お玉おばさんの悩み(立憲主義と民主主義)
2008-12-29(Mon)
タマちゃんの独り言
タマの学校がおやすみになったので・・松竹おじさんとのお約束通り、もう一度お玉おばさんに立憲主義のお話を書いてもらおうと思ってるの・・・
でもなんだかお玉おばさん、悩んでいるみたい・
お玉の独り言
お玉は、立憲主義を取上げるたびに悩んできました。うまく説明出来ない。
自分の心の奥まで落ちていない事を上っ面だけで説明しているような、そんなもどかしさがずっとあってね・・・
伊藤真さんの講演会へ行って、いったんは納得したつもりになって、その後は彼のお話を焼き直すような形でここで説明してきました。
そのお玉ブログが立憲主義を取上げた究極の形が「タマちゃんの掃除当番」のお話でした・・・・伊藤真さんに教わったお話をお玉なりにアレンジして書いたものです。
ところがこのお話はとっても反響が大きく、そして大きな批判を受けました。その時はお玉は立憲主義は大事だからとにかく守らねばならない・・という一身で書き連ねていたんだけれど・・・実はそれからずっと、心の中で何か引っかかりがあるんだよね・・
立憲主義が大事って憲法学の先生はみんなおっしゃるけれど・・・・
その大事な立憲主義がうまく機能して民主主義が健全な国ってどこにあるんだろう・どこにあったのだろう・・・・・立憲主義が大事だよってみんなにわかってもらうことはとっても大切だと思ってるけれど・・・その大事な立憲主義はどうしたらちゃんと「使える」様になるんだろうか・・・これがわかってないからタマちゃんの掃除当番のお話は、納得出来ない人が続出したんじゃないかな・・・
以前の記事を再掲載してからもう一度、考えてみたいな・・
タマちゃんはどうすれば良かったのか。民主主義ってなんなのか・・
せっかく松竹おじさんが考えてみようと言ってくださってるから、この年末年始は立憲主義や民主主義についてもう一度考えてみます。
立憲主義・・とは?(お玉がお勉強して理解していたつもりのこと)
国民の1人1人の自由と権利を保障するために国家権力を制限するのが「立憲的意味の憲法」の本質。
例え民主主義によって作られた政府であっても、それが国民の自由と権利を侵すおそれがある場合はその権力に歯止めをかける必要がある。
国民の大多数が必ずしも正しいとは限らない、国民の多数意見の暴走への歯止めでもあるのです。
お玉が池小学校 六年三組で、トイレ掃除の当番を決める学級会を行なっていました。
学級委員 「は~い、ではトイレ掃除当番を推薦で決めたいと思います」
少年A 「は~い、たまちゃんがきれい好きなのでぜひやってもらったらいいと 思います~~」
学級委員 「では~たまちゃんにお掃除当番をしてもらったらいいと思う人、手を挙げてください~~~はい・・40人中39人が賛成と言うことで今週の掃除当番はたまちゃんに決まり~~」
たまちゃんは、みんなの意見で一週間トイレ掃除をやりました。そして翌週
学級委員 「は~い、では今週のトイレ掃除当番を決めたいと思います」
少年B 「は~い、たまちゃんが掃除するととてもきれいなトイレになるので、もう一回やってもらいたいと思います~~」
学級委員 「では、、たまちゃんでいいと思う人手を挙げて~~・・はいはい、40人中39人が賛成してますので、今週もたまちゃんにお願いします」
たまちゃんはなんかおかしいと思いつつ、「でも多数決で決ったんだから・・」と納得して、もう一週間トイレ掃除をやりました。
そして、次の週・・
学級委員 「では~~今週もトイレ掃除の係を決めます」
少年C 「やはり、トイレ掃除にはたまちゃんが一番かと。」
学級委員 「では・・手を挙げてください。たまちゃんが良いと思う人~はいはい40人中やっぱり39人が賛成なので、今週もたまちゃん~~お願いします~」
たまちゃん 「おまえら、いいかげんにしろ!!!!」
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