。お玉発足のつどい行きたいなあ・・・でも、仕事はいってるんだよねえ・・・・どなたか、参加される方、ぜひ報告してくださいね。
朝日新聞より・
作家の瀬戸内寂聴さん、哲学者の鶴見俊輔さん、梅原猛さんら京都に住む著名人が中心になって「憲法9条京都の会」を結成する。発足のつどいが29日午後2時、京都市下京区の京都産業会館である。鶴見さんが憲法9条に寄せる思いを講演。瀬戸内さん、鶴見さんと、安斎育郎・立命館大教授が憲法をめぐって討論する。無料。
呼びかけ人には、ほかに大蔵流狂言師の茂山千之丞さん、臨済宗相国寺派管長の有馬頼底さんらが名を連ねた。来年5月までに1万人の賛同を募る。問い合わせは準備会事務局の小笠原伸児弁護士(075・256・1881)へ。(佐藤達弥)
で、2005年の秋にお玉はこんな本を紹介してます・・
出版社は「かもがわ」さんです~
![]() | 千年の京から「憲法九条」―私たちの生きてきた時代 (2005/04) 瀬戸内 寂聴鶴見 俊輔 商品詳細を見る |
九条の会の呼びかけ人のお一人、鶴見俊輔さんと瀬戸内寂聴さんの対談集です。うう・・感動するほどわかりやすいんですよ~~会話の中で出てくるむずかしい言葉や人物をすべて欄外で説明してあって、難解な言葉でつまずいて立ち止まることなく読み進められるんです。
この中でお玉が面白いと思ったのは、「日本語の偉大さに目を向けて、憲法九条の問題も「万葉集」のなかにある、防人がふるさとや家族を思う感情までさかのぼってとらえるべき」と言う鶴見さんのご意見。「日本の千年の伝統、民衆の作った伝統から考えないといけない」そのあと寂聴さんが「人を殺してもいいとか、戦争をしてもいいとか、一般の民衆の価値にはない、憲法九条はアメリカからもらったモノかもしれないけど、都合がいいんだから、捨てることはない」・・・「女は夫や恋人、子供を戦争にやりたくない、普通の女は愛する者を戦場に送るなんて誰も賛成しない」・・・と続いていきます。このあたり、きれい事、かつ非常にお玉的で好き。
日野原重明さんもそうですが、寂聴さんも実際にお会いして講演を聞いてみると、そのオーラとパワーに圧倒されます。全く衰えぬお話のうまさ、お元気さ、お玉もああいう80代を迎えたい・・・・
平和主義者で憲法九条を守る事をずっと言い続けている寂聴さん・・ですが、実は九条の会には入ってません。理由は色々あるようですが、彼女は外からの活動を通してこれからも応援して行くのだそうです。ここらあたりもお玉的には共感できるモノありです。
これ以上日本が滅び行くようならば、国会前で座り込みやって、死んじゃえたらいいなってお話が最後に出てきます。名のある人が死ぬほど効果があるからやってみたいんだそうな。他の方が言ったらうそっぽいけど、寂聴さんならやるかも・・(^^;)
すごい、お花畑な平和を全開!(^_^;)・・いいえ、後付けでいろんな知識を入れたけれど、基本の部分はやはりこういう文学的な憲法を大事にしたいなあ・・という素朴さがお玉は大好きです。
瀬戸内寂聴さんの国会前座り込み・・なんだか、がぜん本気を見せてるように思います・・作家仲間だった石原慎太郎と共著を出したりもする寂聴さん・それだけにこの会の発足には大きな意味を感じます。
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