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戦争ってどうしておこるの?2

戦争が好きな人なんて本当はいないはず・・好戦的だとか攻撃的だとか・・・そういうことではなく、人を傷つけること殺すこと、そして自分が殺されてしまうことが好きな人なんて本当はいないはず・・・・

タマちゃん「おばさん、じゃあなんで、戦争って起きちゃうの?みんな戦争ってきらいなんでしょう??なのにどうして、どういう時に戦争って起きちゃうのかな?戦争をする時の大人の人の気持ってどんな風なんだろう??」

お玉「そうだよね・・戦争したらダメですよっていう大人は沢山いるけれど、でも昔からず~~っと、世界中のどこかで戦争は起ってる・・紛争っていう名の戦争も起ってる・・・」

タマちゃん「どういうお気持ちで戦争って起しちゃうんだろうね・・」

お玉「むずかしいよね。例えばタマちゃんはお友達が持っている、とびきりすてきな世界に1つしかないお人形をどうしても欲しくなったらどうするかな?」

タマちゃん「う~~ん、世界に一個しかないんだったら、がまんする」

お玉「そうだよね、おばさんもそうする・・・では家に食べる物がなくて・・・でもお友達の家にはいっぱいの食べ物があってね・・・・どうしてもどうしてもひもじくて、死んでしまいそうで・・そんなときどうする?」

タマちゃん「お友達にお願いして食べ物を分けてもらう」

お玉「もしも・・どんなにお願いしても、分けてくれなかったら?」

タマちゃん「う~~ん・・・・」

お玉「むずかしいね・・・・・じゃあほかの話ね・・・例えばある場所(A国)の人がお隣の場所、B国の方がなんだか日当たりがよくて、いろんな植物が生えていて、すてきだな~~って思ってね。それでA国には、なんでだか食べる物が全然育たないのね・・みんなお腹を減らして、死んでいく人までいるの・・・・

 でもその代わり、A国にはとっても喧嘩の強い勇ましい人がいてね。ある時B国にあそびにいったついでに、その人は「A国のために食べ物を分けてくれ」ってお願いするんだけれど・・・・A国 の人のために分けちゃうと、今度はB国の人の分が足りなくなってみんながお腹がすいてしまうの・・・・だからB国の人は「嫌だ」って答えたのね・・・それでA国のその強い人がB国で暴れて、脅かして、そうしてA国のみんなでB国に居座っちゃうの・・・・それでね・・・そのせいでそこにいられなくなっちゃったB国の人は、国を出て行ってしまうのね・・・」

タマちゃん「それって戦争なの?なんでB国の人は食べ物を分けて上げないの?どうしてA国の人は暴れないで、もっとお願いしてみなかったの??」

お玉「おばさんもそう思うけれどね・・ヒョッとしたら、もっと時間をかけてねばり強くお願いしたら、B国の人は食物を分けてくれたかもしれないし・・・もっとほかの国に助けを求めることも出来たかも知れないよね・・・」

タマちゃん「うん、もっといろんな人にたすけてって言えばいいのにね」

お玉「それとね、この追い出されたB国の人は、それから何十年何百年たっても、昔のA国の理不尽さを覚えていて、仕返しに来るかも知れないよね・・・・・その時はA国はそんな昔のこと、忘れ去ってしまっていて、自分たちは何も悪いコトしていないのに、どうして攻められねばならないの??って思うかも知れない。こうなってくると一体誰が本当に悪いのかなんてわかんなくなっちゃうでしょう?」

タマちゃん「お玉おばさん、そのお話はわからなくもないけれど、でも戦争をするのはいけないことなんでしょう?どうしたら戦争っておこらなくなるの?」

####コメント欄へ書こうと思ってくださる方々へ・・

どうして戦争はおこるのでしょうか・・そしてどうしたら戦争っておこらなくなるのでしょうか・・・持論展開ではなく、そして、単なるお花畑ではなく・・・小学4年生、タマちゃんにわかるように書いてくださいね。などと、お玉自身がご覧のような稚拙な説明しかできなかったのに、みんなに聞くのもどうかとは思うけどさ・・・・

目線は小学校4年の子にわかるように。

けっして怖いお兄さん、おじさんが難しい言葉を使って長文を書いたりなさいませんように・・・(それならもっと違う設定でこの話書くんだから)

追記(12月10日)

超左翼おじさんがタマちゃんのことを取上げてくれてる・・こちらもよろしく・・

戦争の原因・1(タマちゃんへ)

 

otamaいつもいつも、お玉を応援してくれてありがとう!!そしてポチしてくれて、ありがとう! ↓お読み頂けましたら、どうかポチッとお願いします。

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何かのバランスが崩れたときにも戦争は起こりますよね
例えば「イラン・イラク戦争」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%88%A6%E4%BA%89

基本的には国境紛争なんだけども(宗教対立もあるか)、イランの軍事を支えていたアメリカがイラン革命によって追い出された結果、イランの防衛能力が弱まったと見たサダム・フセインが攻撃を始めたことによって起こった戦争です。

その結果は、100万人にも及ぶ被害者と膨大な経済的損失。そして、やっと終わったかと思ったら、イラクがクウェートからの借金をチャラにしようとして始めた湾岸戦争、そしてイラク戦争と続きました。

もし、イランの軍事力が革命前と同程度であれば、イラク戦争までの流れはまったく違っていたものになっていたかもしれません。

そういえば、冷戦を続けていたアメリカとソ連がイラクを支援し、イスラエルと反イスラエルであるシリアがイランを支援するというイラン・イラク戦争の構図は興味深いものがあります。どうしてそうなったのかを考えてみるのも良いかもしれませんね。


心的要因
お玉さん、こんばんは。

ちょろっと考えてみたのですが、私個人的には、誰しもが抱く「恐怖心」でしょうか。

この心的要因が、意外に大きく作用しているんじゃないかな、と思っています。

>「無限に食料が出る壺」があれば、無限のエネルギーが確保されたら、当面は地球上の争いはなくなるでしょうね。

たしかに食糧問題が解決すれば、ある程度は紛争が減るとは思いますが、戦争自体は無くなるとは思えません。

例えばエルサレムの帰属問題。
土地は増えませんし、引っ越せません。宗教が絡むと、損得の問題じゃなくなってしまう。

争いの種というのは、我々が想像しているよりはるかに多いのではないでしょうか。

この問題を考える際、日本人の判断基準を以って、「われわれがこう思うのだから、きっと外国もそうだろう」と考えるのは、早計だと思いますし、気をつけなければならない点だと思います。(まあ、外国が絡む場合はどんな場合でも気を付けねばならない事だと思いますが。ただ、それができていない人が意外に多いような気がするんですよね。)

こうした勘違い・思い込みも、争いの原因になったりしているのではないでしょうか。


決める人が別のひとだから
タマちゃんへ。
じつは、みんな自分の責任で人を殺すということを嫌がっている、それは間違いないんだ。だから、決めた本人が戦場に行くという取り決めが仮にあったら、たぶん戦争は起きないだろうね。
一方で、じゃなぜ戦場にいる兵隊サンたちが人を殺せるか、といったら、上官……つまり「自分以外の誰か」が、殺すと判断してくれるから。自分が殺したと責任を感じずに済むから、ある意味気楽なわけ。
(その現場では、だけど。後に良心が咎める、といって罪の意識を持つ人がすごく多いのも事実……そのことも忘れないでね)

もう一つは、選挙に出られる人と実際に兵隊に行かなければならない人とに、年齢差がある、という理由もあるんだ。
選挙で投票できる人は、20歳以上、国会議員さんになるには、立候補するだけで、25歳とか30歳以上になっていないといけない。けれど、兵役に行くのは、18歳くらいからせいぜい25歳くらいまで(徴兵制の場合)。
だから「自分たちは兵隊に行きたくない」と20歳前後の人の大半が思っても、それを意思表示することできない、という現実もあるんだ。

……この論理は、よく森村誠一さんが中国侵略の始まった理由として説明に使っていましたね。


原因もいろいろ対策もいろいろ
タマちゃん 「紛争に至る原因っていろいろあるんだね~」

ひろと  「そうだね。しかも、原因がひとつとは限らないしね。様々な要因が複雑に絡み合って構成されていく場合もあるし。」

タマちゃん 「構成されていく?」

ひろと  「そう。例えばコンゴ紛争の場合当時の大統領が地下資源を私物化したものだから、政府軍と反政府軍で争いが起きたんだ。そしてその地下資源を狙って政府軍をアンゴラ、ナミビア、ジンバブエが支援し、反政府軍をルワンダとウガンダが支援した。結局、六つの国の兵士が殺しあうことになったんだ。紛争に勝つためには銃がいる。銃を買うためにはお金がいる。地下資源を巡る争いは激化し、お金は軍事に注がれる。経済はより悪化し、人々は生きるために銃を持つ。食べ物はなくても銃がなくなることはない。次から次へと紛争地に送る人々がいる。結果4年間で330万人が死亡したと言われている。」

タマちゃん 「人の欲だったり、生きるためだったり、簡単に銃が手に入る環境だったりいろいろなんだね。」

ひろと   「そう、だからその対応もいろいろである必要があると思うんだ。どうすればいいと思う?」

タマちゃん 「まずその大統領って人が独り占めするからいけないんだよ」

ひろと  「そうだね。だからコンゴも停戦後、大統領と議会を国民が選べるようにしたんだ。そしておそらく地下資源を私物化できないようにお金について国会がチェック出来るようにしたはずだよ。一言で言えば民主化だね。他には?」

タマちゃん 「銃を買えないようにする~」

ひろと  「そうだね。そのために反政府勢力からはダイヤモンドを買わないとする国際的な仕組みがつくられたんだ。(キンバリ―・プロセス)またアフリカにおける銃の流通そのものを禁止すべきだとの意見ももちろんあるんだよ。」

 ※コンゴ紛争については
      「平和・人権・NGOp215~」「ピースメーカーp27~」
 ※天然資源が内戦のリスク要因となっていることからこれへの対策について論じらているものとして
      「500憶ドルでできることp75~」


Chic Stone 様
>「戦争の原因が資源だというなら、なぜ軍事費は最低限の防衛にとどめ核融合研究に向けない?」

答えは簡単です。核融合の成果はまだかなり遠い未来のものですが、軍隊の成果は今現在得られるものだからです。核融合に投資しすぎて隣国に攻め滅ぼされましたなんて・・・ねぇ。


>戦わなければ満足できない部分が人間の一番深くにあるなら

なら戦うべきでしょう。どこまでが戦争でしか満足されないもので、どこからがそうでないのかが明確に分かれば、戦争もまた一つのスポーツとして成立するのではないでしょうか?


タマちゃんへ
ちょっと難しかったのでタマちゃん向けに
勝手にキャラ出すけどお許し下さい

ねえタマちゃん、分けてあげられるものなら分けてあげれば
その場の争いは無くなるかもしれないね。
でも世の中には分けてあげられないものもあるんだ。
「誰かに言う事聞かせられる権利」とかあるけどわかり易く例えると
タマちゃんはお隣のケンタ君が好きだよね
でも向こう隣りのミヨちゃんもケンタ君が好きなんだ。
ここでタマちゃんがミヨちゃんにケンタ君をあげてしまえば
タマちゃんはミヨちゃんと喧嘩せずにすむよ。
「喧嘩しないのが正しい」ならタマちゃんはケンタくんをミヨちゃんに
あげてしまえばいい。
それでいいの?
それがいいの?
ミヨちゃんが「ケンタ君くれたんだからお人形のジョセフィーヌもちょうだい」
と言ってきたらどうする?
そんな事を続けてたらそのうちミヨちゃんは
「タマちゃんはわたしが欲しい物をすべてわたしにあげるのが正しい」
と思ってしまう。
それもまた喧嘩の原因なんだよ、タマちゃん


どうでしょうか
「無限に食料が湧き出す壷」なんてモンがあったら
人は自力で食料を作る「努力」を止めてしまうでしょうね。
そして誰かが「壷」を独り占めにしようとするでしょうね。
「誰も作らなくなった今、食料を手に入れたければ自分に従え」
結局多少ベクトルが変わるだけで争いが無くなるとは考え難いです。
壷を手にする事が権力の証となるだけです、多分。


「無限に食料が出る壺」があれば、無限のエネルギーが確保されたら、当面は地球上の争いはなくなるでしょうね。
その代わり人口が増大し、地球は満杯になります。 そこで人類は宇宙へ進出するでしょう。
宇宙に出たら出たで、コロニーが独立し、限られた資源を奪い合って「ジオン公国」が戦争を起こすかもしれない。
外宇宙へ無限の進出を可能にするテクノロジーが発明されれば、また当面争いは先延ばし。 「足るを知る」哲学が普遍的なものとなるまでは、その繰り返しじゃないでしょうか?


足りないから?
では「無限に食料が出る壺」があれば戦争はなくなるでしょうか?

具体的には核融合炉と「スタートレック」のレプリケイター、海水で育つ遺伝子改良稲、宇宙エレベーターなどができたら?
ここで出る疑問が、「戦争の原因が資源だというなら、なぜ軍事費は最低限の防衛にとどめ核融合研究に向けない?」です。

もし食料がいくらでもあってもなくならないかもしれません。
人間は「群れ」、「権力を求める」生き物です…水や食べ物が欲しいと思うのと同じように。

さてどうなるでしょう?
もし「食料が無限に出る壺」があっても戦争がなくならないなら、戦わなければ満足できない部分が人間の一番深くにあるなら…どうすればいいでしょう?


朝鮮戦争を始めたのは、金日成ですね。
攻められた韓国側は弱体だったので、米軍が韓国を助けるために参戦しました。

当時は吹田事件・枚方事件など、日本でも米軍の参戦に反対する動きが強かったけど、結果はどうでしょう?

北朝鮮では無理な核開発のため、90年代に300万人以上が餓死し、30万人以上が強制収容所で拷問・虐待の末に殺されています。
韓国が金日成に占領されていれば、数百万の韓国人が殺されたでしょう。 そうなっていればヨン様どころじゃなく、半島全土が巨大な「収容所群島」になっていたでしょう。
はて、アメリカの参戦は間違っていたのでしょうか? 「戦争が全て悪」なら、収容所で殺された人々は、黙って殺されるべきなのでしょうか?

金日成はまぎれもないスターリン主義者ですし、日本でも新左翼は「スタ官」(スターリン官僚主義者)を批判しましたが、どこかの原水爆禁止を呼びかけた団体のように、「社会主義国の核はきれいな核」だなどという迷妄から脱却できたのでしょうか?


まず基本的に
最初にお断りしておきたいことがあります。
反戦平和を志望している人にとっては、非常に理解に苦しむ文章が登場しますが、他意はありませんので誤解なさらないようにお願いします。

「戦争」とは、どんなに悲惨でどんなに悪辣であっても、結局のところ、「争いごとを解決する手段の1つ」あるいは「自己の要求を相手に飲ませる手段の1つ」でしかなく、それ以上でもそれ以下でもありません。
言い換えれば、どれだけ強大な軍事力を保有しようが、核兵器をどれだけ保有しようが、「争いごとそのものがない」「争いごとを、武力以外で完全解決する手段がある」「自己の要求を飲ませるのに、武力を行使すれば不利になる」というものがあれば、戦争は起こらないということになります。

『何が争いごとになるのか』、『その争いごとはなぜ発生するのか』、『武力によらずして解決する方法はないものか』、これらが必ず課題として出てきます。

自己の欲望から生まれる戦争ならば、お玉さんが現在認識している方法での「予防」や「解決」を探ることは容易だと私は思います。
しかし、「生きるか死ぬか」という切羽詰まった状態では、望むと望まざるとを問わず、戦争という手段に訴えざるを得ない場面に遭遇することもあります。「戦争はダメだ」「戦争は悲惨だ」「戦争は悲劇だ」という心情的な訴えで止められるかどうかといえば、「それはわかっているけど・・・」ということも十分ありうる。ゆえに、これはものすごく難しい話となります。

そして、「軍隊がなければ戦争は起こらない」という考えは危険です。

まず、確かに軍隊がなければ戦争は起こらないでしょう。しかし、他国から攻撃を受けたとき、侵略者から思うままに蹂躙され、とんでもない悲劇を招くことがあります。
国連などに助けを求めても、国連が実際に動くまでのタイムラグが発生しますから、その「空白」においては、当然悲劇が発生します。
なので、「軍隊がなければ・・・」というのは、「戦争が起こらない」だけであって「問題が解決する」わけでもなければ、「不安と覚悟を常に抱く」ということで、決して好ましい話ではありません。

次に、「軍事力ってそもそも何?」という問題があります。
大量破壊兵器や軍艦、戦闘機、戦車などがなくても、騎馬隊や弓矢で武装した集団も「軍事力」となりますし、プロレスラーを1万人雇用して「腕力が超人的な攻撃部隊」も軍事力となります。警察の装備も外国に対して使用すれば「軍事力」となります。もちろん、攻撃相手の軍事力より劣れば、戦いに勝つことはありませんが、軍事力かどうかという判断に、他国よりも優位か劣位かは関係ありません。

従って、直接軍事力に言及しても、それが戦争の防止にはつながるわけではない、ということです。

つまり、「反戦平和」を訴えるときは、「争いの原因となっているもの」「争いを、ともに最大限納得しうるように解決すること」を探っていき、争いそのものを未然に防いだり、早期に穏便に解決できるようにしていくことを述べることが大切なんだろうと、私は思います。


戦争って
外交手段の一つだからね

個人レベルで言えばケンカが世の中から消えないように戦争も消えることは無いでしょう

もちろん自分個人もケンカも消えればいいと思うし世界中の人間がそう思っているでしょう

なので段階を踏んで『戦争でも核や大量破壊兵器は止めよう』などの一定のルールを作ろうとしています

それを平気で破れる神経を持つ国がアメリカであり中国であり、韓国何ですけどね


天木さんの今日のブログ読みましたか。
勿論、タマちゃんには、まだ難しいかもしれないけど、漢字飛ばして読んでみてください。

【2008年12月10日 シンポジウムという名の世論誘導
http://www.amakiblog.com/archives/2008/12/10/#001285】。

この中に出てくる元外務官僚岡本行夫のような『食い詰めた金の亡者』が、権力の手先となって、事情を良く知らない人々を戦争へと誘導して行くのです。


デビル塾長はかくかたりき
翌日、タマちゃんは近所の寺子屋、「デビル学院」の職員室にやってきた。

別名悪魔超人とよばれるデビル塾長は、内職(ライトノベル執筆)の手を休めて、タマちゃんの話をひととおり聞き、ちょっと考え込んだ後、おもむろに口を開いた。

デビル「お玉さんの言っていることは、結構当てはまっているかな。だけどちょっと足りないかも。お玉さんにシンペイおじさんの言っていることを混ぜた方が、よりよいかもね」

タマちゃん「シンペイおじさんがいっている、『自分は正しい』というのがちょっとわからない。人を殺したりすることが『正しくない』というのはわかるけど、『自分は正しい』というひとが他の人をやっつけたりするなんて…」

デビル「そうだねえ。じゃあちょっと質問をするけど、ドラえもんに出てくるジャイアンって、よい人? それとも悪い人?」

タマちゃん「ええっ、わるいひとっていわれても…。時々いけないことをするひとかなぁ?」

デビル「そうだね、先生もそう思う。それにのび太だって、のび太なりに悪いことをすることだってある。だけどね、タマちゃんも先生もそうやって冷静に云えるのは、僕らがドラえもんの世界にいる人々のことを、とてもよくわかっているからなんだ」

タマちゃん「うんうん」

デビル「そしてのび太はジャイアンを僕たちみたいにわかってしまうことが出来ないし、また、のび太自身が今悪いことをしているということを理解することもなくて、オチで酷い目にあったりする話があるでしょ?」

タマちゃん「そーだねー」

デビル「だけどもしのび太が、『悪いのはすべてジャイアンの所為だ、今悪いことが起きるのはジャイアンがいるからなんだ!』と思っていたら、どう?」

タマちゃん「ええっ! それだったらなんかのび太のほうがイヤな子みたい…」

デビル「そうだね。だけどこれは実際ありえる話なんだ。というよりこれこそが戦争の原因ともいえるんだ」

タマちゃん「……」

デビル「イヤなのび太がどうしてそう考えるのか。答えを簡単に言えば『ラク(楽)だから』」

タマちゃん「ラクって?」

デビル「例えば逆に、『先入観や自らの考えに固執せず、肉体的にも、精神的にも、お互いのことをわかりあい、受け入れることができる』。
これを簡単に言ってしまうと、他の誰かがジャイアントみたいな人の悪口をいっていても、『悪口を鵜呑みにして、自分勝手にジャイアンを悪いと思っちゃダメだ!』と考える、または、『自分も悪いことを、今しているんじゃないか』と常に気をつける。そしてジャイアンみたいな人とも語り合い、彼らをありのままに受け入れる。
そんなことを実際にできる人がいたら、その人ってとってもタイヘンだと思わない?」

タマちゃん「そーだねー。でもステキかも」

デビル「だけどそのステキなことをし続けるということは、自分が考えていることや自分自身に疑いを持っていたりして、常に『私は本当に正しいことしているのだろうか?』と悩み続けなくてはならない。それは不安な気持ちと隣りあわせとなる生き方をすることなんだ。
そして大半の人間はラクしたいと考える」

タマちゃん「……」

デビル「ジャイアンの話に戻すと、”イヤなのび太”は『ジャイアンがすべて悪い!』と思い込み、そしてそれを叱るドラえもんがいなくて、ただ四次元ポケットだけが手元にあるとき、『秘密どうぐ』をつかってジャイアンを徹底的にこらしめようとする。
この考え方が、”イヤなのび太”にとって一番『ラク』なんだ。
そしてこの状態こそが、シンペイおじさんが言っていた『自分が正しいと思う』状態というんだ。」

タマちゃん「……」

デビル「『自分が正しい』からこそ、『誰々が悪い』と言い切ることが出来る。
自分が『もしかしたらよくわかっていないかもしれない、ひょっとしたら間違っているかもしれない』という自分自身への疑いの気持ちが無くなる。
それに『正しい』ことをして、『悪い奴』が自分の言いなりになればもっと気持ちがいい。
自分が正しく、相手が悪いということがはっきりするからね。そしてその状態が続く限り、自分は正しくて相手より優れているんだとずっと思っていられる」

タマちゃん「……」

デビル「さらにその『ラク』な状態を子孫代々に渡り続けたい。そして野比のび太の息子や孫も同じように『自分が正しい』と思い続け、ジャイアンの子孫である豪田家の人々に対して野比家の思い通りにさせる『秘密どうぐ』を使い続けようとする。ドラえもんが叱りつけて『秘密どうぐ』を取り上げない限りね」

タマちゃん「……(ちょっと泣きそう)」

デビル「”イヤなのび太”をドラえもんが叱りつけることが無く、逆にジャイアンが『秘密どうぐ』を手に入れてしまったら最悪だ。
互いに相手を悪い奴だと決めつけ、わかりあえない野比・豪田の両家は、『秘密どうぐ』のジャンボガンや熱線銃や地球はかいばくだん(註:本当に原作準拠であります「ねずみとばくだん」・てんとう虫コミックス7巻に収録)までもちだして、それらを片手ににらみ合いを続け、時にはそれらを使う。
こういう流れが、戦争が起こる流れであり、お互いが『秘密どうぐ』を使いあったときが戦争だといえる」

タマちゃん「(涙目になりながら)でもでも、それっておかしいよ。それに、たとえドラえもんがいなくても出来杉くんやしずかちゃんが『そんなのおかしい』っていって止めるはずだよ」

デビル「たしかにね。のび太とジャイアンとのいざこざならば、しずかちゃんが『おかしい』といって叱ればそれは止まるだろうね。
でもそれは一人と一人とのいざこざだから。
これが人数がどんどんと多くなるにつれて、だんだんと収まりづらくなっていくんだ」

タマちゃん「なんで!」

デビル「僕たちは日本語を使うよね。それはかつての日本人の祖先がお互いに助け合って生きていこうとして集まり、お互いを分かり合い易くしようとしたために言葉をおんなじにしたんだ。
その一つが日本語であり、そのほかに韓国語や中国語というものもある。
そしてその言葉をつかう人々の集まりを民族、例えば漢民族とか朝鮮民族という多くの人の集まりになり、それぞれ○○民族と区切られていく」

タマちゃん「……」

デビル「民族という区切りは別に言葉だけじゃなく、しきたりや信じている神様の違いによっても区切られたりする」

タマちゃん「……」

デビル「問題はその民族が、他の民族を『悪い民族だ』と決め付けたときにおこる。
お玉さんが言ったように、戦争は自分たちの民族が食べ物に困り、他の民族の物を奪おうとしたときにも起こる。
他にも、悪いしきたりを持っているとか、悪い神様を信じているとか、神様の大切な場所を悪い民族が支配しているとかいった理由で戦争が起きたりもする。そしてこういうモノではなく考え方の違いが原因で起きた戦争は、単にモノの奪い合いのときよりもより酷いことが起きる。
時代が進むにつれて、民族という区切りではなく、民族が幾つかが集まって国を作り出すのだけど、その国同士の戦争はさらに多くの人が亡くなることになる。
ただ、いまはもっぱら神様ではなく、お玉さんが言うように『お前達はかつて悪いことをしたんだ』とか、『お前達は悪い政治をしている』という理由で起こったり、国ではなく昔のようにある一つの国の中で民族と民族とが争うようになったけど、根っこは今も昔と変わらない。
今も昔も、『自分たちは正しく、自分たちは優れている』という勝手な思いこみの結果に戦争が起こる。
ただし、日本人とドイツ人の多くは『民族』とか『国家』という区切り方にかなり戸惑いがあるので、お玉さんやタマちゃんみたいに『そんな思い込みはおかしいよ!』という人が多いかもしれないけど、その他の多くの国では『そんな思い込みはおかしいよ!』という人が少ない。
だから、他の国では戦争が起こりやすく、戦争が止まりづらいんだ」

タマちゃん「じゃあ、じゃあ、どこかの国が出来杉くんやしずかちゃんみたいになって、戦争をする国を注意すれば、戦争は止まるんじゃない?」

デビル「かつて自分こそがドラえもんや出来杉くんだと思い込み、世界の国々に『正しいこと』をしようとした国、それがアメリカとソ連という国なんだよ。でも結局やっていることは、ジャイアンや“イヤなのび太”と変わらないと思っている人は世界には多い。
いずれにせよ、この二つの国は『人類の為、平和の為』といいながら、戦争を起こしたり、争いをこじらせたりしたことが多いんだ。きっと、彼ら自身も『自分たちは正しく、自分たちは優れている』という勝手な思いこみをしていたからなんだろうね。
他には国連(こくれん)という世界的な組合があって、それに参加している人たちはそんな思い込みに囚われないようにしながら平和の為に頑張っているんだけど、残念ながら彼らの力はしずかちゃんより遥かに弱い」

タマちゃん「じゃあ、『秘密どうぐ』を捨てればいいんだ。そうすれば『秘密どうぐ』を使って戦争がおこらないんじゃない?」

デビル「これも残念だが、捨てた国や民族はたしかに戦争は起こさないかもしれないけど、『自分たちは正しく、自分たちは優れている』と思い込んでいる国や民族から、『秘密どうぐを持たないジャイアン』の役割を押し付けられることもある。
また、そうならなくても、他の国が『秘密どうぐ』を持ち続ける限り、戦争は世界から無くならない」

ここまでのデビル発言を聞いて、ついに泣き出すタマちゃん。
(まずったな~)とアクマで塾長ながら、流石に良心の呵責を感じるデビル塾長。

しかし涙声ながら、タマちゃんは反論する。
タマちゃん「…、じゃあ、とってもタイヘンだとしても…、世界中の人々が“ステキなことをし続ける人“になれば、そうなるように世界中の人々が少しずつだけど頑張れるようになれば…」

デビル「ふっふっふっ、それが結局の答えなのだよ、タマ君。
『先入観や自らの考えに固執せず、肉体的にも、精神的にも、お互いのことをわかりあい、受け入れることができる』
そうなったら最後、戦争なんぞ起きっこないのだよ。
しかしまあ、人類がそのステージに立ったとき、人類はニュータイプと呼ばれ、真の意味でブッダやイエスやマホメッドや孔子や老子の弟子になったといえるかもしれないね(註:この発言があまりにも暴言なのは、アクマでデビル塾長ならではだからです)」

その言葉を聞いてやっと泣き止んだタマちゃんに、デビル塾長はこんな頼みごとをした。

デビル「今日先生が話したことをお玉さんに言ってもいいけど、多分『身も蓋もないこといって、タマちゃんを泣かしたな! おしおきだべ~!』といって、ハリセン持ったナマハゲに変身してこちらに来られても困るんで、話すついでのこのマンガと曲を見聴きしておくようにお願いするよ。
とくにこのマンガの第21話『THE MAN』というお話にある、『人類が手にした最も偉大なものは何か?』という問いに対しての回答を確認しておいたらウレシイなあ、ってデビル塾長が言っていたって伝えておいて。
宇宙に行かなくても、ニュータイプになるヒントかもしれないしね」

といって、タマちゃんにマンガとCDを渡したそうである。
めでたし、めでたし?

参考文献
・ニュータイプについて
http://hochi.yomiuri.co.jp/special/nipponjin/news/20080303-OHT1T00195.htm
・マンガについて(ネットで調べれば回答についてわかりますが、それじゃツマラナイいっす)
http://www.e-1day.jp/morning/comics/fushiginashounen/fushiginashounen_06.html
・曲について
http://jp.youtube.com/watch?v=uofG9z66LXg

相変わらずの長文投稿、申し訳ございませんでした。
しかも、マンガ・アニメ尽くしネタばかり。
麻生さんっぽいですが、こんなんでいいのでしょうか…。


残念だけど
悲しいことに「絶対に戦争をしない」と約束したことが戦争の原因になることもあるんだ。
Aという国がBという国と「お互いに絶対戦争はしない」と約束したんだ。
Bという国は安心して戦争に繋がらない事を一杯やって
戦争に繋がる事を全くしなかったんだ。
その結果Bは自分で自分を守る事すらしなくなった。
そしたらAという国は約束を破ってBという国に戦争を仕掛けたんだ。
しばらくしてCという国やDという国が間に立って
戦争は終わったけど、その時には沢山死んだ人たちはもう帰ってこなかった。
話し合いで解決するというのはとても素晴らしい事だけど、それはもう既に
沢山の人達が死んでしまった後で行われる事なんだよ。
だから「戦争を話し合いで解決する」のも大切だけど「どんな方法でもまず戦争を起こさない」のが大切なんだ。
「気に入らない方法だからこの手で戦争を防ぐのは駄目」じゃ無くてね。
その為の手段は幾つ用意してても足りないんだよ
悲しい事に国が悪い事をした時はその国が強かったら誰も叱る事が出来ないんだよ


たまちゃんへ
全ての生き物は、日夜休むことなく生き残るためにがんばって競争しています。
だからたとえば動物のばあい、体のぐあいが悪くなったり、年をとって弱くなったりしたものは生き残ることができません。

しかし人間は仲間をつくっておたがいに助け合うことで体のぐあいが悪くなったり年を取ったりしても生き残ることができるようにしました。

しかし仲間ではない人間とは助け合うことができませんでした。なぜなら仲間でない人まで助けると、限られた土地や食べ物が足りなくなるからです。

そこで仲間外れにされた人間は仲間外れにされた人間どうしで別の仲間を作って別の土地へ行きました。

しかし地球はすぐに人間でいっぱいになり、誰かが生きるためには誰か他の人たちの土地や食べ物を奪い取らなくてはいけないということになってしまいました。

奪い取られたほうは死んでしまいますから、争いはすぐに殺し合いになりました。これが戦争の始まりです。


だから戦争をなくすには、
・もともと仲間でない人も仲間と同じように扱う
・そもそも足りないものを増やす

のどちらかができればいいのです。

もともと仲間でない人を仲間として扱うと、仲間でなかった人に少しづつ分けてあげなくてはいけません。

けれども世界には貧しい国のほうがお金持ちの国よりもずっと多いので、日本のようにお金持ちの国は今よりもずっと貧乏になってしまうと言っている人もいます。餓死してしまうとまで言う人もいます。

ただ今の日本では食べ物の1/4がゴミになっていたり、太りすぎが問題になっていたり、ムダなエネルギを使っていたりしますから、そういう部分を削って本当に必要なものだけにすればそれはそれで大丈夫かもしれませんね。


そもそも足りないもの、食べ物や石油やお金を増やすやり方はどうでしょう?
こちらのやり方はもう人類が数千年も知恵を絞っているのですが、未だに十分にものを与えることができていないようです。

また逆にある何かを安くたくさん作ることができるようになると、今度はみんながそれを無駄遣いするようになってしまうという問題もあります。

むずかしいですね。

ただ一つ覚えておいてほしいのは、戦争に賛成する人が必ずしも戦争で得をする人ではないということです。
戦争で損をするにも関わらず、戦争に賛成する人はいっぱいいます。じりじりと生きていくよりも、ぱっと命を失うことを選ぶ人はいっぱいいます。今は持っていない何かを得られるのではないかと、まるで宝くじを買うかのように戦争に賛成する人はいっぱいいます。

戦争で得をする人に戦争をしないように説得するのは簡単です。損させればいいからです。
しかし戦争で損をするのに戦争に賛成している人を説得するのは容易なことではありません。彼らを説得するには、戦争に彼らが求めているものは何か、そしてそれは戦争ではないどんな手段によって得られるのか、それを示してあげなくてはなりません。

それは単純に戦争を止めるよりも難しいことかもしれません。もしかすると不可能かもしれません。そういう無理なことを願望してしまう欠陥者を抹殺するために戦争は起こるのかもしれません。

むずかしいですね。

>お玉様
長文失礼いたしました。ところどころ子供向けではない表現が残っているのはご容赦ください。

それでは


何で戦争はいけないの?
ひとつ、戦争は破壊する。
家や町、古い遺跡や美しい山河をあっという間に破壊する。もちろん貴い生命も破壊する。

ひとつ、戦争は腹がへる。
田畑が破壊され、交通機関が破壊され、店が破壊され、食べ物がなくなって、とてつもなく腹がへる。

ひとつ、戦争は人殺しを強制する。
いくら人を殺したくなくても、兵士になれば、平気で人殺しをしなければならないし、たいてい無理やり兵士にされてしまう。

ひとつ、戦争は自由を奪う。
戦争の足しになることをする自由はあっても、戦争の邪魔をする自由はまるきりなくなる。

ひとつ、戦争は病気を持ってくる。
破壊された不潔な町には伝染病がはびこり、細菌兵器や原爆による病気がはびこり、兵士たちの間には精神病がはびこり、爆弾は地球全土の水や空気を汚染して生き物を弱らせる。

ひとつ、戦争は男を威張らせる。
なんたって戦争の主役は男だから、世の中の役に立つのは男、ということになってしまって、人間としての女の価値は必ず下がる。

娘よ、こんなバカなことをしたがるのは、
1.正気じゃない、
2.戦争になれば儲かったり威張ったりできる、
3.そういう連中にだまされている、
のどれかさ。 

覚えておおき、軍備をしない、国家間のもめごとは必ず話し合いで解決する、と決めている日本の憲法第9条は、だから、世界一かしこい憲法なんだよ。

↑中山千夏が「なんで戦争はいけないのか」を娘に説明しているこの文章を見つけた時には目が釘付けになりました。
「どうして戦争が起こるの?」というタマちゃんの問いに、ある面から答えてると思いますので、引用しました。


うーんとね
「戦争が好きな人」はいないけど、「戦争になっても仕方がない」とか
「理由によっては戦争をしても良い」
と思ってる人はたくさんいるんだ。

特に国の偉い人ほどそう考える人が多い。
何故かっていうと、偉い人は「責任」と「権利」をたくさん抱えているからなの。「責任」を果たすために、または「権利」を保持するために戦争を選ぶことがあるんだね。とても残念だけど。

そして、偉くない人達も偉い人の背中を後押しするんだ。
「俺達が正しくて、あいつらは悪者なんだ!」
「やつらは俺達を攻撃しようとしている!やられる前にやるんだ!」
「奴らのものは元々俺達のもんだ。取り返せ!」
ってね。
こういう人達にとっても戦争は、「出来ればやりたくないけど、○○の為にはやむを得ない」ものなんだ。なかには最初は「戦争になる」と認識せずに後押ししちゃう人もいるけどね。

世界中ではこのように考える人の方が圧倒的に多くて、おじさんだって自衛の為なら戦争しても仕方が無いって思っちゃう。
これも「○○の為なら」って理屈と同じだね。

だから戦争は起こる。

でも戦争後はきっとみんな後悔する。そして反省する。
そうやって「理由があればしても良い」ものから「絶対にしてはいけない」ものとして、世界中の人間が認識できたとき戦争は無くなる。
時間はかかるし、難しいけどね。


感想文
皆様、なんだかおっしゃっていることが、(いろいろな意味で)難し過ぎるような気が…。
わくわく44さんのご意見は、当方としましては興味深いです。

こうコメントしますと、
「デビル塾長、おまえはどーなんだ!!」
というツッコミが入るかもしれませんが、本日は空手の稽古等で疲れが残っておりますので、今宵はここまでにいたしとう御座います。


せんそうはまずしいからおこるのだとおもいます。
おかねがなくておこることもあればおかねがあってもこころがまずしくておこることもあります。
それからぐんたいやへいきがあるとせんそうがおこりやすくなります。
てっぽうはあるとつかいたくなります。
とりをうち、うさぎをうち、ほにゅうるいをうち、ひっとしたらにんげんをうつことになります。
だからにんげんはゆたかでなければなりません。
だからぐんたいやへいきをもってはなりません。
でもわたしたちはそれをあなたたちにきたいするしかありません。
ごめんなさい。

相変わらずトラックバックが送れないようです。


いい感じですね。
戦争の本質としては、なかなか着眼点がいいかと思います。相手が大人であっても、こういう説明になりますね。

ただ、若干ですが、「ここはこうした方がいいかな」という点をお示しします。「戦争をいかに防ぐか」という提起をする上でも、検討してみてはいかがでしょうか?

タマちゃん「それって戦争なの?なんでB国の人は食べ物を分けて上げないの?どうしてA国の人は暴れないで、もっとお願いしてみなかったの??」

「B国も、A国に食べ物を分けてあげたら、すぐに食べ物がなくなって、B国の人も困ってしまう。だから、食べ物を分けてあげられない。A国は、食べ物が手に入らないと明日にでも食べ物がなくなってしまう。だから、どうしても明日までに食べ物をもらわないといけないの。どちらも切羽詰まっているんだね。だから必死になってしまうんだよ。でも、もっとほかの国に助けを求めるっていうことも考えればよかったと思うけどね。」

タマちゃん「うん、もっといろんな人にたすけてって言えばいいのにね」

ここから、「いろんな人に助けてって言えばいいのに」とあっても、その「いろんな人」もまた、同じような問題を抱えているかもしれないわけで、だからこそ、世界的にどうすればいいのか、と考えて助け合う仕組みをつくることが大切だ、という展開なら、より深く考えることができていくんじゃないかなって思います。

まぁ、これでいいのかどうかでさえも、いろんな考え方があるでしょうし、お玉さんも、私の案よりも、もっと優れたアイデアが思い浮かぶかも知れませんので、たたき台のつもりで参考にしていただければ、って思いますね。


戦争が好きな人はいます
戦争が好きな人はいます。
兵器を作る会社は、戦争があればたくさん儲かりますが、戦争がなくなると困ります。
彼らは、彼らの利益のために彼ら以外の人たちが殺し合ってくれることを歓迎します。

彼らは、戦争があっても自分たちは殺されないと思っています。
殺されるのは自分たちにとってどうでもいい他人だけだと思っています。
そして、自分たちの身を安全な場所において危険が及ばないように、ずる賢く企んで戦争を始めます。

小学4年生にはサイボーグ009のコミックスを読ませるのがいいです。マジで。
少なくとも地下帝国ヨミ編までは読むべし。


戦争が起こるのは、力ずくで襲えば人のものを自分のものに出来ると思う人がいるからです。
自分のものを取られると誰だって怒る、でもってその自分のものを取ろうとする人とケンカになる、このケンカが戦争です。そう考えれば何故戦争になるのか、すぐわかるでしょう。

「お願いしてわけてもらえばいいのに」というけど、お願いなんかせず「よこせ!」なんていって無理やり自分のものにしてしまう子だっているでしょ。お願いしようと考えず、手っ取り早く奪ってしまおうなんて人がいるのですよ、実際。そういう人がいるんだと考えて、ではどうすればいいんだろうと考えてみて下さい。


一言で言うと
タマちゃん、戦争はね、いつだって
「自分が正しい」と思う人が始めるんだよ。
「自分はいい子だから悪い子をやっつけなくちゃ」
「自分の考えは正しいから正しくない子に良い事を教えてあげなくちゃ」
「自分は昔苛められたから自分を苛めた悪い子を苛めるのは正しい」
「悪い子はてって的に懲らしめないと今は反省してもまた悪い事するかも」
「一度悪い事した子はもうずうっと謝り続けさせるのが正しいんだ」
それが戦争や喧嘩の原因になったりするんだよ。
「一度謝ったら許してあげる」「水に流す」っていうのは
日本にしかない考えだと思ったほうが良いよ


お話(3)
玉ちゃん、僕もよくわからないから一緒に考えてくれるかなあ。戦争をするときには、飛行機や大砲や爆弾がたくさん必要だよね。それを作るためにたくさんの人が働いているんだ。戦争が無いと、それらを作っている工場がやることが無くなっちゃってお仕事が無くなっちゃうんだ。だから何年かに一回とか戦争をしてもらいたいと思っている人がいるんじゃないかなあ。「戦争特需」って言葉があるんだけど、戦争があると近くの国やその国に品物を売っている国の景気が良くなるといわれている。実際には、もうかっているのは、一部の人だけなんだろうけど。景気が悪くなってくると、戦争が起こって景気が良くなると良いなあと思う人もいるんじゃないかなあ。戦争が無くても、豊かに暮らせると良いね。戦争があれば、豊かでない人が増えるのだから何だか変な話だね。
(お玉さん、すいません。思い浮かんだこと3つも書かせていただきました。以上で終わります。(^^))


お話(2)
タマちゃん、日本は外国を侵略したっていう人もいるし、そうじゃないっていう人もいるけど、おじさんはその頃まだ生まれていなかったし、良く勉強していないのでわからない。でも、侵略しますっていう戦争はあまりないと思う。どんな戦争も、自分の国の中の自分の国の人や相手の国の中にいる自分の国の人を守るためという理由で戦争がされるんだよね。大事な人を守るためなら、戦争もしょうがないとどこかで思い込んでしまうのかもね。ブッシュさんもアメリカを守るためってイラクに戦争をしかけたんだよ。8月にグルジアとロシアっていう国が戦ったんだけど、グルジアはロシアが攻めてきたので、守るためと言っているし、ロシアはロシアと中の良い南オセチアの人たちのことを守るためと言っているし。守るって言葉が本当に守るためなのか攻めるためなのか良く考えないといけないね。本当はおじさんも良くわからないんだけどね。


お話(2)
戦前、ソ連ではヨシフ・スターリンというヒゲのおじさんが一番偉い人でした。
1939年11月30日、ソ連は大軍をもって、フィンランドを攻撃したんです。 「革命のゆりかご」たるレニングラードの目の前に、フィンランドの国境があるから、ヒゲのヨシフおじさんは、いつ攻めてこられるかと、不安で眠れなかったみたいですね。

翌日の12月1日、ソ連軍に占領されたフィンランドの町で、ソ連軍はそれまでソ連に亡命していたフィンランド共産党員オットー・クーシネンに命じて、「フィンランド民主共和国政府」を作らせました。 

いわゆる操り人形の「カイライ政権」というやつですね。 そしてソ連はクーシネンに、「白色富農政権からフィンランド人民を解放してください」という要請を出させ、それを大義名分として、進撃を続けました。

でもその頃ソ連国内では、ヨシフおじさんが反対派を逮捕していました。 証拠も裁判もなしに逮捕された人たちは、収容所にぶち込こまれて奴隷としてこき使われ、酷寒のシベリアで飢えと寒さのため、何百万人もバタバタ死んで行きました。

こんなことをやってたヨシフおじさんに、「フィンランド人民を助けてください」なんてお願いするのは変ですね? つまりクーシネンのお願いは、ソ連の侵略をごまかすためのお芝居だったんです。 「自分こそ正義の味方!」と言う人がいたら、すぐ信用してはいけませんよ。
冬戦争 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E6%88%A6%E4%BA%89


うちの子も4年生ですが、この問いに対する答えは誰にもできないでしょう。
はっきり言うなら、人間が欲望を捨てない限り、戦争はなくなりません。

それでも戦争を起こさせないようにしたかったら、冷戦時代のように超大国が自陣営内部にニラミを効かせ、争いを起こしたら懲罰するしかないでしょう。
それでも不満は溜まるから、超大国の力が弱まれば、すぐ小規模紛争は起こる。

ヨーロッパでは、第一次大戦と第二次大戦で余りに多くの犠牲を払った結果、戦争には飽き飽きして、それを成熟と呼ぶこともできるでしょう。
しかしそれは彼らが、ある程度の生活水準を維持できているからであって、中世のように飢えに苦しむ時代が来れば、またどうなるか分かりません。


お話(1)
そうだね、玉ちゃん。誰も本当は戦争をしたくないんだけど、何かのために戦争をさせたいと思う人たちの宣伝にのってしまうことがあるんだ。アメリカがイラクっていう国と戦った湾岸戦争っていう戦争があったんだけど、そのときは、アメリカで、ナイラっていうクエートっていう国から逃げて来たという15歳の女の子が、議員さんたちに涙ながらにお話したんだ。イラク兵がクエートっていう国の病院で赤ん坊を放り投げ殺してますと。皆かわいそうだと思い悪いイラクをやっつけようと戦争に参加したんだ。でも、後から、ナイラって子は、クエートって国に行ったことがないことがわかった。アメリカに戦争に参加してもらうためのお芝居だったんだ。
(下記ユーチューブ伊勢崎賢治さんの世界一受けたい授業後半)
http://jp.youtube.com/watch?v=1IzjU2zaV48&feature=related



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