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こうすればソマリアに海上自衛隊を派遣しなくても大丈夫なご意見募集中

 

え~~お玉にはやさしいわくわくさんが面白い提案をしてくれたとかでここに貼っておきます。

>ええ加減長すぎ・・記事違い・・次やったら表に出さないよ。
別に長文を書いた人を弁護するわけじゃないんだけど、お玉さん、もうちょっと具体的なタイトルや中身でエントリーを立てないと、安全保障の分野って、ものすごく話の範囲が膨大に広がるものだから、歯止めが利かなくなるよ。

素朴に感じたことをそのままエントリーに立てたんだとは思うけど、話を絞るポイントが難しいなら、「お玉さんが聞きたいこと」としてエントリーを立てたらどうだろう?

例えば「政府は海上自衛隊をソマリア沖に派遣することを検討しているけど、『こうすれば、海上自衛隊を派遣しなくても大丈夫』というアイデアはありませんか?」とか。 

これだと話が絞れてきますから、コントロールしやすくなりますよ。 

ということで~わくわくおじさんが下さったネタ・・

こうすれば、海上自衛隊を派遣しなくても大丈夫

についいて考えてみてね。

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今日の喜怒哀楽さん ところで、小林節さんの意見と早稲田大学の水島朝穂教授の意見を見つけたので・・紹介しておきましょうか・・

日本海新聞一刀両断 小林節

護衛艦を保安庁へ移籍すればよい 

2009/02/03の紙面より

 アフリカ・ソマリア沖(インド洋)の海賊対策に海上自衛隊を派遣するかどうかが問題になっている。

 まず前提として言葉を整理しておくが、世界の基準に従えば、海上自衛隊は海軍つまり海の軍隊であるが、海上保安隊は海の警察、他国の沿岸警備隊である。また、海賊行為はいわば海の強盗つまり犯罪で、むしろ、警察、海上保安庁の管轄である。

 だから、わが国の領海に続く排他的経済水域に続く公海上で、わが国に籍のある船舶が海賊(強盗)に襲われた場合に、それに対処することは海上保安庁の仕事である。また、公海上の外国籍船でも、日本の会社がそれを運航している場合や日本人や日本人の財産がそこで襲われている場合には、日本国にも保護責任とその権利がある。

 だから今、世界の無法地帯になってしまった観のあるソマリア沖に、わが国は海上保安隊を派遣すべきである。また、それは、世界中の諸国との交易で繁栄してきたわが国の、国際社会に対する責任でもある。

 ところが、実際には、ソマリア沖の海賊は、その装備や行動様式がいわばけちな泥棒のそれではなく、むしろ、私的な海軍化しており、わが国の海上保安隊では対応できない(つまり負けてしまう)危険性がある。

 そこで、外国の海軍との戦闘を想定した装備と訓練を得ている海上自衛隊を派遣すべきだとの意見が出て来るが、それはまた別の問題を惹起してしまう。

 第二次世界大戦の敗戦国として再出発したわが国は、憲法九条の下で、間違っても再度「侵略」国にならないために、海外では武力行使をしない…という条件を自ら自衛隊に課して来た。

 もちろん、ソマリア沖の海賊は、外国の軍隊でも外国の反乱軍(つまり分裂した国家)でもない。だから、海上自衛隊がソマリア沖で海賊と交戦したとしても、それは、もとより、憲法解釈上禁じられている、他国侵略に発展しかねない海外における自衛隊の武力行使ではない。

 しかし、いずれにせよこのような懸念を回避・解消できる方法がある。それは、装備と訓練の十分な海上自衛隊の一個部隊を防衛省から海上保安庁へ移籍し(出向させ)それをソマリア沖へ派遣することである。シーレーン(海上輸送路)はわが国の生命線でありその確保は急務である。

(慶大教授・弁護士)

 ソマリア沖の海賊と自衛隊  2008年12月8日

国連安保理は6月8日、国連憲章第7 章に基づいて海賊対策を可能にする決議を行っている(決議1816号)。10月9日も同様の決議を行った(決議1838号)。だが、これには重大な問題がある。海賊行為は組織犯罪であり、国家による侵略などとは異なる。それを「国際の平和及び安全の維持」を拡張解釈して、ソマリアの領海(12海里)内における各国艦艇の活動を認めた安保理決議は、「国際法の空洞化に一層寄与するもの」と批判される所以である(Claudia Haydt, Maritimes Säbelrasseln, in: junge Welt vom 5.12.2008)。海洋法条約105 条も海賊対処は公海上であり、当該国の主権に属する領海には及ばない。これを領海で認めた1816号決議は、国際法の歴史のなかでまったく新しい事実とされる(N.Peach教授 T.Pflüger, Gefährliche Gewässer, in: junge Welt vom 23.10)。この決議は米国とフランスの主導で安保理で採択されたもので、ソマリアの主権を領海12海里について無にする代物だった。

  実は、ソマリア沖の海賊問題は、この海域をめぐる国際政治的な利害対立の焦点ともいえる。そもそも艦艇をどんなに出しても、海賊をなくすことは困難である。現地の状況をよく知るフランス海軍G.Valin 中将によれば、通常型のフリゲート艦は時速30マイルだから、15分で8マイル程度しか進まない。ソマリア海賊は、軍艦が水平線に見えないときは、何でもできることを知っているという。軍艦が見えたときは、巧みな航行技術を駆使して高速で逃げてしまうわけである。中将によれば、軍艦はソマリア沖の2 %程度しか確保し得ていないという(Der Spigel, a.a.O.)。海域を通るタンカーや輸送船をすべて護衛することは不可能である。これは軍艦だけでなく、巡視船の場合も同じである。

  ドイツも日本も海上における軍艦のプレゼンスを、国際政治の道具として利用する傾きにある。ソマリア沖海賊対策への自衛艦の参加問題も、実際の海賊対策というよりも、こうした国際的な活動への参加に重点があるようである。

  「対テロ戦争」(OEF)との関係も曖昧である。ソマリア海賊は、アルカイーダとの関係は不明である。にもかかわらず、OEFに参加しているタスク・フォース150も海賊対策に参加するなど、海賊対策という目的との関係で疑問が多い。さらに、米軍では、海上での海賊対処のほかに、海賊の地上基地を攻撃するという主張も出ているようである。ここまでくると、もはや海賊対策に名を借りた「対テロ戦争」の戦線拡大にほかならない。オバマ政権がイラク撤退の一方で、「対テロ戦争」の強化をはかる可能性があるなか、この動きは軽視できない。

  そもそも、海上交通路を確保するため、海賊対策に日本も参加するという議論だけでことを進めるのは一面的ではないか。この海域でなぜ海賊が出てくるのか、もっと背景を考える必要がある。この点で、チュービンゲン軍事化情報センターのClaudia Haydt の議論は興味深い。彼女がいうように、ソマリアの海賊問題には、以下のような構造的問題があることに注意すべきである。以下、その議論をまとめてみよう(Claudia Haydt, a. a. O.)。

 

  1991年にソマリア中央政府が崩壊して以来、ソマリア沿岸警備隊は消滅した。ヨーロッパの漁獲船団は、沿岸警備隊なきソマリアの海で、乱獲を行ってきた。2006年、国際環境保護団体グリーンピースは、ソマリアや他の地域での違法操業により、世界で最も貧しい人々に、年間数十億ドル単位の喪失が生じている問題を注目させようとした。夜、ソマリアの海は、たくさんの漁船団の灯火によって「マンハッタンの夜景のように見える」とは、ソマリアの漁業専門家の言葉である。これらの船団の国旗は、EU諸国と米国、日本のものだ。こうした形で魚の略奪と環境破壊が行われたことを、グリーンピースは海賊行為と呼んだ。そして、EUに対して明確な経済的・法的措置をとるよう求めたが、今日までほとんど行われなかった。このような状況のもとでEUが海賊対処のための艦艇を派遣すれば、結果的に、違法な漁獲船団は利益を得ることになる。

 

  違法操業と並んで「アフリカの角」海域の安全を脅かすのは、違法な廃棄物処理である。国連のソマリア特別大使は、08年6 月に、化学物質や放射能廃棄物まで捨てられていると述べた。また、国連環境プログラム(UNEP)のスポークスマンは、違法な廃棄物処理の経済的意義について語り、ヨーロッパでの廃棄物処理には1 トンあたり1000ドルかかるのに対して、「アフリカの角」に海洋投棄すればトンあたり2.5 ドルですむので、欧州企業にとっては大変安上がりであるとしている。

  ソマリアの海賊は海のプロで、漁師もいれば、元沿岸警備隊員もいる。90年代からのこうした状況への怒りが、海賊という形であらわれた側面は無視できない。今も海賊の一部は、「ソマリア海軍」や「国民ボランティア沿岸警備隊」を名乗っている。乗っ取った舶の身代金の相場は上昇していて、2007年は船一隻あたり10万ユーロだったが、今年は100万ユーロの単位になっている。

  海賊は組織犯罪だが、国家的にアレンジされたものではなく、海賊は戦争をやっているわけではない。マフィア的な構造を破壊するためには、軍艦や哨戒機は役立たない。効果的な軍事的解決というものは存在しえない。短期的にも軍事介入は非常に金がかかる。「アフリカの角」海域を通る船をすべて効果的に保護しようとしたら、全世界のすべての軍隊を動員しても足りない。

  インド洋における平和プロセスは、政治的・経済的展望が海賊の危険を大規模に低下させうることを示している。ソマリアの政治的解決のためには、すべての政治勢力が関わらねばならない。先進国は、自国の船団の違法操業や海洋投棄を取り締まることで、海洋の安全に大いに貢献できる。武器輸出をストップすることも重要である。

 

  以上、Claudia Haydtの議論を言葉を補って紹介した。そこから見えてくるのは、ソマリア海賊の問題は、実は、「グローバル格差社会」の集中的表現ともいえる。海賊たちは、日本を含む先進国がそれまで乱獲してきた漁業資源の代金回収と、廃棄物投棄の迷惑料を暴力的な方法でやっているともいえる。海賊行為は犯罪である。ソマリアの海賊は取り締まられねばならない。しかし、それは各国が海軍艦艇を派遣してすむ問題ではない。この問題の解決のために、日本ができることはほかにある。

  すでに、ブラックウォーターなどの米国の民間軍事会社(PMC) がタンカーや輸送船などの警備を請け負いはじめた。海賊との見えざる「連携」で手を組めば、この海域で新しい「市場」が生まれる。この地域の構造的問題の広がりと奥行きはかなりのものである。

  というわけで、まずは「海賊対策に自衛艦派遣を」「そのための特措法の制定を」という議論に乗らないこと。まずここから、まともな思考は始まる。

 

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海賊をなくす友愛
海賊をなくすには?









ソマリア沖を埋め立てる!

日本の技術が活きる
そしてそこに普天間を移設して
一石二鳥


十文字さん

>私が何を暗喩しているか、おわかりでしょうか?

わかりません。

開国の志士をたくさん生んだ松下村塾。それを主宰した吉田松陰が死んで今年がちょうど150年。その企画展が開かれています。

150年前の日本は、チョン髷に刀をさした武士どもが歩いていたんでしょうね。


トラックバックさせていただきました
ダイスさん/くろがねさんのご意見を参照したエントリを弊ブログに上げさせていただきました。



ま さんへ
60年間もカオスなのに?
それに、たった200年で解決する問題ならば、
2000年程前に、とっくに解決していたでしょう。

P.S
私が何を暗喩しているか、おわかりでしょうか?



十文字さん、
>国内の、こんな小さな問題を話し合いで決着が出来ないのならば、どうして国外に出て、争いを話し合いで決着できるといえるのでしょうか。

田母神も同じようなことを言っていたが…
益川さんの「200年も経てば戦争はなくなる」というくらいの気持ちでいいないとDVじゃないがつい手が出てしまう。リベラルは我慢強い、というより保守は権力側だから腕力も強い。

>現在のところ私は「護憲」ですが、こう、ゴタゴタ続きだと、とっととスッキリさせちまえ、という衝動に駆られてしまうのは、私だけでしょうか?

いろいろあって侃侃諤々のカオス状態がいい。すっきりしたら面白くなくなる。というより面白くもなんともない恐ろしい世の中だろう。

保守論客でも9条観は護憲から改憲と幅広い。雑誌も諸君からVoice、ニーズウイーク日本語版、文芸春秋、潮、アエラ、世界、週刊金曜日、前衛と、みずずちゃん流に「みんなちがって、みんないい」

ソマリア問題もしかり。軍事事情に詳しい右派論陣の楽しみを奪っちゃいかん。

すみません、つまらんことを言って。


身も蓋も無い話ですが…
>とりあえず まさんご紹介の「世界」読んでみようよ。

 とりあえず、衆愚代表が紹介する「文藝春秋」も、併せて読んでみてください。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
『海賊について 日本人へ70 塩野七生』という記事がオススメです。
 塩野さんは、『ローマ人の物語』の後日談で、ローマ帝国崩壊後に起こった海賊問題をテーマに、現在鋭意執筆中ですので、この問題に関しても、ずいぶんと厳しい立場を取られております。

 しかし、護衛艦派遣で、ここまで大モメになるとは…。
 双方、ちっとも歩み寄りってものが無いじゃないですか。
 国内の、こんな小さな問題を話し合いで決着が出来ないのならば、どうして国外に出て、争いを話し合いで決着できるといえるのでしょうか。

 いっその事、近いうちに、日本国憲法にあるすべての条文を、国民投票によって鼎の軽重を問い、問題がある部分はすべて改正してしまえば宜しいのではないでしょうか。

 現在のところ私は「護憲」ですが、こう、ゴタゴタ続きだと、とっととスッキリさせちまえ、という衝動に駆られてしまうのは、私だけでしょうか?

(参照文献)
伊勢崎賢治さんの、9条六分類。
http://www.magazine9.jp/tubuyaki/090211/


私も最後といたします。
>白砂青松さん

> でも、ダイスさんはそれ(待伏せ ダイス注)を否定していたのではありませんでしたっけ?
> アデン湾は大洋だと、海賊船は航路帯から外れたところに隠れると。
 「隠れる」と「待伏せ」は両立しますよ。間接護衛では、海賊側に行動の選択権があるという事が「大洋」の意味。これを直接護衛にすると「待伏せるのは護衛側」となり、海賊の選択肢を限定します。

> 海賊がわざわざ「ダミー/おとり」なんてことをやる必要がそもそもないと思いますけど。
 海賊が生業として海賊を行っているのであれば、「知恵と勇気を振り絞って挑んでくる」と想定しなければ。
 白砂青松さんだって、家族のためなら気に食わない奴とでも一緒に仕事する事だってあるでしょ? それと同じです。それにおとり役は貧乏くじにはなりませんよ。間接護衛中の護衛艦船の臨検を受ける事になるでしょうが、武器を携行していなければ良いんですから。非武装の船舶を拿捕し乗員を拘留するとでも? そんな事できるわけ無いじゃないですか。もし、「軍隊ならやるはずだ」と考えているなら、そりゃ大変な偏見です。
 それと、海賊同士が「横の連携を持たなければ」と危機感を持つぐらいに警備(護衛作戦)を強力に進める事こそが、ソマリアの安定に寄与すると考えます。私が「ひねくれた感想」として述べた事柄には賛同していただけたじゃないですか。
> そうなったらその勢力と国際社会が明示された権威の裏付けなく軍事力で衝突するというのは、あまり良い状況とはいえないでしょうし、
 このバランスについて知恵を絞るのが、本来の筋なんでしょうね。問題は「武力衝突がソマリア内部に団結を生む」という皮肉な状況と「交渉相手ができたから武力を引こうか」という判断をいかに整合させるかじゃないでしょうか。
 その点でも、海賊船を捜索・追跡する間接護衛より、接近してきたら対処するに徹する直接護衛の方が、ソマリアの人々に恨まれにくいのでは?(あくまで間接護衛に比較しての話ですが) 直接護衛を推す根拠の一つです。

> 沈められることを防ぐのと、乗り込まれることを防ぐのでは全くの別物
 WWⅡの戦訓の中から、接近させないノウハウを使うんですよ。沈めれる事を防ぐために、まず接近させないというノウハウが存在するのです。簡単な話、船団以外は「敵」っていう認識に立つだけなんですけどね。
 海賊側の予想される武装の性能から、例えば10㎞20㎞離れた位置から、国際VHFで退避を呼びかけるとか、ヘリを差し向けるとか、探照灯で照射するとか、武力行使を伴わない警告の方法はいくらでもあります。そして、それらの武力以外の警告を無視して接近する船舶には「海賊と判断して」威嚇砲撃を行うと。
 海賊対策として直接護衛を行う事に国際的な合意を形成して、軍艦が船団外縁で存在を誇示していれば、おそらく威嚇砲撃を行う事態にもならないと予想します。海賊側が護衛側に対して有利な状況がほぼ無くなっていますから。海賊に「家族の生活のために発揮する勇気」があっても、襲撃できる方法を考えるのはかなり難しいでしょう。それで、「知恵」をソマリアの団結の方に使うように向けてくれる事を期待しているんですけどね。
 「我々が暴力に屈するしかないのは、国際社会で認められる主権国家を持たないからだ!」ってね。もっともこうなったらこうなったで、この認識もけっこう問題ではあるけど。

> それこそ待ち伏せしていた海賊船に懐に飛び込まれたら
 これは杞憂です。直接護衛を行う事に国際的な合意を形成した後なら、待伏せるのは護衛艦船側となります。そもそも、接近させませんから(船団以外の全ての船舶を)。
 よって、
> 死角だらけの上に、海賊船を狙うということは周りの商船に至近弾を撃ち込むことになりますから
この状況は、発生する可能性がはなはだ低い状況といえます。それでも、もしそのような状況になれば、船団の解散を指示し、外縁部から護衛艦船が急行するしかないでしょうね。ただ、可能性の低い危機を理由に可能性の高い危機に有効な対策を放棄するのは本末転倒です(あぁ、これって前にも主張したなぁ)。
> 今回の海自護衛艦によるエスコートも、船団は2列に並べて10隻程度が想定されているらしい
 これは、船団中の交通安全の問題、というか商船運航者の負担軽減が目的ではないでしょうか。私が提示した直接護衛のフォーメーションは、船舶の運航としては異例の高密度隊形です(それこそ戦時輸送のような非常事態用です)。実行可能でも、危険海域を抜けるまでの二日間、商船の船長はブリッジから降りる事すらできないかもしれません。
 どうせ全てを護衛できないのだから、せめて護衛する船舶には安全快適に、て事なんじゃないかと。
 私が、「直接護衛を行う事に国際的な合意形成を」と拘る理由の一つです。直接護衛の最大の欠点が、被護衛船舶の負担なんですよ。負担を求める後だてが必要という事です。
 だから、船団の距離を開けるようにより長射程の砲を持った護衛艦を、国際社会で発言の重みがある海自(軍)の派遣を、という結論になるわけです。

 このソマリア海賊対策も、結局のところ「出口戦略」を持っているか、に集約される問題なんでしょうね。で、私としては「武力行使を止める状況を作る」という点に注目して直接護衛を推奨して、直接護衛を実現するために海自(軍)の派遣が有利と考えるわけです。


よりましなのは海自だと思うんだけどもね~
海保は海賊を追っかけて逮捕したり、沈めるのはできるけども、20ノット前後の商船を護衛した経験ってそんなにあるわけじゃないでしょ。

唯一の経験が、プルトニュウム輸送での「しきしま」。でも、あれは普通は護衛艦を出すところを反対されたので無理して護衛艦並みの装備の巡視船を造って行うことになっただけなのでは?

・広範囲を長時間哨戒するためにはヘリが2機以上必要だが、「しきしま」1隻では長期間の護衛はできないし(3ヶ月が良いところかな)、巡視船を2隻も出すほど海保には余裕が無い(ローテーションを考えると6隻が日本近海の通常哨戒任務から離れざるを得ない。護衛中・移動or訓練中・整備or休養中。インド洋への派遣で3ヶ月のローテーションでもかなり隊員がきついという話があるらしいが未確認)

・ぱっと見商船な巡視船より、あからさまに軍艦である自衛艦のほうが海賊の接近を防げる。

・機銃を装備した海自のヘリの方が、機銃を持たない海保のヘリよりも海賊に威圧感を与え、結果的に護衛任務の遂行が容易。

・アメリカや韓国からの情報を受けやすい。

以上より海自の方が護衛任務には向いてると思うんですけどね……

あと、海保が周辺諸国に巡視艇を供与たたりとかの哨戒任務の手助けをすることは歓迎しますよ(これはマラッカ海峡でやってることでもあり実績がありますので)。でもそれは、商船の直接護衛とは別に考えるべきことでしょう。

商船の直接護衛をすることにより、他国の軍や周辺国の沿岸警備隊が行っている哨戒任務の負担が軽減されるという意味もあります。特に周辺諸国の沿岸警備隊(イエメンしかないのかな?)の装備は貧弱ですから。


お玉さんが水入りしたので、材料だけ
本当にね、マラッカ海峡とソマリア沖の状況を色々比較すればいろいろな方法が浮かぶんですよ。

まず、両者それぞれの周りの国の国勢、経済力、軍備(沿岸警備隊や水上警察含めて)、治安、気候、マラッカ海峡にあってソマリア沖に無いもの、そのまた逆も。

そんな中マラッカ海峡にはNAVYを送って欲しいと言う現地の声を押し留めて巡視船が行ってます、ソマリア沖と日本の状況がマラッカ海峡の時と同じなら巡視船がいけます、たったそれだけ。

私ね、好奇心が湧いて海上保安庁のホームページで過去のマラッカ海峡関連への巡視船派遣の資料を一通り見てみました。
そしたら哨戒や護衛だけで行った事は一度も無くて、必ず現地海上警察などとの海賊対策会議や合同演習、研修、装備品の見学や紹介を行っているんです。
ただ行って警戒すればいいじゃなくて、自分たちが帰った後でも少しでも現地が良くなるように頑張っていて尊敬しました。


>「世界」やら「諸君!」やら右翼や左翼の旦那様の願望丸出し論壇誌よりはいいと思う。

政党機関紙系ならいざしらず、なにを基準に右翼・左翼と断定されているのか定かではないが、そういうレッテル貼り的2項対立で判断するのではなく論評の内容で判断すべきなのではと思う。
記事を読んでもその報道の真贋が判断できないのであれば、レッテル貼りに基づいて判断するしかないけど、それはその程度のレベル思考力、あまりにもなさけない。

個人の思想は第3者的なものの見方はできないしやるべきではない。主体としてどう考えるかである。私は中道ですというような評論家的な意見が軽蔑される所以である。

なぜなら主体というのは読んで字の如し、自分を基準にして判断する見方でありそれが世の中で一般的に中道と呼ばれていても自分から見れば一方の極の側の意見にならざるをえない。また左、右といってもその間は無数の意見が存在する。

右であろうと左であろうとその成否は歴史が判断することであり、現存する問題の判断については自らの思想に基づいて一生懸命考えて判断を下すことが一番大事ではなかろうか。その判断する時、主体に求められることは、長きにまかれるのではなく、同時に、自分の意に反する意見であっても尊重するという態度ではなかろうか。


>白砂青松さま
「今までこうだったから、未来もそうであり続けるだろう」と期待することは人の心理として当然ですが、それは「あってほしい」「あるはずだ」という願望でしかなく、保証ではありません。
無政府状態・群雄割拠のソマリアで、数ヶ月後も今と同じ状態であるだろうなどと期待はできても保証などできないでしょう。今まではそうでなくても、今日明日が「初めて」になるかもしれないと思うのです。

何が起こるかはわかりません。しかし、それが起こったときに最善の対処ができるだけの「ゆとり」は欲しい。
海自には「巡視船よりは沈みにくい」というゆとりがある。時間のゆとりが稼げれば、それだけ危地を脱するチャンスもあるのです。
海保には、不審船で鍛えたスキルがある。少々予想外のことが起きても、ゆとりを持って対処できるでしょう。しかしそれは、技術・精神力を以てハード面の不備を無視しようとする旧日本軍のメンタリティと同じだと申し上げています。

今回私は、キンピーさんの「海保ではやられるわけ」から参加しておりますので、海保巡視船の不安点をあげさせて頂いております。もし「海自のダメなところ」なら、訓練不足や与党野党の認識不足を散々非難したでしょう。

>「海自で十分」という意見は、その点ではどうなのですか?

都合の悪い面には目をつむり、希望的観測だけで物事を進めようとする。これまた旧日本軍のメンタリティを感じますね。幸いこのエントリーでは「海自ではダメだ」への反論としての意見が多く、「十分」と言い切るだけの方は見かけないようですが。

>現実にはピストルを持った警備員がいれば、

その警備員には防弾チョッキを着せて欲しいな。それと交代要員も確保して。


「世界」とか
>とりあえず まさんご紹介の「世界」読んでみようよ。

「世界の艦船」でも前の号ぐらいで海賊特集組んでましたよ。もう少し前のニューズウィーク日本版でも記事出てましたし。

ソマリア情勢はallafrica.comのソマリア現地メディア記事をざっとでもチェックするといい。あとBBCのサイトは過去10年ほどの記事検索が効くはずだし情勢のTimelineもまとめてあるから有用。
軍事系海外フォーラムで有名なミリフォトでも海賊ボート拿捕の様子が写真が見られたりする。

というか英語wikipedia(信頼性は自分で判断するしかないけど)読むだけでも情報量は多い。

「世界」やら「諸君!」やら右翼や左翼の旦那様の願望丸出し論壇誌よりはいいと思う。

>海賊退治に対症療法として軍艦で撃沈、破壊、拿捕しても根絶やしできない、イエメン、オマーン、ケニアなどの湾岸警備隊を充実させることが対策に適していると指摘している。その充実に海保の技術は十分役に立つ。

私もこの辺は同意。
最重点はイエメンになるだろうけど。護衛艦派遣と両立可能だろうし。


そろそろ、やめてね。
とりあえず まさんご紹介の「世界」読んでみようよ。

たしかにねえ・・正確な情報のない中、頭の中だけでいろいろかんがえて 議論するのは限界でしょうね。


お玉さんへの抗議を含めて
要するに、何がなんでも護衛艦派遣反対なんですよ、そう断定しましょう。本音も根拠もいりません。中には事実を捏造してまで巡視船で十分と言い張って訂正しようとすらしないのもいれば、正確な情報がない以上、「念のため」という意味で護衛艦ということを理解しようともしない人もいますから。

こうなると、もはや無駄です。
と、こういう正しい指摘をした私のコメントをUPしないブログ管理人もいますから、その程度の国にあって正論、理性は通用しません。感情論でやりましょう。戦争は嫌だ、日本が攻撃されたらアメリカに避難しよう、できなかったら殺されちゃえばいい。
うん、これがいい、これでこそ日本人だ。

以上。


>取りあえず落ち着いてください。

何か感情的な対応をいたしましたでしょうか?
私としてはそのようなつもりはないのですが、そう感じさせたとしたらゴメンナサイ。

>私は「海保でも海自でも不十分」と思いますね。

で、あれば「最悪の事態」云々というコメントされる意味がよくわからないのですが。

くろがねさんは『「海保で十分」という意見は、旧日本軍「零戦で十分」「チハで十分」と大差ないと思います。』とおっしゃってましたけど、では「海自で十分」という意見は、その点ではどうなのですか?

>「武装した巡視船・護衛艦が行けば、海賊は恐れおののいて寄ってこない」と信じていなけりゃ出来ない荒技ですな。

「恐れおののいて」というのはくろがねさんの主観による表現と推察いたしますが、おおむねその通りであり、それを期待することに問題があるとも思えません。

ここで何度も申しているように、海賊の目的は船を沈めることではなく、略奪であり身代金奪取です。
彼らは船を接舷させて乗り込み、最後は逃げ切らなくてはならないのであり、船を沈めてしまっては骨折り損のくたびれ儲けにしかならないのです。

よってそのためのハードルを高くすれば海賊対策としては十分なのであり、武装した巡視船や軍艦の存在は、海賊にしてみれば襲撃をためらう十分な動機になるということです。
WTCは旅客機に飛び込まれて崩落してしまいましたから、最悪の事態を考えていなかった、地対空ミサイルをもった武装集団が警備すべきだったと言えるのかもしれない。でも、現実にはピストルを持った警備員がいれば、盗みを働くような輩にはWTCに侵入することをためらわされる十分な動機となっていたであろうということです。


ダイスさん>

>まず「待伏せ」。これは航路帯が有る程度特定できるので、海賊にとって簡単な事です。

それはその通りでしょうね。
でも、ダイスさんはそれを否定していたのではありませんでしたっけ?
アデン湾は大洋だと、海賊船は航路帯から外れたところに隠れると。

>海賊が、ダミーの漁船を出してきたらどうしましょう? 100kmの範囲に3隻おとりを出されたら、海賊船が商船を補足する機会が飛躍的に高まるんじゃありませんか?

それはその通りでしょ。
というか、海賊がわざわざ「ダミー/おとり」なんてことをやる必要がそもそもないと思いますけど。このあたり、まだ海賊を軍隊かテロ組織か何かと勘違いされているようですね。同時多発的にやれば護衛艦艇から遠かった海賊船の襲撃は成功する可能性は高いでしょうね。

でも、海賊がそんなことをやる気になりますか?
そういう襲撃は、必ず誰かが貧乏くじを引くことになる。
これがテロリストなら、組織の中に大義に殉ずるという者も見つけられるでしょうけど、経済的利益が目的の海賊の中に、そんな「鉄砲玉」を志願する者がいるのかと言えば、甚だ疑問ですね。

>ひねくれた感想として、複数の海賊船・おとり船が共同作戦を取るようになったならば(情報がないだけで既にやっているかも)、ソマリア海賊に横の連携が発生したという事であり、ソマリア戦国時代を終了させる勢力が育つかも、ってのは不謹慎すぎますかね。

いや、それはそのように考えるべきでしょう。
で、そうなったらその勢力と国際社会が明示された権威の裏付けなく軍事力で衝突するというのは、あまり良い状況とはいえないでしょうし、特に日本にとっては、護衛艦を派遣するなら、そういったソマリアの海賊に横の連携は無いという前提でないと、憲法との整合性がとれなくなります。

>これらの戦訓が、対海賊の護衛作戦にも応用できるという事です。

>海上護衛作戦の戦訓は、WW2のものしかないのです。

私には、沈められることを防ぐのと、乗り込まれることを防ぐのでは全くの別物、とても応用の範囲内には見えません。
むしろ海保が持っている、不審船や密漁船に対するノウハウやマラッカ海峡などでの海賊対策支援の経験の方がよほど役に立つだろうということです。

今回求められているのは航路の治安維持であって、船が沈められることを防ぐ海上護衛作戦ではありません。

>すると一日あたりはおよそ55隻ですか。2隻の護衛艦で十分船団が組めますよね。

かなり難しいんじゃありませんか?
それこそ待ち伏せしていた海賊船に懐に飛び込まれたら、死角だらけの上に、海賊船を狙うということは周りの商船に至近弾を撃ち込むことになりますから、護衛艦も簡単には砲を撃てないし、乗り込まれた船を沈めるわけにもゆきませんし。
今回の海自護衛艦によるエスコートも、船団は2列に並べて10隻程度が想定されているらしいのは、そういった側面もあるのでは?

>ソマリアの海賊が問題だと考える各国に、合理的な戦術を提案しなければ、国際貢献とは言えますまい。

それが間接護衛だと、私は思います。

>法整備をしてもらいましょう。

私は海保で対応可能であるとの認識ですし、日本の防衛を考えれば今の法の方がベターと考えておりますので、その必要性は感じません。




「世界」3月号にソマリア特集が
「世界」3月号(岩波)にソマリア特集が載っています。
前田哲夫氏(軍事史研究家、東京国際大学教授)、竹田いさみ氏(獨協大学教授)、谷口長世(国際ジャーナリスト)の3氏。

その中で前田氏はインドネシア沖、マラッカ沖の海賊対策を紹介、日本はすでに国際的にも機能しているソフトパワーで国際貢献すべきと主張。

竹田いさみ氏はソマリアの海賊の具体的正体を紹介、決して元漁民ではない、英国の安全保障コンサルタント会社のハート・セキュリィティの「意図せざる」関与が浮上していると指摘。また、ソマリアの沿岸警備隊がある段階で海賊に変身していった可能性もあるという。海賊のもう一つの顔がアフガン―パキスタン―ソマリアを結ぶ武器密輸シンジケートとのつながり。海賊退治に対症療法として軍艦で撃沈、破壊、拿捕しても根絶やしできない、イエメン、オマーン、ケニアなどの湾岸警備隊を充実させることが対策に適していると指摘している。その充実に海保の技術は十分役に立つ。

谷口長世氏はこの地域における国際情勢を紹介している。ソマリア沖の海賊退治にNATOとEUを核に参加しているが、最近中国が派遣を開始した。それはアフリカにおけるエネルギー資源の確保争いにほかならないということ。それはソマリアを「東アフリカのアフガニスタン」と英国マスコミが呼んだが、アフガン戦争がエネルギー資源を背景にしているという点と同じだからである。つまり、米欧の関心はソマリアの地政学的な戦略価値、特にエネルギーや鉱物資源の輸送基地としての価値が大きいということ。
また、アフリカの人々の目は、アフリカ各地の紛争勢力に対する兵器の9割以上を国連安保理常任理事国5カ国とドイツが売りつけている現実を踏まえ、日本だけは異なった眼で視ているという事実だ。

この谷口氏の指摘はアフガンにおける伊勢崎氏の行動をこの地域でも期待をもっているということになります。もし日本がアメリカやEUの要請にホイホイと海自軍艦を派遣し共同行動を取るようなことがあれば、一挙にその信頼関係は崩れるということを意味しています。

中国が派遣することを検討するということをふまえ、内閣官房高官が麻生首相に「中国に負けるわけにはいきません」と進言すると「そりゃそうだ」と答えたという(「毎日」1月25日付)
この程度の認識で日本の国際的な信頼関係を崩すという不幸を日本が選んでいいわけはない。真の国際貢献とは何か、ということがこのソマリア海賊騒動にも問われているのではないでしょうか。

詳しいことは「世界」3月号をぜひ読んでください。たったの780円だよ。
今日買ったばかりで全部は読んでいないが、今月号は派遣(海自派遣ではない)をめぐる雇用問題、田母神問題、金融危機、オバマ、ロシア問題、私の好きな加藤周一氏の追悼エッセイ、カッコイイ寺島実郎氏、片山善博氏などのコラムもあり、内容豊富。


このわたさん
まず海上警備行動発令の要件についてお考えください。
海保の能力について海保に経験値がある以上、「海保ではソマリア沖の海賊対策に対応できない」とするにはそれなりの説明が必要なのです。

ダイスさん
政府の行いをチェックするのは会計検査官だけの仕事ではないでしょう。

KYさん
日本は海上保安庁が一義的に海賊対策にあたりますので、何もしないということはありえません。
問題は説明も不十分、法整備も無いまま海自をソマリアに派遣させようとしている政府です。


キンピー様
>現場で働く軍人さんたちを守る法律も必要

必要性については完全に同意します。これを機会にそういうものを作ってくれればいいのですが・・・
そういう意味で軍隊を並べてみる機会を得るのは良い機会ではないかと思うのですが、どうでしょう?
法律が必要だから法律がないから「何もしない」というわけにはいかないのではないかと。

もちろん、何をしてもいいというわけではないですが、今回の派遣は「ちょうど良い機会」のように思うのです。


>現地の海自は正当防衛・緊急避難以外の危害を加える射撃は行えない

自衛隊法第六章第82条には

防衛大臣は、海上における人命若しくは財産の保護又は治安の維持のため特別の必要がある場合には、内閣総理大臣の承認を得て、自衛隊の部隊に海上において必要な行動をとることを命ずることができる。

とありますから、「必要な行動」つまり武器の使用も可能で適法では?
だって「必要」なんですし。
(こういうことを書くと怒られそうですが)


>日本から遠く離れた海で、しかも海賊の取り締まりをした経験の無い海自にとって厳しいことになるのではないでしょうか。

これについては同意します。ただ海保でもやっぱり同じでしょう。
(逃亡が最優先だった「不審船」くらいならまだしも、「殺る気」まんまんのソマリア武装海賊なんて・・・ねぇ)

どちらにしてもたぶんひどいことになるでしょうし、どうせなるのなら、軍人さんに潔く死んできてもらうしかないのかな、と。
本当はちゃんとしてあげられるのが良いのですが、補給と兵站と指揮がクソなのは旧軍からの伝統、宿痾ですから、如何ともし難いですね。


あの案は
これはどうしても巡視船を送りたい場合の策で、1、巡視船の活動を国連決議等とは別の所に置く。2、巡視船を警戒、通報、危険回避力が高く、軍艦艇と連絡を取りやすい商船と言う地位におく(警官は文民ですし)。3.イザと言う時は助けを呼んだ後、船団のしんがりで商船と一緒に逃げてもらう。といった軍艦の行動に掣肘を与えない事を前提としています。
それで、穴があるといった通り、それなら護衛駆逐艦等を送って組織化したほうが良いと言う流れになる可能性は高く、余り巡視船と言う意義はなくなります。

本来の任務も行動規範も全く違う巡視船と軍艦を混ぜるとお互いに悪影響しかありません。巡視船が主なら軍艦が、軍艦が主なら巡視船が足手纏いになります。
(どちらかがどちらかの完全な指揮下に入れば別ですが、それなら最初から混ぜる意義が存在しない。)

警察の基本と軍隊の基本からわかる通り、警察と軍隊はお互いに仕事を引き継ぐ関係同士で基本的に一緒に仕事をする組織では無いんです。だから送り込むなら最初から任務を住み分けた方がいいのです。

あと軍艦が減る状況と言うのは海賊がいなくなる状況となりますので、そもそも論として遠くの外国の巡視船もいらなくなります。ソマリアの治安組織が出来てその手伝いと言う範囲なら居るのでしょうけれど。
東ティモールとかでも、PKFが終わったあとPKOに国連警察が入っていたでしょう。


少し雰囲気が良くなってきたと感じる。
>キンピーさん
 つまり「会計検査官」のような立場から海賊対策を検証しようという試みですか?(すでに決定された事柄をチェックするという意味です) なるほど。そうであれば、法に沿っているかに拘る姿勢も理解できます。だたし、会計検査官であれば、予算が目的に合致した使われ方をしているかも、重要なチェック項目です。目的を達成する方法として適切かという視点では、どのような評価になりますか?

>白砂青松さん
 いや、私自身が否定した計算(150隻は、「こんな隻数はバカバカしいから」と書いて否定している)をわざわざ引用せんでも…
 それはそうと、白砂青松さんの分析の問題点を指摘させていただきます。
> 商船が怪しい海賊船に気が付いたのが20km手前なら
この「怪しい」に気付くタイミングですね、問題は。
 撃沈目的でなく、接舷・制圧を必要とする海賊稼業、追いかけっこに時間がかかる。これはまさしくご指摘のとおり。キーワードは、「待伏せ」。そして「偽装」と「識別」。
 まず「待伏せ」。これは航路帯が有る程度特定できるので、海賊にとって簡単な事です。別に航路帯が指定されなくとも、商船の運航には「経済航路」という概念がありますから、商船の航路上を予測するのは、やはり簡単。商船の頭を抑える形で占位できれば追跡時間を幾分短縮できます(商船が大型船の場合、回頭するのにもそれなりに時間がかかりますからね)。商船と逆行する進路に始めから乗っていれば、大きな相対速度で接近できます。
 次に「偽装」。直接護衛であっても、接近してくるのが海賊船なのか、たまたま他と違う動きをしている漁船・商船なのか、識別が難しい。これを運行要員が護衛艦船に比べて遥かに少ない商船で判断できるのか? 「怪しきは通報を」と呼びかけたら、それこそ護衛艦船は右往左往する事になります。海賊が、ダミーの漁船を出してきたらどうしましょう? 100㎞の範囲に3隻おとりを出されたら、海賊船が商船を補足する機会が飛躍的に高まるんじゃありませんか? で、対抗上護衛艦船の配置を増やす破目になる可能性が高い。
 この複数の海賊船って懸念は、間接護衛だけじゃなく直接護衛でも問題視すべき事柄です。だから、直接護衛のフォーメーション案でも、護衛艦船同士の相互支援可能な距離を計算してみたのです。
 このおとり船ってのは、決して有り得ない想定じゃないと思いますが、いかが? おとり船には、航路帯で普通に漁でもしていてもらえばよいのですから(ちょっと「怪しい」動きをしながら)。
 ある意味、戦時の潜水艦よりやっかいな相手かも知れませんよ。
 ひねくれた感想として、複数の海賊船・おとり船が共同作戦を取るようになったならば(情報がないだけで既にやっているかも)、ソマリア海賊に横の連携が発生したという事であり、ソマリア戦国時代を終了させる勢力が育つかも、ってのは不謹慎すぎますかね。
 直接護衛が間接護衛より有利な点の一つは、この「識別」を容易にしてくれる事なんですよ。無理やり船団を組んでしまえば、船団外の船は、とにかく警告して近づけなければ良いわけですから。
 WWⅡの戦訓というのは、結果的に対潜戦がメインとなりましたが、対空戦はもちろん対水上戦も十分研究されています。仮装巡洋艦とかポケット戦艦とか水上艦による通商破壊作戦だって、脅威だったのです。また、当時の潜水艦は、今日的な意味での潜水艦ではなく「潜水できる艦」でしかなく、水上航行している潜水艦の動きを補足するというオペレーションも護衛作戦の重要な要素だったのです。これらの戦訓が、対海賊の護衛作戦にも応用できるという事です。
 このわたさんへのレスにもなりますが、海上護衛作戦の戦訓は、WWⅡのものしかないのです。よって、作戦の立ち上がり時点では、それに沿った作戦を実施してみるのが、最も失敗しにくい合理的な選択となります。その後、実状に合わせた作戦案ができれば、随時変更していけば良いのです(そして、それらが新たな戦訓になる)。

 結局、「海賊を陸に封じ込める」と「商船の運航効率を下げない」を両立するには、各国が示し合わせて共同作戦を実施するのが、もっとも合理的なのです。
 問題の海域を年間20,000隻ほどの商船が通行するそうですね。すると一日あたりはおよそ55隻ですか。2隻の護衛艦で十分船団が組めますよね。で、この船団が危険海域を抜けるまで、片道2日。往路と復路にそれぞれ船団がいるとして、護衛作戦に従事している護衛艦船は、常時8隻ですね。往路・復路と連続して護衛にあたり、帰ってきたら補給・整備に2日、休養に1日で、護衛部隊の根拠地には、常時6隻の艦船が存在する事になります。ここまでの合計で、14隻。このくらいなら、各国派遣の艦船で数が足りるのじゃありませんか。できれば、護衛チームを3隻にして21隻。根拠地での即応待機1日を加えて24隻。これだけいれば万々歳。
 各国協調の統一運用ができるなら、日本の派遣数は1~2隻でも強く反対しない、とした根拠はこの計算にあります。
 まぁ、14隻で護衛作戦をスタートするとして、一番の問題は、「各国協調の統一運用ができるか」なんですよね。だから、各国間の調整時にイニシアティブを取りやすい海自の派遣を、という意見になる。
 WWⅡの戦訓として海上護衛作戦を研究しているのは、そしてその研究が経験に基づくものとして扱われているのは、何だかんだ言っても大西洋でUボートと死闘を演じた米英と、わが国日本の三ヶ国だけなんですよ。ソマリアの海賊が問題だと考える各国に、合理的な戦術を提案しなければ、国際貢献とは言えますまい。
 早いところ
> 「日本関係船」以外の船との関係が問題となる海自
の部分、法整備をしてもらいましょう。
 それとこの事は、ある意味、キンピーさんの
> ただし法が無いので出向くだけでどうして良いのか分からない。
に対する答えになりませんかね。


>国会の答弁

私がいつどこで国会答弁の引用をしたというのですか…。どこにも出してないものがいきなり出てきて面食らっているんですが。

海上警備行動をもっと柔軟に解釈すればいいのですよ。海保に外洋へ出られる船が少ない事(みずほ型まで?)や武装ヘリ搭載船がないことなんかを理由に「海保の能力を超えている」としても私はいいと思う。キンピーさんはそうじゃないんだろうけど。

んで護衛艦による海上警備行動が不可能だと判断した場合なぜ巡視船を派遣するのかわかりません。無理していろんなものの不足に苦しむ(中々装備を更新できないなど…)海保に更なる重荷を負わせる必要はないはずです。
海保には海上保安官の派遣等により周辺国の沿岸警備隊整備に尽力してもらうのが一番かと。


にょきさん
>一つの案としては、国連決議とは別に何ヶ国かに呼びかけて、巡視船によるアデン湾内外の国際護衛船団を組むと言う手がある。
>各国の海軍さんが輸送船に張り付かなくていいように仕事を住み分ければ、WW2の爆撃機護衛戦術に似た効果が得られるかもしれない。

いや、それよりも、軍艦と巡視船の混合で警戒する可能性がありますね。
別に輸送船やタンカーにべったりしている必要はなく、海域のポイントに「司令塔」となる軍艦が常駐し、パトロール的に何隻かが航行している感じになるだろう。
そして、港付近に巡視船がいるという状態になるんじゃないだろうか。もちろん、魚雷艇程度の船舶が巡視船が対応できない部分をカバーすることもある。

警護といっても、別に一種類だけでやる必要はなく、国連決議とIMOの決議の双方は矛盾しているのではなく、IMO決議を補完する感じで国連決議があるので、メインはIMO決議に従う形になるだろうし、ソマリア国内の混乱状況が落ち着いて海賊の出没が減少すれば、軍艦の数を減らしていくことになる。(巡視船が減ることはないと思う)

まず外れるとすれば国連決議であって、IMO決議は、仮にソマリアに全土を支配する統一政府が機能するようになっても、ジブチもエリトリアもケニアも治安状態は悪いのだから、このIMOの決議まで取り消すことにはならないと思う。

何度も私は発言しているが、「軍艦か巡視船か」ではなく「軍艦と巡視船を織り交ぜる」のがベターなのであって、あくまでも護衛艦の派遣は「暫定措置」でしかない。これを踏まえないで護衛艦派遣反対を唱えるから、反対論の説得力はないよ。


ケチばかり付けるのも何なので
一つの案としては、国連決議とは別に何ヶ国かに呼びかけて、巡視船によるアデン湾内外の国際護衛船団を組むと言う手がある。
各国の海軍さんが輸送船に張り付かなくていいように仕事を住み分ければ、WW2の爆撃機護衛戦術に似た効果が得られるかもしれない。

但しこの案はズッポリ大穴があって、各国の主力以外の艦艇でも出来るんじゃないかと言う事で、今までの国連決議に協力し難い国等はこっちに協力してくれと言う国連決議か何かを出して、結局ぞろぞろとまた海軍が揃う羽目になる可能性がある。
何せ沿岸警備隊ってのは常に実戦状態で忙しいから、自国への軍事的脅威が低ければ海軍を出した方が効率が良い。

逆に本末転倒ではあるか、海軍を上手く警備等に割く事が出来れば巡視船を出す余裕を作る事は出来る、普通はそんなことする国は無いだろうけれど日本の場合は海保の苦労を軽くする手段として領海無い限定で特例的に自衛隊を使う手はあるかもしれない。


どうも誤解があるようで
>白砂青松さま

取りあえず落ち着いてください。
もう一回言いますが、私は海保も海自も派遣反対です。
その理由は2/12 22:59 投稿分に書いてあるので参照下さい。

>その結果が、私などでは「海保で十分」というだけのことです。

私は「海保でも海自でも不十分」と思いますね。
特に海自について言えば、船団護衛のノウハウはあっても武装集団を制圧するスキルが足りないように思います。訓練で向上は見込めるとは言え、泥縄でやってもたかがしれている。
たった二隻、それも法整備が不透明なままで送り出すなんて、政府の見識を疑わざるを得ません。今まで日本政府・国民が、防衛という現実(海保含む)を軽視or無視してきたツケが、ここにきているんでしょう。
「武装した巡視船・護衛艦が行けば、海賊は恐れおののいて寄ってこない」と信じていなけりゃ出来ない荒技ですな。

>キンピーさま
>現実には政府は舟艇を近隣国へ供与するのですから、余裕がなければできません。

私はまだ確認中ですが、イエメンへの供与は現役船を払い下げるんですか?
海保にはとてもそんな余裕は無いと思いますね。


どうも
このわたさん
日本は海上警備行動で対応すると仰いますが、その前提として海保では対応できないことが明らかでなければいけません。
国会の答弁をもって「海保では無理」と仰っているようですが、「現時点で」と言う言葉をお忘れでしょうか。
確かに国会で取り上げられた時点では、給油基地の確保も出来ていませんでしたから無理でしょうがしかし今は違います。
そして海自もまた困惑するといった具合で、私は両組織とも腰が引けていたという認識です。
その他、いろいろご意見をお聞かせいただきましたが、海保では無理ということは確認できませんでした。

KYさん
1につて。
他の国々の海軍ですが国連決議だけでは不十分で、現場で働く軍人さんたちを守る法律も必要です。新法はそれぞれ各国で作成中ですが、日本は海賊対策には警察機関である海保があたりますので、他の国よりスムーズに対応できます。

2につて。
二つあります。
一つは法がそうなっているということ。
首相がKYさんのような認識のもと、派遣を決定したのであれば違法です。
私は賛成しません。
もう一つはこのまま海自で行くのであれば国会で新法を制定する必要がありますが、海保では対応できないということをキチっと説明できなければ、新法が国会を通らない可能性もあります。
そうなれば現地の海自は正当防衛・緊急避難以外の危害を加える射撃は行えないという事態に直面します。
それも捜査権なんてありませんから相手が襲ってくるまで対抗できませんし、アウトレンジからの抑止なんて夢のまた夢です。
日本から遠く離れた海で、しかも海賊の取り締まりをした経験の無い海自にとって厳しいことになるのではないでしょうか。
ちゃんと説明しない政府が腹立たしく思います。


相手が海賊なら間接護衛が効率的でしょう
ダイスさん>

>1000kmに対して、水平線まで半径20kmを捜索できるとして、1000/40=25部隊。護衛部隊のローテーションには3倍の数が必要だから、75部隊。1部隊の対処能力を上げるために、1部隊2隻編成とすれば、150隻の護衛艦船が必要。

いいえ、常時警戒している艦艇が10隻もあれば護衛は可能ですよ。

何故か。
何度も申しているように、海賊の目的は略奪、もしくは乗っ取ることによる身代金奪取です。
従って、海賊船は目当ての商船に接舷しなければならない。
さて、海賊船は一瞬にして商船に接舷できますか? 無理ですよ。

当然、商船は海賊船に気が付けば逃げる、海賊船が60km/h、商船が40km/hで追いかけっこをすると、商船が怪しい海賊船に気が付いたのが20km手前なら追いつくまでに60分かかる。そして逃げ始めると同時に護衛部隊に連絡すれば、当然連絡を受けた一番近い艦艇がその現場に急行しますし、商船もその艦艇の方向に逃げますから、護衛部隊の艦艇も60km/hで航行できるなら、両者が100km離れていても海賊船に追いつかれるまでに合流できる。
ということは、護衛部隊の艦艇が200km離れて配置されていても、海賊船が目的を達成することは難しいということになるのですよ。
もちろんこれは最良のケースでしょうけど、護衛艦艇の間隔が100kmなら(即ち半径50kmの範囲に1隻)、通報を受けてから一番近い艦艇が駆けつけるのに必要な時間は50分、商船がそちらに逃げれば30分です。逆に最悪のケースとして、商船が護衛艦艇の列から直角方向に逃げなければならなかった場合を考えても、60分で合流するなら半径52km以内にいればよい。

要は、護衛艦艇が駆けつけるまでの間に海賊に乗り込まれなければよいのであって、商船が適切な監視さえ怠らなければ、30-60分ならそれは十分に可能と考えてよいのではありませんか?
よって必要な護衛艦艇の間隔はほぼ100km、常時10隻と申しているのです。

もちろん、寄せ集め部隊ではこのように効率よく行かない可能性があるのはわかってますけど。

>この「接近」の概念ですが、私が挙げた戦訓でも「襲撃目標の1000m以内」ですよ。それより遠距離からの雷撃例がないわけではありませんが、魚雷が無誘導の時代では高価な兵器である魚雷を無駄にしないために、この程度に距離を詰める必要があったのです。

ここがダイスさんの最大の勘違いだと思います。
海賊のやろうとしている「接近」とは「襲撃目標との距離ゼロ」です。
逆に言えば、護衛する方はそれまでに対処すればよいということです。

そこが、魚雷などを使って船を沈めてしまおうとする攻撃から守るのとの大きな違いです。

>正方形の船団隊形は、WW2で連合国のコンボイ輸送で採用された実績があります。

ですから、それは潜水艦や水上艦からの魚雷で沈められるのを防ぐための船団隊形でしょ。
乗り込ませなければよいという海賊対策では、必要とされる「隊形」も自ずと異なります。

>船団を組むにあたって、長射程の砲を持つ方が「有利」であると考えますが、いかがですか。

計算ではいくら「有利」でも、それだけの船が集まるまで何日船主は待たなければいけないのでしょう。
そういう機能は宝の持ち腐れの可能性が高いと思います。

なお、海自は護衛艦2隻で10隻程度の「日本関係船」船団をエスコートすると報じられていますが、単純に考えてそれでは3日に1回しか通れません。
どうせ残りの船は他国の護衛艦艇をあてにするなら、各国で協力して間接護衛した方がいつでも通れるというものでしょう。

>直接護衛と間接護衛。どちらが商船の護衛に効率が良いかは、一目瞭然じゃありませんか?

よって、私は海賊対策なら間接護衛が効率的だと思います。

そして、そうなると「日本関係船」以外の船との関係が問題となる海自よりも海保ということにもなりますね。




プロセスや論理を無視して結果だけ言う点はキンピーさんが言っていた事と全く一緒。

>海賊船の場合、悪意を持った行為をするこを前提としてお話しておりますので、その部分が違うのかなと思います。
過去にPKO出した現場で本当に悪意が無かったのですか?
逆に悪意を持った行為をされる事が前提で無い場所なら、いくらでも自衛隊を出していいわけですね、とも言えてしまう。

>>不審船事件の時、海保が機関砲弾やRPGの弾になぜ当らなかったのはなぜか、という部分がスッパリ欠けてますね。
>申し訳ありません。私の理解力の問題だと思います。
>あの時は海が荒れていたことも作用したのだと思います。
それ一度私が説明してますね、読みもしないで今更思ったの?ソマリア沖は波が荒いの?

>その後海保はRPG-7(これでよろしいでしょうか?)を持った相手に対応するため、装備の強化をしました。
その強化した物は、その後まだそういう状況と対峙はしていませんね。
RPG-7に対するどういう強化をしたの?ソマリア沖で報告されている海賊の戦術は?
他に鋼板の話一つとっても全く聞いて無いですね。

そして新型の巡視船の長期の居住を含めた外洋航行能力は?
その不審船対応型の巡視船が何隻あって、本職の不審船が出る海域を含めた警備をしつつ割ける隻数は?
ソマリア沖に各国が派遣している艦艇と、不審船対応型その他の日本巡視船の排水量の違いは?
(通常排水量は、居住性や航行性能、積載量に直結し、特に積載量はソマリア沖で各国海軍がどういう活動をしているか理解すれば非常に重要です。)
巡視船を出せば良いと言うなら、人間が居てどういう物があるかを考えて一度物事を組み立てないと話しにならない。

そしてそう思うならなぜこんな話をしたの?
>いまだに「巡視船がロケットランチャーで武装した船に沈没させられた」という事実は確認できませんし「走行不能になった」という事実すらありません。
「過去に・・と言う事実はありません、確認できません」と言う前提でいて、現場の血でその責任を贖った例はいくらでもあります。

>これが今回のソマリア沖の海賊問題に対応できるか否かを検証するためにご質問させていただいております。
説明しても、人の話を聞かないなら話にならない。


キンピー様
申し訳ありませんがよく分からないので、二点ほど質問させていただいてもよろしいでしょうか?


1.ただし法が無いので出向くだけでどうして良いのか分からない。

これは国際法に規定が無いという意味でしょうか?それとも海軍を派遣した国の国内法にこのような海賊対処を想定した法律が無いという意味でしょうか?

国際法規定がない、ということなら、国連決議がそれに代わるでしょうし、国内法ならばそれは新しく制定すれば良いのではないかと思うのですが?


2.それならば海保では海賊船に対応できないことが証明されなければいけません。

もちろん海保でも「対処は可能」でしょう。ただ遠洋で長期の任務はそういう訓練をして装備を持っている海自のほうが「楽だろう」と言うだけで。
ならば「楽なほうで良いんじゃないの?」というのが「自衛隊派遣派」の主張ではないかと思うのですが?

なぜ、そして何を「証明されなければならない」のでしょう? よろしければご教示ください。


暇人より
…わからない、わからないよ。

>インド海軍の場合は、最悪なことに人質になった人もろとも沈没です。

敵味方識別ミスによる被害。これらは海保でも普通に起こりえることではないでしょうか。例えば漁船を海賊船と誤認、更に反撃を受けたと誤認して35ミリ機関砲の一連射が乗員を直撃したとしたら?確実に漁船員が死にます。
「護衛艦だからこそ」という側面は小さいように思います。護衛艦側でも「砲」を撃つのでなしにヘリから銃撃して警告したり防空用のCIWS(水上目標には全く不向きなんですが対艦ミサイル迎撃ほどの精密さを要しないので)を利用したりもできます。実際各国海軍を見ても最初に接敵するのはヘリです。
要は「使い方」の問題なんです。インド海軍は「使い方」を誤ってミスを犯した。でも適切に対応できている軍もある、というか対応できている事例のほうが多い。各国の武器使用は調べたのですか?

>軍隊はそのような訓練をしていませんし

海保と共同訓練を行ったり船に乗り込む強襲部隊(SBU)を設置したりしてますよ(今回は逮捕する気ないみたいですが)。不審船事件が重なったので沿岸警備組織との連携を強化しようということのようです。全くやってないわけではありません。
派遣護衛艦2隻も高知沖へ出て今回の任務向けの訓練を行いました。

ちなみに海上警備行動が発令された能登半島沖不審船事件では護衛艦「はるな」が不審船に対し夜の日本海にて5インチ砲で警告射撃を行い誤射は一発もありません。

過剰に誤射を恐れるのは海賊の戦力を過大評価している方々と同じ徹を踏んでいるように思います。そして誤射は海保でも海自でもおこりうる問題です。

>一義的に海賊対策は海上保安庁の仕事だからです。
>海上保安庁が対応できなければ海自がすることになります。
>海保が海賊対策に対応できない理由を教えていただけませんでしょうか?

ゼロか一かの二分法で考えるからおかしなことになるんですよ。多くの事例はグレーなんです。
前述の能登半島沖不審船事件など際たるものです。海上警備行動を発令するかしないか、政府内で議論が行われています。別に不審船がものごっつい兵器を搭載しているとか防御が異様に堅牢であり好戦的だとかそういうことでなしに海上警備行動が発令されました(位置的な問題だった様子)。巡視船でも対応“できそう”なクラスの不審船に対して海上警備行動が発令された先例があるのです。

まあぶっちゃけた話国土交通大臣が「海保では無理です」と連絡、防衛大臣がゴーサインを出せば法的手続きはクリア。法に基づき海上警備行動を行う事が出来ます。
あまりに実態とかけ離れていた場合は問題ですが前のコメントに書いたように、私としては海保でなく護衛艦を派遣することに一定の合理性はあると考えられますのでキンピーさんが違法だと考えておられるというのは最早埋めがたい見解の相違ということになろうかと思います。

で、国内法的に護衛艦を出すのが不可能だと判断した場合。なぜ無理に虎の子の長距離動ける巡視船を護衛艦の代役に立てる必要があるのでしょうか。周辺国の沿岸警備組織強化に力を注げばそれでいいではないですか。
海保には本来の任務というやつがあるのです。長距離行動できる大型巡視船と護衛艦ならおそらく前者のほうが所属組織にとって希少性が高いはずです。

「護衛艦」の次に「周辺沿岸警備諸国への援助のみにとどめる」という選択肢もありうると思うのですがそれよりも「巡視船派遣」に重点を置く理由は何なのでしょうか。

>護衛艦は巡視船と比べ沈み難いし、アウトレンジからの抑止に適している

前に自分で書いておいてなんですが、防御よりは長距離行動する能力や武装ヘリのほうが重要かな。アウトレンジ能力はもちろんですが。自衛隊のほうが能力を持った船にまだ数的余裕があるのです。

蛇足
こういう議論が出来るのは海保が世界最高クラスの重装備な沿岸警備隊だからなんですよね。
イエメン沿岸警備隊からすればうらやましい話でしょう。

なんか増えてたので。

>だからインド海軍のような事故を起こしたり、ドイツ海軍のように捕まえた海賊をリリースするといった事態が起こっています。

軍じゃなくても誤射は起こるというのがまず一点。
次に海賊の扱いですがロシア、フランス、アメリカなどは周辺国、現地当局へ引き渡すという措置を取っています。アメリカは対テロ戦の一環として、イギリスは法改正を行うなどしているようです。日本は海上警備行動の制度を利用するということでしょうね。
武器使用は基本的には威嚇及び正当防衛による使用でしょう。インド海軍にしても「攻撃を受けたので反撃した」というスタンスです。結果は残念なことになったようですが、使用基準がどういうものなのかは伺えます。
トリガーハッピーでぶっ放す馬鹿はいません。

もう一個。
>しかし現実には政府は舟艇を近隣国へ供与するのですから、余裕がなければできません。
援助内容(案)
・巡視船供与
・教育用に海上保安官の派遣(おそらく数名レベル)
訓練の出来た巡視船+その乗員+対海賊部隊をまるごとセットでもっていかれるのとはわけがちがうとしか。
ゲームみたいにユニット作成終了した瞬間バリバリフル稼働するわけじゃないんですよ。
中長期的な沿岸警備体制の構築と対症療法としての護衛艦/巡視船派遣をごっちゃにしましたね。


ダイスさん
勿体無さ過ぎる。WW2並みの船団護衛なんてやっている国は一つもない。


ダイスさん
もう既に政府は海上警備行動を発令しておりますので、現行法に照らして適法なのかという議論になります。

現在ソマリア沖で展開している各国の船は、それぞれの国の法に則って出向いています。
ただし法が無いので出向くだけでどうして良いのか分からない。
だからインド海軍のような事故を起こしたり、ドイツ海軍のように捕まえた海賊をリリースするといった事態が起こっています。

政府は自衛隊の派遣を決めたようですが、それならば海保では海賊船に対応できないことが証明されなければいけません。
海保・海自のどちらの船(だけ)が適しているか?という議論ではないのです。


キレて愚痴りましたが懲りない私です(^^;)
 前コメントの修正。船団内の船舶離隔距離は、200mでは過小でした。コメント編集で修正するのは卑怯なように感じましたので、再投稿、ご容赦ください。

 船舶離隔距離として、縦方向600m・横方向で300mで再計算しました。
   護衛艦による場合 11行×22列-2=240隻
   巡視船による場合  5行×10列-2= 48隻
 できれば前後左右とも1㎞の離隔が取れれば船団内の「交通安全」が増すんですけどね。そこは現場がケース毎に調整すべき問題でしょう。能力の問題として、巡視船の備砲は「船団護衛に適しているか」という視点も必要という事です。

>キンピーさん
> それと国際法上問題が無いのはどの国の軍隊も同じですが、実際の法的根拠は国内法になります。
 これ、本気で言っていますか? いや、言葉に誤りがあるわけじゃないですよ。
 この場は「日本の意思決定」について議論していると理解していますが、キンピーさんはいかがでしょうか? 前にも書きましたが、国内法は日本人が「変える事ができる」んですよ。
 現行法に規定がない・抵触するなんてのは、意思決定に際して「法改正が必要となる」という問題提起にはなるけれど、「反対の根拠」にはならないですよ。だって「できない」事柄じゃないのだから。
 いや、まさかと思うけれどキンピーさんが「いかなる法改正にも反対する」という立場の方なら反対理由として認めますけれど(賛成はしないけど)、そうでは有りませんよね。
 国内法を派遣反対の根拠とするならば、この問題に関係する国内法を「改正してはならない理由」までセットにしなければならないのじゃありませんか? あと「新法を制定してはならない理由」も。そうでなければ、「反対のための反対」としか受け止められません。

 上記の意見を書きながら、「国内法に抵触する」を理由に海自を出さない方法もある。それは「派手に法改正論議を起こす」こと。実際に部隊が現地に行かずとも、日本が本気だと世界にアピールできれば良い。世界の国が「しょうがねぇな、日本も本気なようだし、国内がまとまるまで待ってやるか」と考えるように本気・宣伝取り混ぜて派手にアピールしまくる。
 ただし、これをやった場合、その派手な議論の結論が「世界の国々の期待」その最大公約数とずれた場合が恐ろしい。大国の期待とずれた場合も恐ろしい。まさしく「国家100年の計」を本気で議論する必要がある。
 私は、「憲法9条は破棄すべし!」という意見なので、派手で本気の議論が起きる事は大歓迎だけれど、実利追及の立場から、この手はもっと強烈な事例のためにとっておきたい(例えば、米国から「戦争への支持」ではなく「参戦」をはっきりと求められた時とか)。

 戦術論に傾倒した議論になる前に、海自の部隊を海保要員で編成した司令部が指揮する案([2009/02/08 02:08]の拙コメント、日本海新聞の小林節さんのアイディアから発展)なんかも、検討案にならないのですかね? 海自派遣反対論者の皆様方。

 これだけ意見の応酬があると、色々と拘りも生まれますが、何か「頭が固い」てことはありませんか?(私も含めて)


ま~~た、わくわくさんの悪い癖が出てる~
冷静な時のあなたは、お玉がまっとうだと思うことも言ってるんだから・・
そんなに怒りにまかせて書いても表には出せないぞ。

お玉のやり方をそれなりには認めてくれてるのでしょう?だったら引くときは男らしく引こう!



しょうがないねえ・・
別場所にも書いてるけど・同じことを・・・
これは管理人のお玉としての意見
お互いの人格のことに言及しだし、双方が同じ土俵に上がったと第三者に思われてしまった時点で・議論としては「おしまい」。そうならずにどこまで人のお話を聞きつつ議論して、できれば自分も楽しむことができるか・・ま、難しいけどさ。

ちゅうことで、そろそろやめてね。お玉のコメントを読んで自覚を持てる紳士なお方がた・・

でね、あなた方の議論とは別にキンピーさんがそれこそキレずに粘りづよく書いてるでしょう。そのお話のお邪魔になるのと感じたので。。




これだけは指摘しておきましょう(一部記事違いご容赦)
わくわく44さん>

>>『例えば「さすがに軍事兵器となると、中古品でも巡視船では防御できません。軍艦構造の護衛艦と商船構造の巡視船とでは、装甲に格段の差があります。 」なんて書いてますよね。それも「海賊が使っている武器は、旧ソ連製のAK-47やRPG-7がメインですね」という認識を示しながら。』
>>軍艦の構造を知っている人が読んだら失笑ものですよ。

>軍艦の構造を知っている人ならば、私の発言が正しいことは明らかだが。

今時の軍艦が「装甲」なんてものを持っていると思っているようだから「失笑」と申したのですよ。
今の軍艦は、魚雷やミサイルが当たっても大丈夫なように設計しているんじゃない、それらができるだけ当たらないように設計しているんです。しかも、軍艦は高い機動性が求められている以上、できるだけ船体を軽くする必要があるのですから「装甲」なんてしない、そして船体に使う鋼板はできるだけ薄くするものですよ。

よって、船体を作っている鋼板の強度という点で比べれば、軍艦のほうが商船よりもむしろ弱いと言ってよいようです。
軍艦が商船より沈みにくいのは、船体を細かく仕切って、被害を広がりにくくしているからであって、「装甲」で防いでいるわけじゃありませんよ。

>私の知識に疑問符がつくのは、単に君が勉強不足で思い込みが激しいから。それ以外に理由はない。

http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-570.html

において、カニ漁船が拿捕されたことに対して「北方領土での操業で拿捕されたことについて、日本側が悪いという理由にはならないことは言っておくよ」なんておっしゃってましたよね。あれって大和堆付近(日本海中央部)の話だったんですけど。
まあ、皆さん呆れて突っ込む気にもならなかったようですけど。

>報道にもあった事実なんだから、無条件で認めなさい。
>何が私の認識不足なんだ?

ですから、実際に報道にあったのは、

*国籍法改正前の「胎児認知」の事例であった。
*「父親」の与り知らぬ認知であった。
*その「父親」が否定することであっさりバレた。

ですよ。
あなた方が大騒ぎしていた「偽装認知」とは似ても似つかぬ話でしょ。
(この部分、記事違いですから、これ以上は申しません)


>お玉さんへ
>そろそろキレそうです。ずっとこの白砂青松という愚か者の発言を我慢してきましたが、そろそろ限界。

ですから、弊ブログにお越し下さいと申しております。

それをなさらないのは、あなたの発言の目的が議論ではない、ただ自分が何をしているのか人々に知らしめたいというものだからでしょ。
そういう「自己顕示欲」を満たすためのネタにされるこちらとしては、たまったものではありませんがね。

あなたの方から私にコメントしてきているということ、お忘れなく。



お二方&皆さま
・このわたさん
警察比例の例をあげながら説明させていただきましたが、ご理解いただけなかったようで残念です。
>警察権の「使い方」の問題ではないでしょうか。
そうです。
しかし軍隊はそのような訓練をしていませんし、もともと犯罪に対して過剰な武器をもっていますので、“事故”は起こりやすいです。
インド海軍はすでにやってしまいました。
あ、これを例に出せば良かったですね。
インド海軍の場合は、最悪なことに人質になった人もろとも沈没です。

それと国際法上問題が無いのはどの国の軍隊も同じですが、実際の法的根拠は国内法になります。
他の国では未整備(無いから何をやっても良いわけではありません)、日本では海賊対策は海上保安庁がすることになっています。

>なぜ海保巡視船派遣という中途半端極まりない案に拘るのやらさっぱり。
一義的に海賊対策は海上保安庁の仕事だからです。
海上保安庁が対応できなければ海自がすることになります。

最後に。。海自を派遣するに合理性がある無しの問題ではなく、海保が海賊対策に対応できない理由を教えていただけませんでしょうか?

・くろがねさん
海保のローテーションに難があるというご意見では、舟艇の数に問題がるとのご指摘でした。
しかし現実には政府は舟艇を近隣国へ供与するのですから、余裕がなければできません。

・皆さま
ここの識者の皆さんのご意見は、「護衛艦は巡視船と比べ沈み難いし、アウトレンジからの抑止に適している」ということだと思いますが、そのご説明は日本の法体系ではあまり意味が無いことですので、是非海保の適応性についてご意見をお聞かせください。


ねぇ、直接護衛と間接護衛の違いに気がついています?
>白砂青松さん
> そこに(商船航路)と書かれているのが見えませんか?
> 危険海域が指定されていたところで、ソマリアに用がある船以外は、そんなところに入り込む必要は全くない。
 海賊船が200㎞の厚みを持った海域に「隠れる」事ができるって意味なんですよ、「大洋と言ってもよい」という表現は。護衛部隊が接近してきたら、漁船や商船のふりをするもよし、海洋の広がりを利用して逃げるもよし、海賊船を個別に識別・補足する事は困難だという事です。
 航路帯にまったく穴が開かないように護衛部隊を配置しようとしたら、どれほどの艦船が必要ですか?
 1000㎞に対して、水平線まで半径20㎞を捜索できるとして、1000/40=25部隊。護衛部隊のローテーションには3倍の数が必要だから、75部隊。1部隊の対処能力を上げるために、1部隊2隻編成とすれば、150隻の護衛艦船が必要。
 さすがに、こんな隻数はバカバカしいから、航空機を併用して捜索させる。航空機なら200㎞の厚みも1時間弱の捜索範囲。発見したら、護衛部隊が出向き、識別し、制圧・逮捕して無力化する。最悪、撃沈してでも「海賊の絶対数」を減らさなければ、航路帯への襲撃は防げない。そして、この捜索・無力化の作戦は、航路帯以外の海域を対象とせざるをえない。なぜなら、海賊は襲撃時以外は、わざわざ航路帯へ近づかないという選択ができるから。
 これが「間接護衛」。

 対する、私が拘る「直接護衛」では、海賊がどこにいようが関係なし。航路帯に入り込んでもほおっておいて問題なし、海賊が船団に近づきさえしなければ。
 この「接近」の概念ですが、私が挙げた戦訓でも「襲撃目標の1000m以内」ですよ。それより遠距離からの雷撃例がないわけではありませんが、魚雷が無誘導の時代では高価な兵器である魚雷を無駄にしないために、この程度に距離を詰める必要があったのです。そしてこの1000m以内というレンジは、海賊が威嚇発砲を始める可能性がある距離と被るのじゃありませんか。対戦車ロケットを効率よく威嚇に使うには、その最大射程以内に入ったら即威嚇して獲物を停船させるべし。
 おっと、話がずれた。
 直接護衛と間接護衛。どちらが商船の護衛に効率が良いかは、一目瞭然じゃありませんか?

 しかし、直接護衛にも問題点あり。
 商船の運行率。各商船は、性能も目的もばらばらです。これを「護衛の都合」で、船団に編成しなければならない。無理やりにでも船団に編成するために、政治的な強制力を働かせなければならない。当然、その強制力は各商船が所属する各国政府から発せられなければならない。(各商船は、本来自由航行の権利を有しているし、その権利を確保するための海賊対策でもある。一時的な措置である事と協力しなければ権利が守られない事を責任を持って保障する存在が必要。)

 ここで、話が「護衛作戦」から「外交」の話に切り替わる。
 外交の一環として、各国に協力を求める(海賊が根を上げるまで船団編成に協力するよう商船に強制する)とき、軍発の作戦案と警察発の作戦案とで、どちらが説得力を持つか?
 海保最適論では、「海賊は犯罪者なのだから、それへの対応は警察行動」と訴えるが、この海賊対策とは「犯罪者の検挙」にあらず「護衛作戦」です。つまり「軍事行動」。当然、最適なのは海軍。つまり海上自衛隊。軍事行動なのだから、その作戦案は(同じ内容だとしても)警察発ではなく軍発で各国に通達される方が、協力要請の交渉がスムーズになると考えるのが妥当。
 ちなみに、今回「警察行動ではなく軍事行動」と断言したのは、前コメントの「海保が海自より適している点として、海賊の制圧・逮捕のノウハウを挙げているが、海賊を逮捕する必要性は?」との問い掛けに何も論じていらっしゃらないから。キンピーさんがちょっと触れられましたが「逮捕の必要性は警察行動だから」との趣旨でしたし。逮捕の必要性が希薄であるなら、ほぼ共通の行動をとる訳ですし、海賊作戦は「護衛作戦=軍事行動」です。護衛作戦とは護衛を目的とする作戦で、襲撃者の補足・撃滅を目的としない作戦ですから。
 さらに、海保か海自かと論ずるならば、
    犯人の制圧・逮捕のノウハウ 海自<海保
    護衛作戦のノウハウ     海自>海保
です。それこそ「米軍の空母を護衛するんだろう!」と罵られ続けながら、創設以来ひたすら「護衛作戦」の演錬を積んできた組織です。日本国内に、これ以上の「護衛作戦スペシャリスト」は存在しません。
 海自か海保か、どちらが目的に適した存在か、議論の余地が無いでしょう。

 直接護衛を採用するとして、76粍砲と40粍機関砲の考察。
 76粍砲の射程が16㎞、現実的な交戦距離が10㎞とします。対する40粍機関砲が、海保が期待する5㎞の交戦距離を実現するとします。
 正方形に配置した船団を二隻で護衛するとして、全方位に効率よく監視・砲撃ができる配置は、正方形の対角上に配置する事です。(正方形の船団隊形は、WWⅡで連合国のコンボイ輸送で採用された実績があります。外の隊形もありえますが、ここでは正方形で論じます。)
 二隻の護衛艦船が相互に支援を行うためには、それぞれの備砲の交戦距離以内に配置する必要があります。これは、海賊側が偽装により護衛艦船への接近に成功する可能性が零にできないための措置です(海賊が、奇襲により護衛艦船の戦闘力を奪うのに成功した場合(砲塔への直接攻撃等)、もう1隻の護衛艦船が即座に海賊船を撃沈するぞ、という構えを見せることにより、抑止効果を期待します)。
 交戦距離から最低500mの余裕を双方の護衛艦船にとると、護衛艦船間の直線距離は、
   護衛艦 9㎞
   巡視船 4㎞
となります。これが正方形の対角の頂点になりますから、船団の辺長は、
   護衛艦による場合 6.4㎞
   巡視船による場合 2.8㎞
です。船団内の船舶の離隔距離を200m(かなりの近距離です。操船者は、緊張の連続でしょう。)として船団を組めば、船団内の隻数は、
   護衛艦による場合 6.4/0.2=32 32×32-2=1022隻
   巡視船による場合 2.8/0.2=14 14×14-2=194隻
が上限となります。
 船団を組むにあたって、長射程の砲を持つ方が「有利」であると考えますが、いかがですか。
 また、この様なフォーメーションを組むためには、護衛艦船同士のデータリンクが有用ですが、海保の巡視船に40粍機関砲は有ってもデータリンクシステムは無いでしょう。

 実力で海賊を駆逐する事の是非や実力行使の方法(護衛作戦の方法)につて、特に海保最適論の方々から異論が出ていないという認識ですが、そうであるならば、やはり日本国内の組織で、ソマリアの海賊対策に最も適した組織は海自でしょう。


白砂青松殿、いい加減にしなさい。

>こちらの台詞です。

明らかに私のセリフであり、これに疑いの余地は微塵もない。

>>白砂青松氏の発言内容が事実と異なる誤りであることを、ここを閲覧される方々に説明しているため

>その根拠が「わくわく44が言っているから」でしかないのですから、説明になどなっていません。

いえ、十分に説明している。君よりは自分の発言に責任を取っていると、客観的に証明されているので、発言を撤回するように。

>反論できなくなると、いつもこうやって相手を貶める台詞を書いて済ませようとするのですから困ったものです。

困っているのはこちらである。
反論できないのではなく、すでに白砂青松氏の発言が誤りであることが明らかであるにも関わらず、その誤りを素直に認めない言動をしているため、誤りを素直に認め、発言を撤回し、反省するように促しているにすぎない。

『例えば「さすがに軍事兵器となると、中古品でも巡視船では防御できません。軍艦構造の護衛艦と商船構造の巡視船とでは、装甲に格段の差があります。 」なんて書いてますよね。それも「海賊が使っている武器は、旧ソ連製のAK-47やRPG-7がメインですね」という認識を示しながら。』
>軍艦の構造を知っている人が読んだら失笑ものですよ。

軍艦の構造を知っている人ならば、私の発言が正しいことは明らかだが。

>他にも、あなたの社会情勢についての基本的な知識に疑問符が付けられているネタはあるんですよ。

私の知識に疑問符がつくのは、単に君が勉強不足で思い込みが激しいから。それ以外に理由はない。

>今回、私のところに「やれうれしや」と勇んで書き込んだら、ご自分の認識不足が明らかになっただけだったことからもわかるように、

報道にもあった事実なんだから、無条件で認めなさい。
何が私の認識不足なんだ?

>もう少し、謙虚な気持ちで情報収集にあたられることをお勧めしますよ。

その言葉は君に当てはまる言葉であって、君が私に言う資格も権利もない。
ただ、一か所違うのは、君の場合は「もう少し」ではなく「根本的に」だが。


お玉さんへ

そろそろキレそうです。ずっとこの白砂青松という愚か者の発言を我慢してきましたが、そろそろ限界。


くろがねさん>

>海保にしろ海自にしろ、命のやり取りが可能な船を送り出す以上、最悪の事態は当然考慮に入れるべきです。

ですから、あなた方が考慮しているのは最悪の事態ではなく自分にとっての「最良の事態」でしょ。

どうして海賊が一文にもならない護衛艦や巡視船だけを選んで攻撃をしかけるのか。
どうして海賊は護衛艦では大丈夫だが巡視船では甚大な被害が生ずる規模の攻撃をしかけるのか。
どうして護衛艦の派遣数が2隻で十分なのか。

私には、これらにはどこにも根拠はない、海自を派遣したいという結論が先にある人々が、自分に都合の良い条件設定をしているとしか思えません。

本当に「最悪の事態」を想定するなら、

「海賊が魚雷や対艦ミサイルを使うかもしれない」
「少々の軍艦では防ぎきれない多数の海賊船が商船を攻撃するかもしれない」
「海賊がソマリアの実権を握り、国家として略奪を始めるかもしれない」

こんなことを考えるのもアリでしょう。
で、これに対応するには、商船は迂回させようという結論にならざるを得ない。

でも現実にそういう話にならないのは、人々は皆、現状から最もありそうな状況を想定して、そこに多少の安全率をかけて「こうすべきだ」と考えているからですよ。
その結果が、私などでは「海保で十分」というだけのことです。

>「海保で十分」という意見は、旧日本軍「零戦で十分」「チハで十分」と大差ないと思います。

あなた方の意見も「護衛艦で十分」ではないですか。
私はそれは旧日本軍のそれとは全く違うとは思いますけど、あなたの考え方なら、ご自分のそれも大差ナシですね。

なお、

>海保ではローテーションが組めないのは事実

事実ではないでしょう。
そんなにソマリア沖が大事なら、そちらに巡視船を割けばよい。
その分の日本近海の警備は海自が肩代わりすればよい。
それでローテーションは可能です。

逆に、護衛艦の派遣により開いた日本の安全保障上の穴を巡視船が埋めることができないことこそ事実でしょう。


わくわく44さん>

>白砂青松殿、いい加減にしなさい。

こちらの台詞です。

>白砂青松氏の発言内容が事実と異なる誤りであることを、ここを閲覧される方々に説明しているため

その根拠が「わくわく44が言っているから」でしかないのですから、説明になどなっていません。
反論できなくなると、いつもこうやって相手を貶める台詞を書いて済ませようとするのですから困ったものです。

>私が軍事兵器についての知識があるかないかを、君はいつ確認したのかね?

例えば「さすがに軍事兵器となると、中古品でも巡視船では防御できません。軍艦構造の護衛艦と商船構造の巡視船とでは、装甲に格段の差があります。 」なんて書いてますよね。それも「海賊が使っている武器は、旧ソ連製のAK-47やRPG-7がメインですね」という認識を示しながら。

http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-576.html

軍艦の構造を知っている人が読んだら失笑ものですよ。

他にも、あなたの社会情勢についての基本的な知識に疑問符が付けられているネタはあるんですよ。

今回、私のところに「やれうれしや」と勇んで書き込んだら、ご自分の認識不足が明らかになっただけだったことからもわかるように、もう少し、謙虚な気持ちで情報収集にあたられることをお勧めしますよ。




結局「海保ありき」ですか…
>キンピーさま
>いずれにしても海保の船が海賊対策に適していないということはない

そりゃあまがりなりにも武装集団、しかも連戦錬磨の精鋭ですからできることはあります。しかし与党野党が夢想しているような、長期に渡る船団護衛任務は無理。
イエメン他諸国で沿岸警備を指導しに行くならまさしく最適でしょうが、それは長期に渡って育てていくべきことで、ソマリア沖で今必要とされている即効性はありません。

>ローテーションが組めない、日本の警備がおろそかになるといったご指摘もただの懸念に過ぎなかったようです。

海保ではローテーションが組めないのは事実ですし、どうしてこういう結論に至れるのか、はなはだ理解に苦しむものですが。


…。本当に話が通じないなあ。

>デモ隊に警察ではなく軍隊に対処させたりすることによって、

まずデモ隊と海賊をごっちゃにしている時点で駄目ですね。威嚇して追い払い、できれば逮捕、法の下で裁くこと(日本は威嚇までで終わらせたい方針のようですが)がターゲットの海賊行為への対処と政治行動の圧殺を狙った軍の展開を一緒にして軍=過剰と。
警察比例の原則とは警察権の「使い方」の問題ではないでしょうか。デモ弾圧と海賊取り締まりは同じ使い方ではありませんな。

ついでに国際法上は護衛艦による海賊取締りは全く問題ありません。海賊には軍艦が対処してよいことになっています。
おそらく(海洋法勉強したことないんで条文そのままになりますが)イエメンの領海外なら問題ないでしょう。

参考:海洋法に関する国際連合条約
http://www.houko.com/00/05/H08/006.HTM
100条~110乗乗、及び58条2項。(管轄区域の問題なら海保でもおそらく同じことになるかな…。)
この条約はジブチ、(崩壊前の)ソマリア、イエメンのアデン湾岸各国、そして日本も批准しています。

>このわたさんの案では警告射撃(空)→警告射撃(水面)の次にいきなり海賊と思わしき“人”に向かって撃つことになります。

?海保だろうが海自だろうが警告を行ったにもかかわらず“戦闘を仕掛けられた場合”は応戦することになると思いますが…。なにがどういきなりなのですか?警告射撃はきっちりするんですよ?
私は形式的に警告射撃を行ったら反応も見ずに人を撃てなんて書いてません。曲解しないでください。

>しかし海賊船と思わしき船に船体威嚇射撃したつもりが沈没させてしまった。

巡視船の20ミリ(機関砲の威力とか知らないんだろうなあ)でも樹脂製小型ボートぐらいならちょろいもんです。海賊は死にます。船も破壊できます。
大体護衛艦も76ミリや127ミリの砲しか積んでないわけじゃないのに…。ヘリから銃撃って手も使えますがな。

>対応させる組織の選定も重要になります。

あなたが
>さてソマリア沖ですが
以下で挙げた諸問題は海保でも海自でもほぼ等しく起こりうる問題です。

>ドイツ海軍は捕まえた海賊を、資格が無いために解放するということも起こっています。

アメリカはケニアと海賊引渡しの覚書を交わしていますね。ベラ・ガルフの捕らえた海賊はケニアへ引き渡されるはずです。

>それに他の国に援助できる国力があるのですから

援助内容(案)
・巡視船供与
・教育用に海上保安官の派遣(おそらく数名レベル)
訓練の出来た巡視船+その乗員+対海賊部隊をまるごとセットでもっていかれるのとはわけがちがうとしか。


結局キンピーさんの拠り所は海上警備行動の発令基準だけなのですが
・ソマリアの遠さ
・海保の余裕のなさ
・各国が送っている艦船のクラス
などから判断して海上警備行動として海自をソマリアへ送る事には十分合理性があるものと考えます。

もし海上警備行動では護衛艦の派遣が不可能であるというなら無理して巡視船を代役としてソマリア沖へ送る必要はないと思います。「何もしないほうがマシ」というやつです。なぜ海保巡視船派遣という中途半端極まりない案に拘るのやらさっぱり。


白砂青松殿、いい加減にしなさい。

>あなたはこういう台詞をすぐ書かれますから、はっきり言って対話になりません。
>私が何かお答えしても、あなたの態度はこの調子でエスカレートするだけで、お玉さんから静止されるのがオチですので、こちらには書きません。
>何かおっしゃりたいことがあるなら、弊ブログにどうぞ。

私がここで白砂青松氏のコメントに「反論」しているのは、白砂青松氏の発言内容が事実と異なる誤りであることを、ここを閲覧される方々に説明しているためであって、自分自身の誤りを正そうとしない白砂青松氏に対して発言しているのではない。

>ま、小銃やRPG-7をもって、「軍事兵器を保有している海賊に対しては、その軍事兵器からの防御に適した艦船の使用が妥当」などと宣伝するのは、軍艦が防御しようとしている本当の「軍事兵器」がどんなものかをご存じないから言えるのだろうなということはわかりました。

私が軍事兵器についての知識があるかないかを、君はいつ確認したのかね?
根拠も証拠もなく、私に対して事実と異なる評価を勝手にするな。失礼極まりない。
その発言はただちに撤回しなさい。


ご意見ありがとうございます。
お二方に(お二方以外の方にも)誤解を与えるような書き方を私がしていたようですが、私は海保が優れているとか海自が優れているとかを問題にしているわけではありません。
私が皆さまにご質問させていただいているのは、海保に海賊対策の能力が有るか否かです。
有るのであれば海自は派遣できません。日本は法治国家ですので、皆さまのお考えはあるでしょうが、法に照らして適性が否かも判断していただかないと、ただの空想になってしまいます。

>このわたさん
さて警察比例が過剰(な差)であればどのような弊害が懸念されるのかを実例をもって説明せよとのことですが、携帯している武器の使用基準もさることながら、デモ隊に警察ではなく軍隊に対処させたりすることによって、より大きな被害をデモ隊に与えることになります。被害の甚大さは1989の天安門事件・最近ではチベット暴動やガザをを参考にしていただければと存じます。
守ろうとした利益と相手に与える被害の大きさが、あまりにもかけ離れると、正当防衛とは見なされない可能性が出てきます。
さてソマリア沖ですが、海賊行為は犯罪です。
しかし海賊船と思わしき船に船体威嚇射撃したつもりが沈没させてしまった。そう言った場合、過剰防衛罪になる可能性は極めて高いです。
このわたさんの案では警告射撃(空)→警告射撃(水面)の次にいきなり海賊と思わしき“人”に向かって撃つことになります。
もしその人が海賊に人質になった人ならどうするのでしょうか。
また海賊船ではなかったら?
犯罪に対応するためにはその犯罪に適した武器使用要件もさることながら、対応させる組織の選定も重要になります。
けっして強い武器をもっているから良いということではありません。

また犯罪対策には防犯がもっとも有効であるのは言うまでもありませんが、起こってしまった犯罪には相応の対処をしなければなりません。
いまソマリア沖で展開している各国の海軍が一番頭を悩ませる問題でもあります。
ドイツ海軍は捕まえた海賊を、資格が無いために解放するということも起こっています。
当然武器の使用に関しても、どこから正当防衛なのか分からないまま海賊船の取り締まりを行っている状態です。

>くろがねさん
情報ありがとうございます。
いずれにしても海保の船が海賊対策に適していないということはないようですね。
それに他の国に援助できる国力があるのですから、自らの警察力を増強するのも可能ですので、ローテーションが組めない、日本の警備がおろそかになるといったご指摘もただの懸念に過ぎなかったようです。


「湾」を大洋というのはちょっと違うのでは
ダイスさん>

>お玉さんが引用された地図ですが、危険海域はおよそ幅200kmはありますよ。

同じ地図をよくご覧下さい。
そこに(商船航路)と書かれているのが見えませんか?
危険海域が指定されていたところで、ソマリアに用がある船以外は、そんなところに入り込む必要は全くない。
今問題になっている商船の安全確保ということなら、この数十km幅と言ってよい(商船航路)に対して目を光らせていれば、そして商船のここを通行するように周知すれば、十分なのですよ。

>潜行してであれ偽装によってであれ、正体を隠して接近してくる襲撃者という点で同等です。

全く違うでしょう。潜水艦による通商破壊は沈めれば目的達成なのですから、襲撃者の正体を見せる必要はないし、魚雷の射程からして「接近」という程近づく必要もない。
でも、海賊は船を乗っ取るまたは船から略奪する事が目的なのですから、最後は正体を明かして接舷するまで「接近」する必要があります。

>あなたが「海自派遣ありき」と批判するように、私も「海自はダメありき」の意見だなと感じています。

それは仕方ないのではありませんか?
海保と違い、海自は海外で警察のような活動をすることが法で認められた組織ではないのですから。
その法をまげるだけのメリットが示されない以上、「海自はダメ」という意見が出るのは、皆さん法治国家の国民なんですから当然でしょ。

>よって、根拠は「日本に「自衛隊だから」という理由で攻撃的な行動をとる人間が存在する」です。

あなたの言う「攻撃的な行動をとる」人は自衛隊の「法的不備」を根拠としているのですから、日本近海での海上警備行動という「法的裏付け」がある行動に対して、海保と海自で反応が違うという根拠にはならないでしょう。

>1~2隻との意見にも、特別強く反対したりしません。

即ち、数的には海保でも十分対応可能ということですね。

>ただし、他国海軍との協調という性格上、派遣すべきは海自としなければならない。

それは理由にはならないでしょう。
もともと日本の海保も有事においては海自と協調することが期待されているのですから、海自で協調できるなら、海保でもできるはず。そもそも他国海軍といっても、日本の海保のような機能は海軍に担わせている国はいくらでもあり、「性格」の点でもどちらがふさわしいかは一概には言えないでしょう。

>そこで質問なのですが、なんでかんで、絶対に、海賊を逮捕しなければならないのですか? 威嚇して追い払うだけでは不十分?

海保の装備でも十分それが可能と申しております。そして、私はあなたのおっしゃった『巡視船は延々と海賊船との「追いかけっこ」をせねばならず』という記述が事実と異なると指摘したまでです。

>対する護衛艦からの砲撃のみの対処であれば、護衛艦はコース・速力を変更する必要すらありません。

それで済むなら巡視船も同じことをすれば良いだけのことです。
海賊船は、最終的には商船に接舷しなければならないのですから、巡視船の機関砲の射程内に入らなければ、まず目的は達成できませんから。

そして、護衛艦の砲の方が長射程だとしても、その利点を活かせる状況では海賊船の識別をするのは困難、即ち宝の持ち腐れであろうということです。


わくわく44さん>

>つまり、白砂青松氏の批判・反論は、完全に事実と異なる不正解であり、撤回しなければならない。
>ちなみに、私の発言は外交の基礎中の基礎であるため、根拠の提示を私に求めないこと。自分でこの根拠を踏まえることができないなら、二度と、こういう問題について、不特定多数が閲覧できる場で発言しないこと。

相変わらずの物言いですね。

あなたはこういう台詞をすぐ書かれますから、はっきり言って対話になりません。
私が何かお答えしても、あなたの態度はこの調子でエスカレートするだけで、お玉さんから静止されるのがオチですので、こちらには書きません。

何かおっしゃりたいことがあるなら、弊ブログにどうぞ。

ま、小銃やRPG-7をもって、「軍事兵器を保有している海賊に対しては、その軍事兵器からの防御に適した艦船の使用が妥当」などと宣伝するのは、軍艦が防御しようとしている本当の「軍事兵器」がどんなものかをご存じないから言えるのだろうなということはわかりました。




お二方へ
>キンピーさま
>イエメンに沈められる可能性が高い海保の舟艇を貸し出すという矛盾したことを決定

「貸し出す」のではなく「供与する」です。それとイエメンからの要請に応えたものでもあります。
何故巡視船かというと、護衛艦を供与するわけにはいかないからです。武器禁輸に引っかかるから。
インドネシアに巡視船を供与するときも「武器」のカテゴリーに入れられかけ、外務省はかなり苦労されたそうです。
もう一つ、当時から既に東南アジア諸国が対策を練ってきたマラッカと違って、ソマリア・アデンあたりにはイエメン以外に沿岸警備隊がほぼ皆無という状況。
まずイエメンを中心にして周辺諸国の意識を沿岸警備へ向けさせ、将来は各国協調の下に公海の安全を充実させていきたいという狙いがあるかと。

護衛艦・軍艦ほど耐久力がない巡視船ですから、イエメンはその能力に応じた対応をしていくんでしょうね。
どっかのサイトで読んだんですけど、ブントランドには日本の漁船払い下げの警備船があるそうです。「安全第一」とか漢字で書いてある船が。(笑

>海保には貸し出す余裕などない

インドネシアには現役船でも中古払い下げでもなく、新造船が供与されました。その前から「中古でいいから」との要請があったんですが。
今回も新造船だと思うのですが、それはまだ確認できていません。

>白砂青松さま

わくわくさんにだいたい言われちゃった。(笑

海保にしろ海自にしろ、命のやり取りが可能な船を送り出す以上、最悪の事態は当然考慮に入れるべきです。
そして現実は、想定以上の出来事が起こるもの。そのためにも、現在取り得るあらゆる手段の中から、対応できるゆとりのある手段を選ぶべきでしょう。
「海保で十分」という意見は、旧日本軍「零戦で十分」「チハで十分」と大差ないと思います。


話が通じていない気が
>ここは犯罪の程度により変化します。

程度を考えればよいということですね。
で、ソマリア海賊の「程度」を考えてみましたが、各国海軍の5インチ砲や武装ヘリを積んだ船が海賊対策に出てきていることを考えると護衛艦の装備はソマリア海賊対策において「過剰」とはいえないと思います。

>こちらをごらんください。

「具体的に」と書いたのに…。例を挙げながら説明してください。


警察比例の原則というのは例えば「むやみやたらと127ミリを使って海賊ボートの船体を攻撃しない」とかそういうことなんじゃないですかね。拳銃を持っている警官がむやみやたらと人を撃たないのと同じように。


ということで私の疑問は解消されておりません。私には比例原則に則って海自に海賊対策を行わせるということは十分可能に思えるので。

海賊の逮捕について。

昨日の朝日新聞朝刊によると海自はSBUを連れて行くことは想定しているものの、小型艇を使用して海賊を逮捕することは考えてない模様。
できるだけ交戦は避けたいってことのようです。英海軍は銃撃戦になり海賊に死者が出ましたからね。日本だったら左右のうるさい御仁が大騒ぎだろうなあ…。

あとプントランド政府がようやく陸の海賊対策に乗り出してくれたようです。わずかずつではありますが前進していますね。


コギトエルゴスムさん
>幾分違う点は、(最近、2月11日、12日と米艦船が目覚しい活躍をしているのを見て)、「もう日本はソマリア沖に海保も海自も派遣しなくても、いいんじゃない」と思っている点です。

ソマリアの内戦は継続中です。たとえば各軍閥が自制をきかせて海賊の行為を軍閥自身が取り締まるとか、そういう状態にならない限り、まだそういう判断はできません。

>「外国艦隊に頼ってばかりじゃ肩身が狭いし、申し訳ないし、軽蔑されるぅ」」なんて、自虐的なことばかり言ってないで、思い切って外国軍にお願いしちゃったらどうですか?

そういう態度で湾岸戦争に臨んだ結果、カネも出し、掃海艇も派遣したにも関わらず、クウェートに感謝されなかったですよね。
別に感謝されないことが問題なのではなく、「いざというとき、日本を頼れる」という国際的信用を取り付けることができない、ということが、国際社会における発言力を失い、「戦争と貧困を撲滅しよう」とスローガンを掲げても、なかなか広がらないという結末になります。
リスクを負わないところに発言力は生まれません。これは国内でも同じことです。

>詳細は不明だけど日本人船長も中国軍艦が助けてくれたそうだし・・。外人は、皆々さまがたが考えるより親切ですね。

別に日本が護衛艦を派遣したからといって、他国の軍艦に救助を求めてはいけない、なんて法はありません。
逆に、日本の護衛艦も、外国船を救助あるいは支援したらいい。
こういうのは「持ちつ持たれつ」です。

>いちいち卑屈になる必要はありません。

別に卑屈になっているわけではありません。

>過ぎたるはオヨバザルが如しで、あんまり貢献しすぎるとありがたみが薄れ、益々無理難題を吹っかけられるだけです。

それは交渉力の問題であって、国際貢献とは直接的には関係ありません。

私は「自衛隊派遣ありき」ではないので、「何がなんでも自衛隊を派遣しろ」という主張はする気はありません。
しかし、今までの議論を客観的にみて、自衛隊派遣積極派と自衛隊派遣反対派、双方とも「言い訳づくり」に走っていますが、残念ながら自衛隊派遣反対の側の人は、「現実的ではなさすぎる」思考があまりにも多すぎます。

国際社会の現状や現実性をみたときは、どうしても軍事的要素を排することはできません。これは、何人も覆すことができない事実です。
なので、自衛隊派遣賛成論については、軍隊そのものに懸念される事項を、いかに防ぐのか、という「付帯条件」を模索する必要がありますが、それさえきちんとできればいい。
しかし、自衛隊派遣反対論は、そもそも「国際社会は軍事的要素を排した思考はできない」という冷徹な事実に抗うわけですから、「場合によっては自衛隊派遣もアリ」という前提に立って、その上での反対論を展開する。つまり、「できれば自衛隊を派遣したくない、という願望である。」というスタンスで唱えなければ、説得力はありません。

自衛隊派遣の必要性について、納得できない、理解したくない、嫌で仕方がないという気持ちを克服し、自衛隊派遣賛成の選択も決断できて、はじめて反対論に説得力が生まれることを、そろそろ認識すべきです。
「夢見る少女じゃいられない」


『海自派遣賛成』の皆々さまがたは、自虐的過ぎませんか
私は、キンピーさんや、白砂青松さんや、まさんと似て、派遣反対、迂回派です。
幾分違う点は、(最近、2月11日、12日と米艦船が目覚しい活躍をしているのを見て)、「もう日本はソマリア沖に海保も海自も派遣しなくても、いいんじゃない」と思っている点です。
軍艦だから『安全(皆々さまがたのご意見によると)』なので、よその国の兵士の血を流させる心配もないようですし・・。
詳細は不明だけど日本人船長も中国軍艦が助けてくれたそうだし・・。外人は、皆々さまがたが考えるより親切ですね。

「外国艦隊に頼ってばかりじゃ肩身が狭いし、申し訳ないし、軽蔑されるぅ」」なんて、自虐的なことばかり言ってないで、思い切って外国軍にお願いしちゃったらどうですか?
「中国には多額の円借款供与したのに恩知らずだ」って、怒っていたんだから、少しサービスしてもらうのも悪くないでしょ。アメリカにはイラク戦費用に03年に米国債35兆円も買ってあげてるし、ヒラリーも近日中に新請求書持って来日するし、『国連分担金』も沢山払っているのだから全世界的に日本は既に十分国際貢献していると私には思えます。いちいち卑屈になる必要はありません。

過ぎたるはオヨバザルが如しで、あんまり貢献しすぎるとありがたみが薄れ、益々無理難題を吹っかけられるだけです。
これまでも自衛隊出したって、経済的負担は全然減ってませんよね?
どんどん増えるばかりです。


返信漏れがありました。
たくさんのご意見ありがとうございます。
貴重なご意見ご感想に返信漏れがありましたので、二重投稿になるかもしれませんがご容赦ください。

このわたさん
>もし海賊と同程度の武装でなければならないというならしきしまの機関砲でも十分過剰だと思いますが。

そうです。十分です。だから行動が決められています。
拳銃を携帯した警察官が万引きした人にいきなり発砲しない、しかし相手が拳銃を持った強盗であれば発砲するかもしれないのと一緒で、これをもって同等とするのです。
これは自衛隊であっても同じことで、警察力の行使である以上守らなければいけません。
このブログではありえない武器の使用方法を提示される方がいらっしゃいましたが、そんなことをすれば自衛官が罰せられます。

>ということでスペック的に考えればより能力の優れた海自護衛艦を海保巡視船郡より優先させるべきだと思うのですがどうでしょうか。
船体のスペックは海自に分があるのは私も理解しております。しかしこのわたさんの見解通り、私も海賊船には海保でも十分だと考えておりますので、トータルで考えて海保が適任だろうという意見です。

>ヘリ
海保の場合、監視と警告になります。それでダメなら高速巡視艇による警告・威嚇射撃となります。
ヘリの防御は海自も海保も同じなので、直接攻撃に加わる軍隊と警告・監視のみの海保では海保に安全性がありますが、トータルでは同じようなものだと考えております。
また海賊船とのファーストコンタクトはヘリになりますが、多くの場合海賊船はそこで諦めるでしょう。

>同時に海保が付近各国の沿岸警備体制構築に力を貸すのもよいことだと思います
私も海保のいままでの活動を見ると、舟艇不足や舟艇の強度不足は、懸念するものではないという認識ですので、付近各国に力を貸すのはいい事だと思います。
よって海上警備行動発令は適法ではないと思うのですがいかがでしょう?

にょきさん[2009/02/13 01:36] に対するコメント忘れてました。
各国が軍隊を出しているのは沿岸警備隊を派遣する法的根拠が無いからです。
だからとりあえず軍隊を出しましたが、今は法整備に追われている状態です。
逆に日本の場合、歴史的な事情で幸運にも他の国々と多少性格の違う海上保安庁という組織を持っていますので、他の国々よりもスムーズに活動できるはずでした。
アメリカの場合は沿岸警備隊が軍に含まれる場合がありますので、警備艇を出せますが、他の国は法的根拠が無いため出来ないのです。
日本の場合、海上警備行動が発令され海自を派遣させるようですが、海上警備行動発令にはソマリアの海賊船に対して、海保が対応できないことを前提とします。
だから私はそれを識者の皆さま方にご質問させていただいているしだいです。


皆々さまがた
まず、私が海保海保というのは、自衛隊を派遣する際に海保では対応できないことが説明されなければならないからです。
そして自衛隊でも海保でもという状況であれば、日頃から警察力の行使に注力している海保が適任だろうということです。
さて、、

このわたさん
>どのように過剰であるのか(適正なラインを提示してほしい)
ここは犯罪の程度により変化します。自衛隊が派遣されるたびに毎回議論になるところですね。
海保が不審船と対峙するようになって、装備を変更したのもこのためです。
>過剰である事によりどのような弊害が生じるのか
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E6%AF%94%E4%BE%8B%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%89%87
こちらをごらんください。
このわたさんには誤解を与えたようですが、攻撃力に関して同種の犯罪に対応するならば海保も海自も似たような武器使用基準になるというだけで、これをもって海自を否定するものではありません。

にょきさん
日本が戦後侵略したことはない、核兵器を作ったことは無いというのはそのとおりです。
しかし今後どうするかは何らかの意思決定が必要になりますので、「だから海外に出て行って良い」とかにはならないです。
海賊船の場合、悪意を持った行為をするこを前提としてお話しておりますので、その部分が違うのかなと思います。
>不審船事件の時、海保が機関砲弾やRPGの弾になぜ当らなかったのはなぜか、という部分がスッパリ欠けてますね。
申し訳ありません。私の理解力の問題だと思います。
あの時は海が荒れていたことも作用したのだと思います。
その後海保はRPG-7(これでよろしいでしょうか?)を持った相手に対応するため、装備の強化をしました。
これが今回のソマリア沖の海賊問題に対応できるか否かを検証するためにご質問させていただいております。

ダイスさん
ご機嫌を損ねたようで申し訳ございません。
ダイスさんの仰るように私も今の価値観に縛られる方ではありませんが、このエントリーはあえて問題を限定しておりますので、話が逸れていきそうな話題には極力近寄らないように自重しているしだいです。
次にこれはまぜたさんにもお答えします。
海賊行為をする人を逮捕する必要があるのか?というご質問ですが、警察力の行使とは一義的には防犯です。つまり未然に防ぐこと。
しかし起こってしまったことにはそれなりの対処(拘束・逮捕)が必要になります。


横レス
くろがねさん、ダイスさん、横レス失礼します。


白砂青松殿

>ですから、ソマリア沖の海賊対策というのはそういう任務じゃありません。

現在のソマリアの状況において考えられる海賊対策の順序(流れ)で言えば、
1.商船やタンカーが海賊に襲撃されないようにすること。
2.商船やタンカーが襲撃されたとき、それを救出することができるようにすること。
3.海賊そのものの取り締まり。
4.海賊を更生させること。
この1~4の順序でなされるのが順当なことである以上、海賊が「襲撃しない」「襲撃したら、被害者の損失を極小化するように排除する」ことが必要。となれば、軍事兵器を保有している海賊に対しては、その軍事兵器からの防御に適した艦船の使用が妥当。

ちなみに、「海賊に襲撃されたら」のことであるが、「逮捕できずとも追い払う」のでも良い。沈没させてしまうのは、「やむを得ない」の範疇であって、この場合は問題になる可能性が極めて低い。

>海賊の武装が小銃とか対戦車ロケットとか、あるいは自爆攻撃とかいう話なら、そういうことは起きませんよ。

起こらない理由がない。従って、自衛隊派遣の根拠とはなりえない認識である。

>そして、あなたが言うような自爆攻撃を海賊がしかけるとしたら、その対象が護衛艦や巡視船であるという限定される理由がない、即ち商船のことまで考えなければ意味がないと申しているのです。

商船に向けての自爆攻撃でも、付近に護衛艦がいれば、被害の最小化のための行動を起こすことができる。
つまり、商船のことまで考えているのは、意味は大いにあるため、この発言も不正解である。

>なぜそれが命の軽視なのか、根拠がないと思います。
>その根拠が自爆攻撃云々であるなら、商船の乗組員の命の軽視はOKという二重基準でしかないということです。

この思考も不正解。
これは背理法で説明できる。もし、この白砂青松氏のコメントが「正しい」のであれば、われわれは、日本国内において、普通の住宅でも防弾ガラスや防弾壁で防護しなければならない。あるいは、警察官が拳銃や警棒を持つことも許されず、素手だけで対処しなければならなくなる。

>ここでも十文字さんがいかに沢山の軍艦がソマリア沖に派遣されているかを示されていると思いますが。既にあの海域に二十隻ほどの軍艦が派遣されているのに、更に日本が九隻ですか?

数は多い方が良い。全艦常時展開を行う必要はない。交代で任務に当たればよいのであって、これも自衛隊派遣反対の理由として正当性を微塵も持っていない。

>そして、他国から何故日本はそんなにこの海域に入れ込むのか、何か特別な意図があるのかと、あらぬ誤解を受けるだけですね。

まったく受けない。これこそデマである。国連決議に基づいた派遣で、「あらぬ誤解」を受けるはずがない。

>国際社会はあなたの言うような戦術を取ろうとはしていませんし、そんなものに付き合う気はさらさらないでしょう。

根拠を具体的かつ目視できるように出してから言うこと。

>もしそういう戦術を取るべきだというならその了解を取り付けるのが先。
>見切り発車で日本が突出するなど、梯子を外されて、あの地域の国々から色眼鏡で見られて、現在の良好な関係を壊す可能性を高めるだけです。

国連決議に「周辺諸国への協力」をうたっているわけだが、基本的に、日本が護衛艦を派遣するときは、周辺諸国とのオペレーションを打ち合わせ、きちんと詰めてから行うのは言うまでもないことである。
つまり、白砂青松氏の批判・反論は、完全に事実と異なる不正解であり、撤回しなければならない。
ちなみに、私の発言は外交の基礎中の基礎であるため、根拠の提示を私に求めないこと。自分でこの根拠を踏まえることができないなら、二度と、こういう問題について、不特定多数が閲覧できる場で発言しないこと。


そんなに銃撃戦がお望みなのかな?
海保派遣派の方々は、海保と海賊との手に汗握る追撃と、銃撃戦、果てには海賊船の撃沈を欲しているようにしかおもえない。

海保が海賊を捕まえようとすれば、追われる海賊船は抵抗しようと攻撃をする可能性が高いです。それに反撃するために海保側も銃撃することになります。その結果、双方に死傷者が出ないと言う保障はありません。

それよりも、軍艦であれば海賊は近づかないのですから(金欲しさで海賊をやっているのだから、命がけで軍艦に突撃するような海賊はいないんですよね)、自衛艦を送ったほうが平和的では?

特に今回の派遣では、商船の警備であり、ソマリア周辺海域を哨戒して海賊を見つけては逮捕しに行くわけではないのですよ。


怒っている? 正確には「苛ついている」かな…
 えぇ、多分「怒っています」。でも、それはキンピーさんに対してじゃありませんから、謝罪は結構です。いや、むしろキンピーさん宛てのコメントで「怒り」や「苛つき」を表した私が謝罪しなければならないかな。どうも申し訳なかった。

> ダイスさんの構想については脱法的なことがあり、今お話してどうこうなる問題ではございませんので、ご意見を拝聴させていただくだけにしておきます。
 私の主張が現行法を無視している事は、自覚しております。私が「苛つく」のは、お玉さんじゃないけれど「たかがブログのコメント欄」なのに、現行法の枠組みを飛び出す議論がされない事です。これほど知識豊富な方々が集っていながら、です。実にもったいない。
 防衛省であれ海上保安庁であれ、行政組織は現行法に則って活動するのが、当然。国会(立法府)だって、定められた手続きは守らなければならない。実際に行動する方々は、いろんな事に縛られている。また、縛られていなければならない、とも思う。
 でも、キンピーさんも私も、他の方々も、そういうものに縛られる立場ではないでしょう? 少なくともこういったブログのコメント欄みたいな場では。

 法に則った行動は、ちゃんと専門家が考えていますよ。むしろ草の根の活動では、理念とか心意気とか、そういったモノを発展させなけりゃ、法も発展していかない。
 合法であっても(いや、違法でなくともか)、正しくない事は正しくないし、法によって規定されていなくともやるべき事はやらなきゃならんでしょう。
 いや「俺の主張が正しいやらなきゃならない事だ」なんて言いたいのではないですよ(私個人は現時点で正しいと考えているから主張しているけれども、それを絶対視するほど馬鹿じゃない)。
 専門家(議員や行政官)の判断を批判するところから議論がスタートしているから、しょうがに事なのだろうか? なんか、そうとも思えないんですよね。

 現行法との整合という視点からの意見だって、法の枠組みから飛び出す議論でこそ有効なんじゃないかと考えています。「そうか、今の法律のここを修正すれば良いのか」とはっきりしますから。

 あぁ、こりゃただの愚痴でしたな。皆様、お目汚し、失礼いたしました。

 キンピーさんには、これのみ反論。
> ダイスさんは海自の行動=軍事行動と捉えていらっしゃるから「戦争になる」とか「反対する人がいる」とか思われるのではないでしょうか?
 私ではなく、「海自の行動=軍事行動」と捉えている人間が、まだ一定数存在するんですよ、この国には。
 ついこの間も、
> 自衛隊って、殺すための訓練を受けた組織でしょう?
> それとも、それ以外の任務があるの?(笑)
とコメントした方がいたじゃありませんか。制服で電車に乗っただけで人殺し扱いされたのは、残念がら過去の事ではないのだなと。

>このわたさん
> 何より未帰還になったという事実が「やべえ」というメッセージを伝えるかと。
> いえ、犯罪者はきっちり裁くべきです。帰還できたらせっかくの取締りが海賊の脅威にならない。
 この辺は、私も迷うところです。
 ただ、海賊ができなくなって「今後どうするか」を彼ら自身に考え決定させたい。その時には一家の大黒柱が家族と共にいた方が良いのじゃないか、との考えが捨てきれません。正直、いささか甘いのではと自分でも感じています。
 もうひとつ、海賊を制圧・逮捕するのが、「めんどくさい」。制圧しようとするから、色々と技術上の問題が発生するわけで、これが対応策を複雑化させている。最低限の目的を公海上の自由航行の確保とするならば、海賊が「商売上がったり」で廃業すればOKですよね。海賊への脅威は、威嚇の時点で強烈にくらわせてやれば、それで良しとしようかと。それで「大砲」に拘ってるわけです。

>白砂青松さん
> あの~現在問題となっている海域は幅数十km、長さは千kmにも満たないアデン湾ですよ。太平洋や大西洋の通商破壊(しかもそれはほとんど潜水艦によるもの)と比較するのはどうみても変でしょう。
http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-576.html
お玉さんが引用された地図ですが、危険海域はおよそ幅200㎞はありますよ。十分「大洋」です。潜水艦との比較は、海賊船が漁船等に偽装され、軍艦のように視認すれば識別可能な目標でない事を考慮した結果です。潜行してであれ偽装によってであれ、正体を隠して接近してくる襲撃者という点で同等です。
 護衛艦の火力を危険視する意見の中には「海賊船の識別をどうするのか」というものも有った筈ですよね、白砂青松さんが主張したわけではなかったとは思いますが。

> 海自でも海保でも、その気があるなら相手が言ってくることは同じです。
> 海保ならそういうことが起きないとおっしゃるとは、…中略… その根拠は何です?
 あなたが「海自派遣ありき」と批判するように、私も「海自はダメありき」の意見だなと感じています。キンピーさん宛でも書きましたが、日本に「自衛隊だから」という理由で攻撃的な行動をとる人間が存在する。この事に対する消極的な対応策との位置付けで主張しています。よって、根拠は「日本に「自衛隊だから」という理由で攻撃的な行動をとる人間が存在する」です。
> そうやって人命を意図的に危険にさらす「必要」よりも、言いがかりをつけられることを避ける「必要」が大事なのですか。
 腹背に敵を受ける危険は避けねばなりません。海保の方々が危険に立ち向かうのは、ある意味職務でもあり「仕方がない」事柄ですが、腹背に敵を受けて日本人全員が危機に曝される事態は「仕方がない」という訳にはいきません。

 護衛艦9隻にこだわりが有るようですので、改めて私の主張を説明します。(修正と捉えられても、それはご自由に。私も自分の前コメントでの説明が不十分と感じましたので。)
 まず、護衛艦9隻は、日本が日本単独で船団護衛を行う場合の必要数。大きな威嚇効果を持つ護衛艦が適している。
 次に、日本が他国海軍と協調して護衛作戦を行う場合なら、この9隻という数には、拘りません。1~2隻との意見にも、特別強く反対したりしません。ただし、他国海軍との協調という性格上、派遣すべきは海自としなければならない。
 最後に、直接護衛と威嚇による「追い払う」に徹する戦術について。
> もしそういう戦術を取るべきだというならその了解を取り付けるのが先。
そのとおり。だから、他国に対して押し出しが利く海自を派遣して、了解の取付がし易いようにする必要がある、という事です。

 白砂青松さんにしてもキンピーさんにしても、海保が海自より適している点として、海賊の制圧・逮捕のノウハウを挙げています。確かに、海自はそのような訓練はしていない。近年、海自にも対テロ部隊が編成されたというニュースを聞いたような覚えがあるけれど確認していないので、それは考慮しません。海賊の制圧・逮捕に関して、海保に一日の長がある事は同意しましょう。
 そこで質問なのですが、なんでかんで、絶対に、海賊を逮捕しなければならないのですか? 威嚇して追い払うだけでは不十分? 海賊が生業として位置づけられているという分析もあったはず。略奪ができなければ(追い払われれば略奪なんかできませんよね)、経済的に追い詰められて自滅すると予想しますが、いかがですか?
 上に書いたこのわたさん宛のコメントで告白したとおり、私自身も迷いのある部分です。海賊を逮捕する必要性を論じていただきたい。
 遠距離から砲撃によって威嚇するだけなら、護衛側(商戦及び護衛艦)にはもちろん海賊側にも人的被害が発生する可能性は極めて低いです。誤射の可能性を零にはできなくとも、砲撃とはそもそも当てるのが難しいのであって、着弾点を100mずらして良いのであれば、「当てない」という事は、まったく困難ではありません。そして、海上での100mの距離は、人間には非常に近く感じられる距離であり、砲弾の落下は海賊に大きな恐怖心を与えるでしょう。
 対して、威嚇して停船させる&移乗して制圧、このオペレーションは、どうしても海賊側の武器の間合いに入る必要があります。双方に人的被害が出るとしたならば、まさしくこの時が一番可能性が有るのではありませんか?
 その危険を冒して、海賊を制圧・逮捕しなければならない理由は何なのでしょう?

 最後に一つだけ反論。
 海賊船を拿捕するために巡視船は相当の距離を走らねばならず、対する護衛艦からの砲撃のみの対処であれば、護衛艦はコース・速力を変更する必要すらありません。これが「追いかけっこ」の意味です。

 えらく長文になってしまった… こりゃ、表に出してもらえるかなぁ。


①、②、③とか書いているけど、今までやられた事が無かったからどうだと言うのでしょうか。

不審船事件の時、海保が機関砲弾やRPGの弾になぜ当らなかったのはなぜか、という部分がスッパリ欠けてますね。
と言うか、私が一度説明しているけど、聞かない人は聞かないんだろうなぁ。

また、今までやられた事が無かったら、未来永劫そうなる可能性が無いことをキンピーさんが完璧に保証してくれるのですか?
まあ、完璧に保証できるからそういう事を言っているのでしょうね、海保に行って保証する事を説明してあげてきてください。
ちなみにソマリアに海保の船と同等の船がどれだけの数、どれだけの期間行って、どれだけの回数と時間海賊と遭遇したのかを教えてください、そうしないと調べようも無いのです。


ちなみに既に自衛隊は武器を持って海外に実際に行っておりますが、自衛隊や日本国は戦争を行っていないと言う事実は事実として確認できます。
日本には原発があり、各種技術開発を行い、大量のプルトニウムを保有していますが核兵器を造った事は無いという事実も事実として確認できます。
意思決定も何も、過去に事実が確認できればいいんじゃないのですか?

海賊が増加し当時のマラッカ海峡の政治情勢はソマリア沖と同じでは無いですね、その違いが各国が軍艦を送っているソマリアと送っていないマラッカの違いのキーポイント。
海保をどのようにソマリア沖に送れば有効に活用できるかは似た事例があるからある程度考えれらる。
細かい事も言えばRPG-7はロケットランチャーじゃない。

鋼板の話にしてもそうだったし、どうせ説明しても聞かないだろうから説明する気にはならない。


お二方へ
くろがねさん>

>民間船の盾となる隊員の命のことも考えて欲しいと思います。

ですから、ソマリア沖の海賊対策というのはそういう任務じゃありません。

どうも「護衛」という名に惑わされてか、SPか何かのように船体を盾にして商船を守る、といったイメージを抱いておられるかのように見受けられますが、海賊の武装が小銃とか対戦車ロケットとか、あるいは自爆攻撃とかいう話なら、そういうことは起きませんよ。

そして、あなたが言うような自爆攻撃を海賊がしかけるとしたら、その対象が護衛艦や巡視船であるという限定される理由がない、即ち商船のことまで考えなければ意味がないと申しているのです。

>それに対して「ジブチで補給OK」なら船体整備及び乗組員心身の健康の軽視。

私は既に補給に関しては自分なりの提案をさせていただいています。

>「『みずほ』で交代OK」なら命の軽視。

なぜそれが命の軽視なのか、根拠がないと思います。
その根拠が自爆攻撃云々であるなら、商船の乗組員の命の軽視はOKという二重基準でしかないということです。


ダイスさん>

>私は常に「直接護衛」という事を強調してきたはずですが、了解ですよね。

あなたが何を理想としているかと、現実に何が必要とされているかは別の話です。

>ソマリア沖のように「大洋の一部」と表現してもよい海域では、間接護衛では襲撃は防げないからです。

あの~現在問題となっている海域は幅数十km、長さは千kmにも満たないアデン湾ですよ。太平洋や大西洋の通商破壊(しかもそれはほとんど潜水艦によるもの)と比較するのはどうみても変でしょう。

>「間接護衛」で効果をあげるには、襲撃側に比較して護衛戦力が十分に多く、かつ対象海域が狭い等警戒密度が高くなる条件が必要なのです。

ここでも十文字さんがいかに沢山の軍艦がソマリア沖に派遣されているかを示されていると思いますが。既にあの海域に二十隻ほどの軍艦が派遣されているのに、更に日本が九隻ですか?

>しかし、間接護衛で事にあたれば、海賊被害を防げない可能性が大きく、

産経新聞などは、既に海賊の襲撃成功率が激減したと報じています。

>他国や国連が「間接護衛作戦でいく」と考えているならば、「いや、直接護衛に徹しなければダメだ」と主張しなければならない。

他所の国はとてもそんな話には付いていけないと言うでしょう。
そして、他国から何故日本はそんなにこの海域に入れ込むのか、何か特別な意図があるのかと、あらぬ誤解を受けるだけですね。

>工作船だろうが民間反日団体だろうが、いきなり海自と交戦・撃沈(=被害の発生)となれば、「うちの国民に何するんじゃ!」と事の経緯を無視して言掛かりをつけてくる事まで予想すべきです。

海自でも海保でも、その気があるなら相手が言ってくることは同じです。
海保ならそういうことが起きないとおっしゃるとは、ずいぶん「工作船だろうが民間反日団体だろうが」という人々の思考が良くおわかりのようですけど、その根拠は何です?

>最初から当て馬のような役割を充てられる海保の方々には気の毒な事ですが、戦争を避ける知恵の一つとしてあえて「必要」と主張します。

そうやって人命を意図的に危険にさらす「必要」よりも、言いがかりをつけられることを避ける「必要」が大事なのですか。
その優先順位、私には理解できませんね。

>これらは、ソマリアの状況を改善するための他の努力と矛盾するものではないと考えますが、いかがか?

別に矛盾はないと思いますが、海保派遣でも間接支援でも同じく矛盾はないと考えます。

>また、公海の自由航行を保障する行為は、日本と日本国民の存続に関わる重大事であるとの認識は了解されるか?

海自派遣以外の方法を主張している人も、ほとんどの人は同じ認識を持っていることを了解されていますか?

>人的被害の最小化と国際社会を同一戦術に巻き込む事を目的として海自派遣を主張しているが、その事は理解されているか?

国際社会はあなたの言うような戦術を取ろうとはしていませんし、そんなものに付き合う気はさらさらないでしょう。もしそういう戦術を取るべきだというならその了解を取り付けるのが先。
見切り発車で日本が突出するなど、梯子を外されて、あの地域の国々から色眼鏡で見られて、現在の良好な関係を壊す可能性を高めるだけです。

そして九隻もの護衛艦を派遣したことによる日本の防衛力に開いた穴はどうやって埋めるのでしょう。
巡視船は潜水艦や航空機からの攻撃には対応することは不可能ですよ。

>先に言っておきますが、日本近海での不審船への対応をモデルにした警察行動を基本とするならば、巡視船は延々と海賊船との「追いかけっこ」をせねばならず

海保は海面、船体への威嚇射撃で不審船を停船させ、「安全かつ確実に拿捕する」ことが自らの任務と認識しています。
デマを流すのはお止めになった方がよろしいでしょう。

>誤射の可能性は、実際に海賊船と対峙すれば海保だって同じです。76粍砲の誤射はNGだけど40粍機関砲ならOK?

76mm砲では威力過大で沈めてしまう可能性が高いので、相対的な比較ではそう言えますね。
いずれにしろ、海賊対策という任務においては、35mm砲、40mm砲に比べて76mm砲が持つ利点を活かせる状況が訪れることはない。
武装の観点からも護衛艦である必要性はないということです。




けいさつひれいは海自を止める魔法の言葉?
今展開中の各国もそれなりの砲を積んだ海軍艦艇+海軍特殊部隊で応対しているわけで海自を出したら即オーバーキルだという指摘受ける心配はないかと。

>警察比例の原則がありますので、最初から相手より強い武器であろうことが分かっている場合使用できません。

比例比例といいますが
・どのように過剰であるのか(適正なラインを提示してほしい)
・過剰である事によりどのような弊害が生じるのか
という2点が具体的に説明されていません。

もし海賊と同程度の武装でなければならないというならしきしまの機関砲でも十分過剰だと思いますが。何せ向こうはAK程度の自動小銃に無誘導一発きりのRPG-7が多くて2、3個程度です。ゴムボートに臨検部隊を積んだぐらいが適当ですかね。

>使用する武器も制限があります。

必要かつ相当な範囲であり合理的理由があればいいと思いますけどね。

私は威嚇して海賊に海賊行為を諦めさせるという目的に照らせば護衛艦の武装は必要相当で合理的だと思うのですが、キンピーさんがそう思わない理由はどういう点にあるのでしょう。

また海賊の捜索、逮捕には武装可能なヘリの存在も生きるように思います。米海軍のベラ・ガルフは搭載ヘリからの警告射撃に続いて臨検部隊(日本だとSBUになるのかな?)を海賊ボートへ乗り込ませ、海賊を拘束しています。

ということでスペック的に考えればより能力の優れた海自護衛艦を海保巡視船郡より優先させるべきだと思うのですがどうでしょうか。
同時に海保が付近各国の沿岸警備体制構築に力を貸すのもよいことだと思います。マラッカより海域が広く、しかも周辺国の沿岸警備組織も弱い。もしかしたらマラッカより重要性は高いのかもしれません。

ダイスさんへ

>ソマリアに情報を伝えるのは誰がするの?

ソマリアでは携帯電話が通じ、放送局もあるようです。海賊港の一つであるエイルにはネットカフェもあるそうなのである程度発達した都市にいれば情報は得られるでしょう。
何より未帰還になったという事実が「やべえ」というメッセージを伝えるかと。

>家族の元に帰したほうが有利じゃないの?

いえ、犯罪者はきっちり裁くべきです。帰還できたらせっかくの取締りが海賊の脅威にならない。


ダイスさん
怒っていらっしゃるのでしょうか?もしそうだとすると本意ではありませんので謝罪いたしますm(__)m

本題です。
「国内法は、日本国民の意思で変更できるからです。」
そのとおりですが、法より国民(というよりダイスさんの)の意思が優先されるということはありません。
一応法治国家ですから。
その上で今起こっている海賊問題にどのように対処すべきか議論しているのではありませんか?
ダイスさんの構想については脱法的なことがあり、今お話してどうこうなる問題ではございませんので、ご意見を拝聴させていただくだけにしておきます。

さて上のコメントを読むと、先に書かれた「問題の主導権」の問題とはソマリア全体の問題ではないようですね。
ダイスさんの真意は分かりませんが海賊問題に限定して書かれているのであれば、海保であろうが海自であろうがその判断を日本がするのであれば、主導権は日本にありますし、それを主張するのも良いと思いますが、これは既に海保の活動と共にアジア海賊対策地域協力協定を紹介し、ソマリア沖でもこの協定をもとに新たな協力体制を作ることが確認され評価されています。

誤射に件に関していえば、海保も海自も一緒ということはありません。日常的に違う原則のもと訓練しているのですから、これを一緒にしてしまうと日常の訓練は無意味ということになります。もちろんそうではありません。
それと日本近海における海自の働きですが、海上警備行動が発令(海保では手に負えない事態になっている)されていることが前提となりますので、海自による警察力の行使です。
不慣れな点はあるでしょうが手順に基づいて対処するのであれば文句は出ないと思いますが、ダイスさんは海自の行動=軍事行動と捉えていらっしゃるから「戦争になる」とか「反対する人がいる」とか思われるのではないでしょうか?

今回の海自のソマリア派遣も警察力の行使(海上警備行動)ですから使用する武器も制限があります。海賊新法が出来たところで使用する武器や行動に制限がつくのは大差ないでしょうが、その前に海保では対応できないことを説明しなければいけません。
このブログでは「海保の船は沈められる可能性が高い」という認識のもと海自派遣を賛成しておられる方もいらっしゃいます。政府も当初そのような説明だったと思いますが、しかしここへきてイエメンに沈められる可能性が高い海保の舟艇を貸し出すという矛盾したことを決定しています。
しかもここの識者の方々からすれば、海保には貸し出す余裕などないはずです。
海保の船は使えない、余裕が無いなんてことは事実ではなく本当は海保の舟艇はソマリアの海賊対策で使えるのでしょうか?


昼休みに少しだけ
> 海上警備行動に則って日本の海域を警備するのですから、海自であっても「いきなり」ということはありません。
 そういう意味の「いきなり」ではありません。まず海保(警察)が対応せずに、「いきなり」海自(軍)が対応する、という意味です。
 日本の隣国たちは、日本国内に自衛隊が何らかの活動をしただけで「反対運動」とやらを起こす勢力が存在する事を熟知しています。私が日本の隣国の立場なら、それらの勢力を必ず利用する。そして、その後の展開を有利にする(開戦するなら大義名分を得、開戦に至らなければ日本の最大限の譲歩を引き出す)。
 ただ、この事を言い出せば「悪口の言い合い」になるのは目に見えているから、前コメントで触れなかっただけ。しかし、あえてキンピーさんのような解釈をする方がいるのでは、今回ははっきり書きます。
 「不審船等に、海保の対応を飛ばして海自が対応したら、護憲派の皆さんは日本じゃなくて不審船を支持するんじゃありませんか?」
 対外事情だけでなく、国内事情として、海保は日本近海にこそ必要です。

> またダイスさんの構想ですが、国内法も国連における日本の地位も無視すれば軍という選択肢もあるかもしれません。
 国内法については、「日本が如何に行動すべきか」を思考するのには、制限になりません。なぜなら、国内法は、日本国民の意思で変更できるからです。国内法より日本国民の意思が優先します。
 これもはっきり言いましょう。「平和を構築するために軍の派遣が適切だ」との判断になるのならば、憲法9条を破棄する。ただそれだけの事です。
 国連における日本の地位は、何のことか意味不明。余裕があれば、詳しく解説されたし。

> 賛成はしませんが超ウルトラFぐらいの政治力外交力を発揮すれば「もしかして」実現可能かもしれませんね。
 この文章に、私の提案に対するキンピーさんの明確な反対の言葉は読み取れません。「賛成はしませんが」の書き出しには、「できたらいいね」程度の揶揄のニュアンスを感じます。
 私は、できうる限り世界を平和に保つ事こそ、日本の国益にかなう事柄であり、同時に日本国民の願いであると理解していますが、キンピーさんはいかがなりや?
 キンピーさんの主張する、警察行動としての対応で、私が主張したようなソマリアへの影響(微々たる影響だと言われればそのとおりですけどね)を与える事は可能でしょうか?
 先に言っておきますが、日本近海での不審船への対応をモデルにした警察行動を基本とするならば、巡視船は延々と海賊船との「追いかけっこ」をせねばならず、公海上の自由航行を確保するという最低限の目的を達するのも難しいでしょう(私の護衛艦で「追い払う」に徹する作戦に比較してです)。
 誤射の可能性は、実際に海賊船と対峙すれば海保だって同じです。76粍砲の誤射はNGだけど40粍機関砲ならOK?
 海賊を制圧・逮捕して、ソマリアに情報を伝えるのは誰がするの? 「海賊しに行ったら恐ろしい目にあった」という経験を第二第三の海賊候補に誰が伝えるの? この経験をソマリアの人々に伝えずに、ソマリアが内側から変わる事を促すことができるの? 海賊を拘束したら、ソマリアに残っている海賊の家族はどう感じるだろうか? 犯罪者が拘束されるのは当然だけれど、このソマリアのようなケースでは、ソマリア自体が変わるために、家族の元に帰したほうが有利じゃないの?
 だから、護衛艦(軍艦)で「追い払う」に徹する作戦が、より適していると。40粍機関砲より76粍砲、コストを度外視できるなら5吋砲ならなお適している。口径が大きくなればなるほど、大きな音がして派手な水柱が立つ。

 私は、この案がありますので、ソマリアに派遣すべきは海保ではなく海自だ考えます。

 急いで書きました。乱文(いつもだが^^;)、ご容赦されたし。 >皆様方


シンペイさん
ありがとうございます。
しかし海賊行為は戦争ではなく犯罪です。
戦争であれば戦時国際法の適用となりますが、海賊対策はそれぞれ各国の国内法に則った裁きを受けます。
海賊対策の任につく要員もむやみやたらと発砲すると、過剰防衛で罪に問われますのでいくら重装備であっても使えないのです。
また「また犯罪対策であったとしても最初に甘く見られればつけ狙われます。」とありますが、何回か申し上げておりますように、警察比例の原則がありますので、最初から相手より強い武器であろうことが分かっている場合使用できません。
これは私が言っているだけではなく、国際的にそうなっているのです。
先進国でこれを軽視するのは中国とロシアぐらいでしょう。

>わたしは「使えない」とは思いませんよ。
>ただ「海自の船のほうがより使える」と思うだけです。
安全という意味ではそうですが、、ただし「船だけ」です。
時間と予算に余裕があるならば、ソマリア沖を調査し、それに適した船を建造することも考えられますが、海賊被害は今起こっている問題です。
海保の船がロケットランチャーで武装した船に対応できないのであれば、仕方が無いので海上自衛隊の出動も考えなければいけませんが、海保はもう既に経験していますので、その経験を検証をした上で任務を遂行できるのか・できないのか判断しなければいけません。
シンペイさんも海保の船で対応できるという認識と考えてよろしいでしょうか?


皆々様方
いろいろご意見ありがとうございます。

・にょきさん
海保の船は危ない(海保がやられる、犯罪を抑止できない)というご指摘がありましたので、皆さまのお力を借りて検証をおこなっているしだいです。
それには①海保の巡視船・巡視艇がロケットランチャーに沈められた事実があるのか無いのか?②ロケットランチャーを持った船だから、海保の船は引き返してきたというような事があったのか無かったのか?③現場のソマリア沖で海保の船と同等の船が被害にあっているのかいないのか?など調べていかなければ検証になりません。
海保に関してはロケットランチャーを装備した船と対峙したことがありますので検証可能ですが、にょきさんが例に出されました案件は、どれも要因と結論の間に何らかの意思決定が入りますので、別の検証が必要になります。
度々ご教示いただいているのに、このようなことを言うのは心苦しいのですが、それらの例えは適当ではありません。

>過去にどんな武器でどれだけ危険に晒されてどれだけの損害の有無その他、どんな結果があったのか、そういう分析の仕方で考えないと、能力も何もわかりませんよ。
それは海保の舟艇の能力もさることながら、警察力を見ていく上でも検証の価値があります。
不審船の場合は3人の負傷者を出しました。それに対応して以降は負傷者も出していませんので、海保は十分対応しているとみているのですが、実際どうなんでしょうか?

・くろがねさん
私も実力行使や武装した舟艇による抑止効果で、ソマリア沖を通過する全ての船を守るのは限界があると考えていますので、迂回を基本にとおもっています。

・まぜたさん
いろいろご意見をいただきありがとうございます。
紹介した海保のHPにはこのように書いています。
「平成13年12月の九州南西海域において発生した工作船事件では、工作船が強力な武器を保有し、そのうちの自動小銃及びロケットランチャーにより巡視船に対し攻撃を加え、海上保安官3名が負傷するとともに、巡視船も甚大な被害を受けました。
 海上保安庁ではこれらを踏まえ、高速性に優れ、十分な航続距離を有し…」
ロケットランチャーで撃たれて安全な船はこの世に存在しませんので、判断基準は任務が遂行できるかできないかではないでしょうか?

・ダイスさん
海上警備行動に則って日本の海域を警備するのですから、海自であっても「いきなり」ということはありません。
またダイスさんの構想ですが、国内法も国連における日本の地位も無視すれば軍という選択肢もあるかもしれません。
賛成はしませんが超ウルトラFぐらいの政治力外交力を発揮すれば「もしかして」実現可能かもしれませんね。


キンピーさん
>海賊対策は軍事作戦ではなく犯罪対策です
犯罪対策であったなら相手が此方を殺そうとしないのですか?
相手がロケットランチャーや機関砲を使用している時点で十分軍事行動です。
ドブさらいを掃き掃除と言い換えたところでドブさらいなのは変わりません。
生命の危機がある以上その危機を未然に防ぐためにも
最初に全力を尽くすのは当然です。
また犯罪対策であったとしても最初に甘く見られればつけ狙われます。

>「海保の船は海賊対策に使える」と判断せざるを得ない
わたしは「使えない」とは思いませんよ。
ただ「海自の船のほうがより使える」と思うだけです。
何で危険があると判っているのにわざわざ安全度の低いほうを
選択せねばならないのでしょう。
たとえ和紙一枚程度であっても安全度が高まるならそちらを選ぶものです、普通


誰も「直接護衛」には拘らないのね…
>白砂青松さん
> 肝心のあそ級、ひだ級の6隻をお忘れのようですが。
 失礼しました。洩れましたね。PLではソマリア沖はきつかろうと思い、除外しました。でもあそ級はともかくひだ級は有用ですね(40粍機関砲では心もとないが、そこは白砂青松さんにこの場は譲ってですが)。
 まぁ、それでも私が考える「直接護衛」には、やはり数が足りません。

 で、直接護衛作戦を行うには9隻派遣が必要と提案したわけですが、
> ほとんどの国が1隻か2隻しか派遣していないのに、なんでそんなことを日本がやらなければならないのでしょう。
この感想は、至極まっとう。
 でも、
> 海保ではダメだと言いたいがための恣意的な条件設定にしか見えません。
これはいただけない。

 護衛艦か巡視船か、という戦術論を述べるに際に、私は常に「直接護衛」という事を強調してきたはずですが、了解ですよね。
 「直接護衛」を行うには、先の9隻が必要なのです。
 なぜ「直接護衛」なのかというと、ソマリア沖のように「大洋の一部」と表現してもよい海域では、間接護衛では襲撃は防げないからです。「間接護衛」で効果をあげるには、襲撃側に比較して護衛戦力が十分に多く、かつ対象海域が狭い等警戒密度が高くなる条件が必要なのです。これは過去の戦訓から明らかです(WWⅡの大西洋・太平洋で行われた通商破壊戦の攻防、直接護衛を行った英国は戦時輸送を守り通し、間接護衛を行った日本は日本近海の通商路すら維持できなかった)。

 前にも書いていますが、実のところ日本政府がこの直接護衛作戦に拘る気があるのか、そこが一番不安だったりする。日本政府だけじゃなく他国はどうなのか? 国連は? 直接護衛に徹すれば、護衛艦と海賊船の戦力差から、「威嚇して追い払う」に徹するだけで、双方の人的被害を最小限に抑制したまま海賊にダメージ(商売あがったり)を与えられる。しかし、間接護衛で事にあたれば、海賊被害を防げない可能性が大きく、その内「海賊の根拠地を爆撃してしまえ」とか言い出す奴が出てこないとも限らない。この事の方が恐ろしい。
 交戦距離を問題として、巡視船の攻撃力不足を指摘したのも、この直接護衛とアウトレンジからの威嚇の組合わせがあったから。40粍機関砲の威力について、仮にその評価を白砂青松さんに譲ったとしても、それ以上に肝心なのは「直接護衛」を実現できる事。
 で、直接護衛を日本の船舶に対して日本のみで行おうとすれば、最低9隻必要。全ての船舶に国連主導で各国共同で行うならば、他国は海軍艦艇が来ているわけだから、その連携上、海保より海自が適切。なぜなら、少なくとも米国を中心とした軍事同盟の中でなら、データ共有・共同作戦のハード・ソフトが海自には存在するから。海保には、それらは無いでしょう。
 他国や国連が「間接護衛作戦でいく」と考えているならば、「いや、直接護衛に徹しなければダメだ」と主張しなければならない。この場合も、他国が海軍であるならば、日本も海自(海軍)が現場に行っていなければ主張できない(多くの国では、沿岸警備隊(海保)は海軍より格下の組織です)。バカなことかもしれないが、人間が運営する事柄には、こう言った配慮も必要なのです。

 次に、日本近海の防衛に対する海保の役割について。
 まず、「国家の看板を背負っている」というのは「国民」であるならば、全員が該当する(ソマリアは無政府状態と言ってもよいのでは、と判断して現状では「国民」にあらず)。国家の意思を遂行する存在だけが「国家の看板を背負っている」ではないのです。
 工作船だろうが民間反日団体だろうが、いきなり海自と交戦・撃沈(=被害の発生)となれば、「うちの国民に何するんじゃ!」と事の経緯を無視して言掛かりをつけてくる事まで予想すべきです。ヤクザを相手にすると思えば容易に想像がつく話。
 でも、この前にワンクッション。「海保(警察)が対応しようとしたらロケット砲で追い払われた」これが有ると、「悪いのはお前らだ!」が遥かに言い易くなります。戦争回避には、開戦前の舌戦が意外と重要。特に今日のように「国際社会の中の一国」という立場が重要視される世の中だと、舌戦によって「相手に大義名分を与えない」というのは、外せない防衛策です。あぁ、当然海保の対応で事が収まればそれに越した事はありませんし。
 最初から当て馬のような役割を充てられる海保の方々には気の毒な事ですが、戦争を避ける知恵の一つとしてあえて「必要」と主張します。
 隣国とは、「仲が悪くて当り前」。戦争を回避するには、何重もの段階を設定した方が有利です。公海上の自由航行を確保すれば最低限の目的を達する海賊対策より用意周到であるべきです。

 最後に、この実力行使によるソマリア沖海賊対策の位置付けを確認していただきたい。このエントリーの私のコメント[2009/02/10 01:06]と[2009/02/11 02:24]で、意見を述べています。これらは、ソマリアの状況を改善するための他の努力と矛盾するものではないと考えますが、いかがか? また、公海の自由航行を保障する行為は、日本と日本国民の存続に関わる重大事であるとの認識は了解されるか? 人的被害の最小化と国際社会を同一戦術に巻き込む事を目的として海自派遣を主張しているが、その事は理解されているか?
 他国に追随するのではなく、問題解決の主導権を握ろう、そこまでできなかったとしても国際社会に主張しよう、こういう意思の現れとして、派遣すべきは「警察」ではなく「軍」です。


また書きますが
今回の派遣は、海賊の殲滅や逮捕が目的ではなく、日本や日本人の乗った商船の護衛です。

海保の巡視船は追跡や逮捕には向いているかもしれませんが(相手の攻撃範囲外からヘリや長距離砲で足止めし、小型高速艇[高速で移動するために相手の攻撃が当たりにくい]による接舷・制圧がメイン)、海賊自体を護衛対象の商船に近づけさせないのはあからさまに軍艦然とした自衛艦です。

現在までのニュースを総合すると、海賊の被害は減ってきていて、海賊と銃撃を行ったのはSOSを受けた各国の軍艦が現場に急行したときに限られているはずです。つまりは、軍艦が護衛している商船には海賊は近づいていないと言うことでは無いでしょうか?

では、もし巡視艇を派遣した場合、他国の軍艦と同じような効果をあげることができるかと問われれば、難しいとしか言えません。特にあのカラーリングです。遠目から見れば商船と間違われる可能性大です。

護衛がいないと思って近づいてきた海賊と巡視船との間で銃撃戦が起き、被害者がでる可能性が高くなります。

自衛艦にしても、軍艦と分かっていても近づいてくる海賊がいる可能性は排除できませんが、自衛艦派遣反対派の皆さんが言われているように命を懸けてまで軍艦に突撃していくような海賊はいないと思いますので無用な心配なんでしょう。

また、漁船に偽装して近づいてきた場合、既に巡視船の運用体制外となり(アウトレンジ戦法が使えない。まさか護衛対象を置き去りにして海賊船の攻撃範囲外に移動するわけにはいきませんから)、近距離での銃撃戦になってしまうので、やはり護衛艦の方が被害が少なくなるでしょう。

>キンピーさんへ
上に書いたように、巡視船の海賊船への対処は

・巡視船の高速性により相手を逃がさず、相手の攻撃範囲外からの射撃orヘリによる威嚇(海保のヘリには銃器は無いはずです)。
・相手の足を止めた後、その小ささと高速性でもって相手の攻撃が当たり難い特殊警備隊が乗船した小型高速艇による接舷・制圧

というように、相手を追っかけて遠くから攻撃するものです。よって、巡視船は相手のロケットランチャーの直撃を考慮していないのであり、巡視船が不審船や海賊船に近づくのは特殊警備隊が乗船した小型高速艇により制圧された後なので、ロケットランチャーで攻撃されて沈んだ巡視船は無いのです。

んでもって、護衛艦が派遣され、命知らずで無謀な海賊がいないのであれば、上記のような海賊逮捕なんて起きることは無いのではないでしょうか。

あるとすれば、命知らずで無謀な海賊が警告や威嚇を無視して軍艦である護衛鑑に突っ込んでくることでしょうが、護衛鑑であれば多少の銃撃やロケットランチャーには耐えられますので被害は最小に抑えられると思います。

キンピーさんが参照された海保のページより
「 海上保安庁ではこれらを踏まえ、高速性に優れ、十分な航続距離を有し、目標追尾型遠隔操縦機能(RFS)付20ミリ機関砲を装備する「高速特殊警備船」、命中精度の高い射撃が可能な射撃管制機能(FCS)付40 ミリ機関砲を装備し、高速性能も有する「1,000トン型巡視船(高速高機能)」、「2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)」の整備を進め、さらに、特殊警備隊及びその資機材を最寄りの航空基地や現場に向かう巡視船などに輸送することができる輸送能力に優れた飛行機及びヘリコプターを整備し、不審船・工作船を安全かつ確実に捕捉する体制を強化しています。」
どこにもロケットランチャー等の攻撃に耐えられるようにしたとは書いてありませんよね。


気なったのだけど、ソマリア沖へ巡視船を派遣した国はどれだけあるのでしょうか。むろんソマリア近接国を除いて。(領海が接していれば警察も近くに居て当たり前なので。)
アメリカが一隻送っているみたいだけど、空母を含む軍艦とセットだし、アメリカのカッターって大砲積んでるし。




お二方へ
>白砂青松さま
>そこまで想定するなら商船の船員の命のことも同じように考えるべき

もちろん、その通りでしょう。
しかし民間船にいかなる攻撃をも耐えうる防御力を与えることも、ソマリア沖を迂回することも、海賊に金を与えて航海の安全を図ることも、金と時間が許さないわけで。
私たちは現実世界で、有限の資金と有限の時間でやっていかなければならない。海保or海自の船を出すことで海賊の機先を制することができるのなら、それも一つの方法でしょうが、少なくとも命令者である政府には民間船の盾となる隊員の命のことも考えて欲しいと思います。

>自分に都合の良い架空の対論者を設定してネガティブに評するというやり方

このエントリーでの議論とは異なる論点を出して批判したことはお詫びします。
しかしこれまで再三、海保「しきしま」一隻では長期任務に耐えられない、数が足りないと指摘されていました。
それに対して「ジブチで補給OK」なら船体整備及び乗組員心身の健康の軽視。「『みずほ』で交代OK」なら命の軽視。
旧日本軍と通じる楽観的思考としか言えますまい。

>キンピーさま
工作船に対する海保の状態については、にょきさんがこれ以上となく詳しくコメントされておられます。

>ソマリア沖の不足の事態とはそれよりももっと脅威なのでしょうか?

ソマリア沖どころか日本海での自爆攻撃すら、政府・与党・野党は真剣に考えているかどうか怪しいもんだと思っていますが。


海保はノウハウ・実績はあるが単体での耐久力が不安だし、数が決定的に足りない。
海自はその点はなんとかクリアしているが、ノウハウもなければ訓練する時間も費用も出ない。なにより法的整備も無しに行かせるのは無責任。
現状、双方ともソマリア沖に派遣するには問題が多すぎて、他の手段を考えるべきだと思いますね。


>いまだに「巡視船がロケットランチャーで武装した船に沈没させられた」という事実は確認できませんし「走行不能になった」という事実すらありません。

その決め付けはお話にならない。
「自衛隊が外国を侵略した事実はありません」「自衛隊が戦争をした事実はありません」「戦後の日本が戦争をした事実もありません」からどんどん海外に自衛隊を送り出しても問題ありませんね、と言うのと同レベル。
色々なことの屁理屈に使えます、日本で全国民に定額給付金を出して選挙に勝った事実は無いから定額給付金は選挙対策ではありません、日本が核兵器を作った事実は無いからどんどんプルトニウムを輸入して原子力開発をしても核武装化する危険はありません、いくらでも言える。

そして、今まで事実が無いから送り出してみて、これから事実が出来たらあなたが責任を取るの?

巡視船が攻撃された場合の事であれば、過去にどんな武器でどれだけ危険に晒されてどれだけの損害の有無その他、どんな結果があったのか、そういう分析の仕方で考えないと、能力も何もわかりませんよ。
また、実際の能力を科学、物理的に比較検討しないと実際に何が出来て何が出来ないのかも判りませんよ。


あ、あのぅ シンペイさん(汗
>無駄、かつ無意味な損害を出すのを「戦力の逐次投入」といい軍事上最低の行いの一つです

僭越ながら
海賊対策は軍事作戦ではなく犯罪対策です。
これって全然違うように思うのですが。
http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-582.html#comment9148
↑でも書きましたが(中段より下)、警察力の行使には警察比率の原則というものがありまして、具体的な検証も無しに「かも知れない」というだけで相手を上回る武器は使えないようです。
これは海保であっても海自であっても、警察力の行使である以上守らなければならない原則で、海上警備行動であろうが、海賊新法を作ろうが自衛隊もこの原則に従うことになるになりますです。
警察比例の詳細はWikiをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E6%AF%94%E4%BE%8B%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%89%87

お気を悪くせずに聞いていただきたいのですが、海賊行為をする人たちより、強い武器を持たせれば良いという単純な話ではないようです。
だいいちそんな法律は作れませんし。
相手と同等の武器を使って、どのようにして犯罪を食い止めるのか?
シンペイさんは疑問に思われることでしょうが、これは日々の訓練で対処するしかないそうです。
そういえば警察の人は犯人が銃を持っているかもしれないと思っていても、拳銃一丁で対処していますね。
警察力の行使とはこのようなものなので、日常的に違う原則で訓練されている海自の隊員にとって困難なことになるでしょう。。
なにせ今まで訓練してきたことや、教えられてきたことが否定されるわけですから。
だから装備だけを見て「自衛隊でも海上保安庁でもどっちでも構わん」ということも違うのではないかと思うのです。

さて、こんな私でも何人もの方からご指摘いだき、海自の護衛船と海保の巡視船では、船体構造の違いから、護衛船の方が沈没しにくいのは理解できました。
しかし問題は船体構造の優劣ではなく、海賊船に対処できるかできないかであって、私はそのことをずっと質問させていただいているのですが、いまだに「巡視船がロケットランチャーで武装した船に沈没させられた」という事実は確認できませんし「走行不能になった」という事実すらありません。
このままだと「海保の船は海賊対策に使える」と判断せざるを得ないので、どなたかお詳しい方がおられましたら、ぜひ「事実はこうだ」という情報をいただけませんでしょうか?


どうなんですかね?
あー、別に自衛隊でも海上保安庁でもどっちでも構わんといえば構わんのでは
ありますが、「相手の戦力はこの程度だろう」で、それに
勝てる程度の戦力を投下し相手を読み違える、または相手が戦力増強を行って
無駄、かつ無意味な損害を出すのを「戦力の逐次投入」
といい軍事上最低の行いの一つです。
最初に可能な限り最大の戦力を投入し、実際に矛を交わして相手の戦力を
きちんと見極めてから徐々に自軍の戦力を控えめにしていくというのが
最善と思います。
相手の力が思ってたより強かった場合殉職した職員の死骸を前に
「この程度じゃだめだったか」「もっと強い戦力送ってればよかった」は
拙いと思うのです、いろいろと。
思ってたより弱かったなら犠牲者でなくてラッキーですし。


お二方ありがとうございます。
くろがねさん
たとえば工作船の場合、任務に適した新しい武器は支給されますので、ソマリアの海賊よりも脅威なのではないでしょうか?
また不測の事態とはいったい何を指しているのでしょうか?
ちなみに工作船相手では自爆は不足の事態とはいえない状況です。
ソマリア沖の不足の事態とはそれよりももっと脅威なのでしょうか?
そうでなければ海保の船が任務に就けない理由はないと思うのですがいかがでしょう?

にょきさん
各国が軍隊を出してきたのは各国が保有する沿岸警備隊の多くが、国外での活動の法的根拠が無い(国内に限定されている場合が多い)からです。
それと今後を見据えた政治的な思惑もあるでしょう。
海賊対策に空母やイージス艦を派遣する国もありますから。
またマラッカ海峡での協力体制はとくに海軍を排除したものではありませんので、日本が海保で対応しているからといって関係国が警察力で対応しているわけではなく、それぞれの国内法によって取り締まりを行っております。
その中で、海保の船は自ら出向いたり、供与されたりして活動し評価されています。
ちなみにマラッカ海峡の海賊行為をする人たちもロケットランチャーをもっている場合もあります。

最後に、にょきさんの「そもそも」ですが、それは考えなければいけません。
当初ここでも自衛隊派遣に消極的な方々から根本的な問題に手をつけなければ海賊はなくならないと何度も指摘されていましたが、自衛隊派遣に賛成される方々から「とにかく海賊に対処しなければならない。自衛隊しかない。」「“そもそも”は自衛隊派遣反対の理由にならん」と指摘されていたように思います。
今こうして自衛隊派遣を肯定される方から、根本問題について考えようという意見が出てきたことは喜ばしいことと存じます。
(先日もこのわたさんからご質問をいただきました)
しかしながら、当面の海賊対策は対処療法として必要ですので、今後を見据えた対応として、何がベターなのかも考えなければいけません。
そこで自衛隊なのか海保なのか税なのか迂回なのか、あるいはどの組み合わせがいいのかなど、様々な意見が出ているのだと思います。
お題でも「海自を出さなくても良い方法」とありますが、入り口でボタンの掛け違いがあると今後にひびきますので、対処療法は対処療法としてきっちり話をつめなければいけません。
そこで私は適任である「海保を」と言いましたが、「海保の船は無理」とご指摘を受けましたので、どのように無理なのかご質問させていただいているしだいです。


ダイスさん>

>40粍及び35粍機関砲装備の物で、そうや・つがる級×9隻・みずほ級×2隻・しきしまの計13隻。

肝心のあそ級、ひだ級の6隻をお忘れのようですが。

>で、この11隻で「直接護衛作戦」を行ったら、日本近海は?

ほとんどの国が1隻か2隻しか派遣していないのに、なんでそんなことを日本がやらなければならないのでしょう。
海保ではダメだと言いたいがための恣意的な条件設定にしか見えません。

>ちなみに私が提案した海自のゆきクラスは、練習艦になったしまゆきを除いても11隻あります。

ですから、もし巡視船を派遣して日本近海の警備が手薄になるなら、それらの船にやらせればよいでしょと申しております。
そして、実際に政府が送ろうとしている護衛艦はもっと高性能の船ですよ。

>この国家の看板を背負っているというのが、海賊との決定的な違い。国家の看板を背負った相手にいきなり海自の護衛艦を差し向けると、色々と面倒な事になりませんか?

それは逆でしょう。
相手が国家の看板を背負っているなら、日本の領域を侵略から守る自衛隊として堂々と出て行けばよい。それができないということは、それこそ国家の看板を背負っている正規の軍隊が侵略して来た時に、自衛隊が出動することができないということですよ。
自衛隊がそんな無駄な組織だとは、私は思いません。

>巡視船で対応不可能な相手・事態になっても、海自の艦隊主力は日本にいます。戦力が低下していても、大概の事態に対応するでしょう。

巡視船で対応不可能な相手・事態になっても対処できるなら、巡視船で対応可能な相手・事態に海自は十分対応できるはずですね。だって、派遣しなかった分、護衛艦も沢山残っているのですから。

>ね、「同じ」ならば、トラブル(≒戦争)を避けるためには、海保ではなく海自の派遣が適切なんですよ。

これも逆だと思います。
ソマリア沖まで運んでいっても使うあてのない潜水艦や航空機に対処するための機能満載の護衛艦を送るのは無駄です。それは日本が侵略された時に使えるように日本近海にキープしておいた方が、日本の安全を考えるなら理に適っています。

>対艦ミサイルを射撃する目的で設計された射撃式装置と水上目標を射撃する事しか想定していない射撃式装置。前者の方が、高性能でしょう。

対象が違うもののどちらかを「高性能」と評する意味が疑問なのですが、仮にそうだとしても、相手が対艦ミサイルを持っていなかったら宝の持ち腐れです。いくら「高性能」だからって、戦略ミサイル原潜をソマリア沖に派遣したって意味がないのと同じ。
海賊が使っているのは水上艦艇なんですから、それに合わせた装備を持っている巡視船が、まさに適材適所ということではないでしょうか。



くろがねさん>

>その耐久性が、隊員の命に関わってくるのですが。

ですから、そこまで想定するなら商船の船員の命のことも同じように考えるべきだということです。一文の得にもならない行為に海賊が及ぶとの前提なのですから、その「一発やってやろう」の対象が巡視船にだけ向かう根拠はどこにもないのですから。

>海保の船でも沈まないだろう、補給は現地で出来るから大丈夫だろう、交代部隊がないけど張り付けておけば良いだろう。
>その楽観的思考は、旧日本軍の戦略観と似たものを感じますね。

海保の巡視船でも沈まないだろうというのは、当該海域の商船の航行を禁止するつもりがない全ての人と同じ発想に基づいているだけのこと。

そして補給や交代に関しては、誰が「その楽観的思考」のようなことを主張していると言うのでしょう?
そういう自分に都合の良い架空の対論者を設定してネガティブに評するというやり方は、感心いたしませんね。

ちなみに私はかねてから、日本が主導してオマーン南部に各国の艦艇が利用できる補給拠点を確保すれば、護衛艦を送るよりも各国からもっと喜ばれると申し上げておりますので。




お二方へ
>キンピーさま
>巡視船の防御面

これについては、にょきさんのコメントで結論が出たかと。

>状況

これについては、まがりなりにも政府の統制下にある不審船と、無政府状態群雄割拠の海賊船の違いです。不測の事態は後者の方が起こりやすいと思います。

>白砂青松さま
>それを前提に耐久性がどうのなどというなら、

その耐久性が、隊員の命に関わってくるのですが。

海保の船でも沈まないだろう、補給は現地で出来るから大丈夫だろう、交代部隊がないけど張り付けておけば良いだろう。
その楽観的思考は、旧日本軍の戦略観と似たものを感じますね。
まあこれは、「今のままでいいからとにかく海自を送れ」と主張される方も同様ですが。


そもそも論で言えば
マラッカ海峡の海賊に対しては海保が協力したし各国の沿岸警備隊とも協力しています。
周辺国の海軍も協力していますが、国連沙汰になって遠隔地の海軍がぞろぞろ来たりはしていません。

ソマリアの海賊はと言うと、国連沙汰にもなりいろんな国がはるばる海軍を送らないと仕方が無いと判断している状態で、もう海軍で無いと対応できないと言う状態が確定してるんです、でなければ諸国はマラッカ海峡並みの対応をしているはずなんです。

どうすればソマリアに海上自衛隊を派遣しなくても大丈夫なのか、シンプル最適解は諸国が海軍を引き上げてもいいと判断できる状態にする事。

いくつかの海軍が既に海賊と交戦している状態(ソマリアの海賊は海軍にでも平気で攻撃してくる連中と言う事)では、そうそう簡単には無理なのでしょうけれど。


海賊の親分が語るところによると、軍艦が来ても海賊行為は減らないだろうという。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0102&f=national_0102_010.shtml

だが、少し差し引いて見る必要もあるが、効果がまったくないというものでもなさそう。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/m20090210035.html?C=S

一方、インド潜水艦と中国艦船との軍事衝突寸前までいったという報道があるが、これはどう見ればいいのだろうか?
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-090204X842.html

元々、インド洋は米英が支配してきた海域、もちろんインド洋に連なるアデン湾も同じ。そのことはインドにとっても面白くないはず。もちろん最近とみに発言権を増してきたロシアにとっても同じこと。ロシアもインド洋での覇権を得たい一国でるのは間違いがない。
だから今年の2月上旬にインドとロシアがインド洋で共同軍事訓練を行った。
また、07年9月には日本も含むアメリカ、インド、オーストラリアなどがベンガル湾で軍事訓練を行っている。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/24227048.html

中国軍があわててソマリアへの派遣を決めたのもパキスタンやミャンマーと仲のいいということもありインド洋での覇権争いに乗り遅れては大変だという意識からだろう。
http://www.asahi-net.or.jp/~VB7Y-TD/L9/190422.htm

アメリカやEU、インド、ロシア、中国が海賊退治を名目にこの地域の覇権を求めてさしたる効果のない軍艦を派遣する背景は極めて複雑だが、海賊の持っている武器の破壊力云々だけで海自を派遣してもいいという論議にだけ目を奪われると肝心な本質が見えなくなる。
もちろん、国際貢献だけの視点で語るのも拙速すぎるのは言うまでもない。

ただ、日本政府の思惑は対米従属の下、そう深いものでもなさそうだということは言えると思うが、やはり憲法との絡みも考慮に入れないと将来に禍根を残すことにもつながると思う。


まとめて返事なので、長文ご容赦を
このわたさん、にょきさん、十文字(衆愚代表)さん、ダイスさん
私が海保を出すべきという根拠は、船は海自の方が立派でも、警察力の行使の経験も権限も無い組織だからです。
そして今のところロケットランチャーで武装した相手に、海保の船が沈められたという情報は私の知る限りございませんので、「海保の船では危険だ」と仰る方々にご質問させていただいているしだいです。
私は海賊には迂回と警察力で対処すべきではないかと常々申しておりますので、ソマリア沖が海賊の海からテロリストの海に変質する可能性は低いと思っていましたが、自衛隊派遣賛成派の方々が仰るような手法で犯罪に対処すると、昨今の近代兵器VS武装民衆の戦いを見ても分かるように誤射による死者は避けられないと思います。
ましてやCIWSなんて使うと。。。
これでは海賊の海が、テロリストの海になる可能性も出てきます。
即ち、このわたさんが「フェアじゃない」といった状況は否定できないどころかイラクでもアフガニスタンでも起こっています。
一方海保の武装・武器使用は警職法に基づいて決定されていますので、にょきさんにすれば貧弱に見えるかもしれませんが、任務を遂行する為の装備・武器使用基準となっています。
もちろん過剰防衛も法によって戒められていますので、テロを生み出す可能性は低くなります。
なにより海保は犯罪捜査に権限も資格もある組織ですし、海自と違って文官ですから海外に出向く際に法の縛りはあまりなく、スムーズに犯罪捜査を行えます。
また他国と協力した海賊対策もロケットランチャーで武装した勢力にも対応した経験もあり、それは今も続いています。
私にはこのエントリーのお題の「海上自衛隊を出さなくても」ではなく、海保が適任だろうと考えているのですが、たくさんの方々から「海保の船は危険」とご指摘を受けましたので、知識豊富な方々にいったいどれだけ海保の船が危険なのかお教えいただいているところでございます。
またダイスさんから日本が手薄になるではないか?相手が国家だと自衛隊が出れば戦争になるかも?というご指摘もいただきましたが、それも海上自衛隊の行動は警備行動・警職法に基づいたもので心配はないと思いますがいかがでしょうか?
もし心配だと仰るのであれば、海上自衛隊は軍隊という理由で自衛行為にも関われないとこになりますので、解体して海上保安庁に吸収されるべきです。

さて皆さま。
職員の命を守るために犯罪捜査には重装備で行うに越したことはありません。しかし警察比率の原則も守ってもらわねば困ります。これを守らないと即わたし達に関わってくる問題になりますから。
そういったバランスのもと、さまざまな事案を考慮し、海上保安庁の舟艇は配備されています。
そこで重要になるのが①海保の巡視船・巡視艇がロケットランチャーに沈められた事実があるのか無いのか?②ロケットランチャーを持った船だから、海保の船は引き返してきたというような事があったのか無かったのか?③現場のソマリア沖で海保の船と同等の船が被害にあっているのかいないのか?ということです。
これら一つでも欠けているのであれば、「海保の装備では不十分であるが故、海自の派遣も検討」となるのでしょうが、そうでないのであれば海保が適任です。
むやみやたらと装備の増強をすれば良いというわけではないことは識者のみなさまならご存知だと思いますので、①~③までの情報をお待ち申し上げております。

最後にこれは十文字(衆愚代表)さんに申し上げますが、私が最初にご指摘させていただいように、海賊対策は憲法9条とは全く関係がありません。ただし、捜査権限の無い自衛隊を無理に派遣しようとすると憲法上の支障が出てきます。
それだけのことです。
今回の件で日本が軽蔑されるとすれば、海賊に対する組織を持ち、国力もある日本が、自衛隊派遣にこだわったために、国際社会から要請されている海賊対策を遅らせたことぐらいでしょう。


時蝿さんとキンピーさんへ
 時蝿さんへ

>2. 何が悪いのかわかりません。

 時蝿さんは、みんなが同じ格好をしているのに、自分だけ一人違った格好をする事に、あまりストレスを感じないタイプの方だとお見受けしました。

>3.…その他の選択肢を提示せず、一方的に「コストが最小」と言われても、上述の「疑問」の答えにはなりません。

「その他の選択肢」は、自衛隊派遣反対派が出すんだっちゅ~の!(byパイレーツ)
 まあ、海上保安庁でも、各国の海軍並みに効果的にソマリア沖海賊問題に取り組ませることが出来る、と主張し、各国がそれを受け容れるのであるならば、もしかしたらそちらの方がよりコストが低いかもしれません。
 とはいえ、それを各国に対して「主張」するのは、少なくともその「主張するためのレトリック」を考えて提供するのは、他ならぬ自衛隊派遣反対派がすべき仕事なのですよ。
http://www.jca.apc.org/~husen/090128fl.htm
”麻生内閣の「まず派兵ありき」の「ソマリア海賊対策」に反対します。
自衛隊法82条を適用した海上警備活動派兵は行うべきではありません。(by有事法制反対ピースアクション)”
 はい、分かりました。
 では、各国への交渉もよろしくお願いします、ということです。

>4 憲法に欠陥があるなら、派遣の前に改憲を主張すべきでしょう。権利と義務のくだりも全く意味不明です。

 つまり、
「今回のような事態を憲法9条は想定していないので、憲法9条を用いて自衛隊派遣を阻むことは出来ない。
現行の憲法9条下においても、充分に解釈改憲論と、新法制定によって、堂々と自衛隊を派遣させることが可能である」
ということです。
”憲法9条の精神に真っ向から反する(by有事法制反対ピースアクション)”なんてロジックは、大嘘ですよってこともいえます。

 あと、
>P3Cならいいんじゃないでしょうか。ただ新法は必要かも。
というご意見には賛成です。


 ここから、時蝿さんとキンピーさんの両名に向けてお話します。

わたしはぶっちゃげ、海上自衛隊だろうが海上保安庁だろうが、P3Cの派遣のみだろうが、当該の問題の終わりが良ければどれでも良いのです。

 私が前提としているものは、
・憲法9条の精神を生かすために、日本が世界から軽蔑されるようなことがあってはならない。
・従来の護憲平和運動がまったく通用しなくなった時代になったことを、護憲派は認識すべきである。
・派遣する人々の、人命、そして法的な整備による責任の所在の確定などを行うべきである。
ということで、あとはつつがなく当該の問題に対処できれば、取り立てて言うことはないのです。

 最後に、時蝿さんが「新法は必要かも」とおっしゃいましたが、絶対に必要だと思います。
 そして、参考資料を提示しまして、私はこの論戦から筆をおきたいと思います。

http://obiekt.seesaa.net/article/113055662.html


適材適所
くろがねさん>

>海賊が「一発やってやろう」と覚悟を決めれば、当然奇襲攻撃になりますよね。

何故海賊がそんなことをする必要があるのでしょう。政治的目的を掲げたテロリストならまだしも、一文の得にもならないことをわざわざ海賊がする理由がないと思います。
言ってみれば交番に犯罪者が「一発やってやろう」と自爆攻撃をかけるかもしれないから、全ての交番をトーチカのような構造にすべきというようなもの。
ご自身でも断られているように、それはどうみても妄想でしょう。

それを前提に耐久性がどうのなどというなら、もはやソマリア沖を商船が通るのは危ない、(第二次大戦の日本軍のように)軍艦で物資輸送すべきだという議論をすべきと私は考えます。

ダイスさん>

>そうですね。対戦車ロケットによる被害なら、即沈没というような重大な被害にはならないと思います。しかし、回航&修理が必要になるのは確実かと(護衛艦であれ巡視船であれ、護衛艦船を現地から追い払えば海賊の勝ちです)。

ですから、穴が開けば修理が必要な点では巡視船だろうが護衛艦だろうが大差ないということです。

>とにかく、船体被害とは「軽微に見えても侮れない」とご理解ください。

しかし、実際にソマリアの海賊が各国の艦艇に重大な船体被害を与えた例がありますか?
私は聞いたことがありません。
それは、海賊にわざわざそういう艦艇を攻撃するメリットが全くないということではないですか?

>この射程については、当方では確認できませんでした。約4kmは、長すぎませんか? 有効射程距離ではなく最大射程距離なのでは?

そうでもなさそうです。40mm機関砲の最大射程は7km以上あるようですよ。

>20粍機関砲は、20世紀初頭にはほぼ完成された兵器であり

大型の巡視船が装備しているのは35mmもしくは40mm機関砲です。最近のあそ型、ひだ型のものには射撃管制装置も付いています。

>この距離は、ほぼ対戦車ロケットの交戦距離と同様であり、アウトレンジはできません。

最近の大型巡視船は、

--
能登半島沖不審船事件を期に整備された高速特殊警備船つるぎ型巡視船よりも大きな射程を持つFCS付40mm機関砲を装備し、不審船の武装として想定されているRPG-7や携帯型対空ミサイル、機関砲等の射程外から目標を停船させることを実現可能としている。
Wikipedia『高速高機能大型巡視船』より
--

このように、まさに今回の海賊船のようなものに、相手の射程外から対処するために作られた船なのですよ。
それが「できない」となったら、看板に偽りありってことになってしまいますが。

そもそも、海賊船は軍艦とは違って遠目からはそれが本当に海賊船なのか、それとも漁船や貨物船なのかはわからないでしょう。もちろんいろんな方法で確認をしようとはするでしょうけど、海賊船だと確証が得られるのはある程度近づいてから。そこの確認を怠ったまま、護衛艦が持つ長射程かつ威力過大の砲弾を叩き込んで沈没させてしまったら、それこそ先日タイの漁船を沈めてしまったインドの軍艦と同じような批判を受ける可能性が高い。
となると、護衛艦の装備している砲がいくら巡視船の機関砲よりも更に長射程だとしても、それを活かせるような状況はなかなか訪れないだろうと容易に想像がつきます。

ということで、巡視船と護衛艦ということでしたら、最近の巡視船がそのような設計がなされている以上、巡視船派遣の方が「適材適所」と言ってよろしいかと思います。




ある港の風景
「かあちゃん! 父ちゃん達の船が帰ってきたよ!」
「本当かい! じゃあ、港に迎えに行こう。」

「あんた、お帰り。」
「父ちゃんお帰り!」
「どうだったい? 今度の稼ぎは?」
「…それが。お客さんの脇に軍艦が張り付いていやがってよ。近づこうとしたら、いきなりドカンドカンときやがった! おっきな水柱は立つは、船はがぶるは、もう、散々よ。あんなおっかない思いは、もうたくさんだ!」
「えぇ、それじゃ今回は稼ぎは無しかい?! どうするんだよ、下の子にはまだまだミルクだって必要なんだよ!」
「うーん、そうだよなぁ… でもなぁ…」
「かぁちゃん。父ちゃん、大砲で撃たれたのかい?」
「えっ、あぁそうだよ。」
「かぁちゃん。おいら、父ちゃんにはちゃんと帰ってきて欲しいよ。」
「そ、そりゃかぁちゃんだってそうさ。」
「…」「…」「…」

「…国連ってのに連絡してみるか?…」
「だめだよ、あんた! 海賊だってんで捕まっちまうよ!」
「でも、このままじゃなぁ」
「父ちゃん、一人で行くから危ないんじゃないかな? 皆で行ったら、国連だって怖くないよ!」
「なるほどなぁ… じゃあ、隣村のあん畜生は気に入らねぇ野郎だが、どこの馬の骨とも知れねぇ国連よりは気心が知れている。まず、あの野郎の所にでも行ってみるか。」

 こう上手くいってくれると良いんですがねぇ。まぁ、この展開を期待してできる事をやるしかないかと。


まだ戦術論がし足りませんか…
 今(0:45AM^^;)、仕事が一段落しましたので…

 まだ戦術論がし足りませんかね。
>キンピーさん
> 海保のHPによればロケットランチャーを持った船に対して、アウトレンジからの警戒・拿捕は可能だと書かれていますので、ダイスさんの懸念も払拭されることと思いますが、いかがでしょうか?
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/news/h14/fushinsen/taiou.pdf
 これの事ですかね。
 海保もアウトレンジを基本として、その距離は5000m以上と明記していますね。で、そのアウトレンジのための装備は、文書が出された平成14年10月時点では「これから調達」とされています。
 その装備もFCS付の40粍機関砲のようですね。で、現在40粍機関砲を装備した巡視船は何隻用意できるのでしょうか? 40粍及び35粍機関砲装備の物で、そうや・つがる級×9隻・みずほ級×2隻・しきしまの計13隻。内、砕氷船であるそうやは日本近海から離すのと北方での活動に支障が出る。しきしまもプルトニウム運搬船護衛という専門任務がある。残りはつがる級とみずほ級の11隻。
 で、この11隻で「直接護衛作戦」を行ったら、日本近海は? ちなみに私が提案した海自のゆきクラスは、練習艦になったしまゆきを除いても11隻あります。全て昭和の就役で、はっきり言って海自の主力とは言えません。対する海保の11隻は、これを派遣したら日本近海に、対テロ能力を持った巡視船が存在しなくなるバリバリの主力です。

 ちなみに、直接護衛に必要な派遣隻数は、
    一護衛隊3隻(前衛・直衛・後衛)×3隊=9隻
これが最小でしょう。(ちなみに、これだけの数を派遣して直接護衛に拘る事ができるか? 正直、日本政府には、そこまで肝が据わっていないのではと感じています。)
 あと、継続して活動できるように、補給艦が1隻。派遣される部隊は、洋上補給の訓練が成されている事。

 さて、ここからは単純な戦術の話ではなくなります。
 海自ではなく海保を派遣したならば、日本近海が手薄になる。当然、その穴は海自が埋める事になる。で、日本近海に出没するテロリストを予想すれば、その筆頭は北朝鮮。次点で中共の「自称民間団体」か。どちらも、一応「国家」の看板を背負っています。
 この国家の看板を背負っているというのが、海賊との決定的な違い。国家の看板を背負った相手にいきなり海自の護衛艦を差し向けると、色々と面倒な事になりませんか? 海自派遣反対の方々が主張するように、巡視船でも護衛艦と同じ事ができるというのであれば、この面倒な相手のために巡視船は日本近海にとっておいた方が有利じゃありませんか、段階的な対応ができるという意味で。
(この「色々と面倒な事になる」という予想は、大変情けなく思います。でも、現実は受け入れなきゃなぁ…)

 私の案で護衛艦を派遣したら?
 巡視船で対応不可能な相手・事態になっても、海自の艦隊主力は日本にいます。戦力が低下していても、大概の事態に対応するでしょう。

 ね、「同じ」ならば、トラブル(≒戦争)を避けるためには、海保ではなく海自の派遣が適切なんですよ。

 また戦術論に戻って、40粍機関砲を装備すれば、巡視船は護衛艦と同じ働きができるのか? やっぱり無理だと考えます。
 まず、射撃式装置の性能。これについて「同等である」と判断する情報が有りません。同等であるとはっきりしないならば、前の私のコメントを思い出していただきたい。対艦ミサイルを射撃する目的で設計された射撃式装置と水上目標を射撃する事しか想定していない射撃式装置。前者の方が、高性能でしょう。
 40粍機関砲も、5000mの交戦距離が可能なのか疑問。この機関砲もWWⅡの時点で完成していた兵器で、主な交戦距離は2000~3000mでした。射撃式装置の能力強化で5000mの交戦距離を実現しようという発想なのでしょうが、そういう運用では無理が出ます。メカニズムの能力の限界近い性能を常時発揮させようという発想では、戦闘はできんのです。WWⅡの日本軍装備を技術的に検証すると、大概、不具合の原因として「余裕がない」という評価がついています。


ある意味その通り。
>これはにょきさんのように軍事的知識をお持ちの方からすれば、海保の職員は毎日「死んで来い」と言われているというこでしょうか?

端的にいえばその通り、不審船事件が起きてああいう状況が発生する可能性が出てしまった以上、ある意味で毎日死なせに行くような物です。

日本の不審船対策ではすぐに自衛隊を呼んで対応させると言う事は厳に慎まければならない状況です。
その為、マシンガンやミサイル、大砲を持っているらしい不審船に対して海保にいつでも死ぬ覚悟で対応させなければならない、そういう状況になっています。

但し、不審船は侵略軍や賊の様に積極的に出没して武器を撃って来る様な相手ではなく、しかも日本海は比較的ですが波が荒い方なので専用の艦載兵器では無い歩兵携帯兵器を船上から発射しても命中率はきわめて低い物と見積もられます。
このあまり撃ってこないだろう、当る可能性も低いという状況にも助けられ、それをある程度の期待値として見込んだ上で対応させているという事ですが、もしもの時は死なせないとならないと言う状況には変わりありません。

北朝鮮と韓国が海上の国境で砲撃戦になる事がありますが、軍隊レベルの武器を持って領海侵犯があった場合、沿岸警備隊に手が負えそうに無い相手が居たら普通は軍隊を呼ぶんです。相手が武器を使ったら、警官でも軍人でも死なさせるわけには行かないので撃破覚悟で反撃するんです。
確かロシアは、その後不審船が自国領海に入ってきたら即刻撃沈すると言っていたはずです。

不審船事件の時も海上警備行動発動しましたが、海上保安庁の手に余ると言うのは、そのまま放っておいたら海保の人が殺されるかもしれないという事なんです。
実際に殺されかけています、不審船が撃った機関砲やRPG-7が巡視船に命中していたら巡視船の撃沈や海保の人の多数の死亡は起こり得た事です。

10mmの鋼板の話は考えてみましたか?
実際に触って叩いてみると絶望的に頑丈に感じますが、RPG-7の対戦車榴弾は600mmの装甲鋼板(普通の鋼板より頑丈)を打ち抜く能力を持っています。
14.5mmの機関砲もこの10mm程度の一般鋼板であれば撃ち抜いてしまいます。
戦時中12.7mm機関砲の銃撃を受けて体の一部が吹き飛んだり千切れたりした人がいたそうです、そういう物が飛んでいう状況だったんです。
普通の船にロケット弾対策をすると言っても船に鎧を着させるわけにも行きませんし、構造を改造するわけにも行きません。いざと言う時に死なせる確立を減らす程度の物です。


>放置していたから海賊行為をする人が増え、今回のような事態になったと思うのですがいかがでしょう?

じゃあどうやって介入するか具体的プランをどうぞ。90年代前半の介入失敗の反省を生かしたうえで。
放っておいたほうがむしろうまくいくと思うんですがね…。今ゆっくりとはいえ歩み寄って行きつつあるんだから。

>不意打ちが「フェアじゃない」というのは言説は適切でないかもしれません。

停泊中、思想を軸に行動するテロリストによる攻撃を受けたイエメンでのイージス艦攻撃事件と海上での警戒中の利得を第一に考える海賊と交戦することを想定されている今回の海自艦艇派遣をごっちゃにするのは議論のやり方としてよくないよねということです。

>それとイエメンで海保の船がそれなりに役立つの「それなり」とは何でしょうか。
>「何隻か沈められるが」ということでしょうか?

?意味がよくわかりません。
あの小規模で創設数年、その上海賊で猫の手も借りたい忙しさ。援助は有難いと思われるに相違ないだろうと感じたのですが。

キンピーさんは盛んに「海保でも海保でも」とおっしゃいますがフネとして海自護衛艦のほうがソマリア沖海賊に対し巡視船より優れているのは明白です。
より人員を危険に晒さずに成果を挙げられそうな方法を敢えて拒絶し海保を出せという理由が知りたいです。

>これは海上自衛隊の派遣は不適切ということでしょうか?

そりゃ今までの慣例から言ってフリーパスってわけにはいかないと思いましたので。
まあ防衛省&内閣法制局がなんとかしてくれるでしょう。本当のところを言えば今回限りでも交戦規則を整えて撃つ撃たないを現場に丸投げしてほしくはないのですが。日本だと一発撃った撃たないで大騒ぎだから…。


くろがねさん
たびたびご指導ありがとうございます。

>日本海の不審船、ソマリア沖の海賊。それぞれ事情が異なるということです。
まさかそれが理解できないキンピーさんとも思えませんが。

くろがねさんが想定していらっしゃるより、私は知識も知恵も無いもので、恥ずかしながら理解できていません(汗
これまで問題にされていたのは、巡視船の防御面です。
工作船・不審船から発射されたロケットと海賊船から発射されたロケットでは全く事情が異なるということでしょうか?
それとも海保のホームページ(http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/books/report2006/tokushu/p045.html)にあるようなことは、何らかの理由でソマリア沖では機能しないということでしょうか?

補給もジブチでできると思いますし、各国の連携も取れるようになると思いますので、私には何が作用して不審船には効果的で海賊船には効果的でないのか分からないのです。

よろしければご教示願えませんでしょうか?


>「ボク馬鹿だからわかんなぁい」と言いつつケチをつけるやり口か…

これ・意味わかんない。お玉じゃあるまいし・・(爆)


>キンピーさま
>海保の船を供与するのはイエメン

こちらもとんだ勘違いをしておりました。
イエメンなら本土にも近く、補給整備交代も楽。イエメン沿岸警備隊はアメリカから供与された小型艇がほとんどらしいので、それらと連携して活動するんじゃないですか。

>沈められる可能性が高い海保の船ですが、どうせ死ぬのはイエメンの人だから構わないという政府の判断でしょうか?

はてさて、どこに真意がおありなのか図りかねております。

>海保がロケットランチャーに対応できないのであれば、日本海もそうとう危ないと思うのです。

日本海の不審船、ソマリア沖の海賊。それぞれ事情が異なるということです。
まさかそれが理解できないキンピーさんとも思えませんが。


とんでもございません(汗
このわたさん
ケチなどととんでもございません(汗
ど素人の私に度々のご指南ありがとうございます。
ソマリアの問題を放置した方が良いというご意見ですが、放置していたから海賊行為をする人が増え、今回のような事態になったと思うのですがいかがでしょう?
イージス艦の件ですがエスカレートするのは火器だけではく、攻撃のやり方もエスカレートしてきますので、不意打ちが「フェアじゃない」というのは言説は適切でないかもしれません。
また海賊行為をする人たちの武力が最悪でも東側流出品の対戦車ミサイルを積んでいる程度であれば、日夜不審船・工作船の警戒にあたっている海保で十分なのではないかと思うのですが、この辺りいかがでしょうか?
それとイエメンで海保の船がそれなりに役立つの「それなり」とは何でしょうか。
「何隻か沈められるが」ということでしょうか?
最後に
>あとは国内法上の問題でしょうな…。
これは海上自衛隊の派遣は不適切ということでしょうか?

にょきさん
ご解説ありがとうございます。
おかげさまで船の構造について理解が進みました。
しかし海保の任務はロケットランチャーを持った相手を警戒・拿捕することになっています。
これはにょきさんのように軍事的知識をお持ちの方からすれば、海保の職員は毎日「死んで来い」と言われているというこでしょうか?

たびたび質問ばかりになりまして申し訳ございません。
とくにこのわたさんには深く深くお詫びいたします。


技術的な話だけを
キンピーさんの最初の方からの疑問に一つ助言すると、船って言うのは一つの分野の分け方として軍艦構造と商船構造っていう分け方があるんです。

で、元々軍艦って言うのは強力な装甲でばしばし攻撃を跳ね返すようには作られていません、被害を局所で留めて拡大させないような防御がされています。
戦艦や何万トンレベルの大型艦であれば色々例外はありますが、近代に限定すれば元々1万トン程度以下の軍艦は、大した装甲を持っていません。

そんな装甲厚で言えば紙切れみたいなイージス艦を含めた最近の軍艦も、被害の拡大を防ぐ為に防弾のケプラーが貼ってあったり、薄そうな板でも防弾能力が高いアルミを使っていたりして、銃砲弾や破片が飛んできても被害が拡大しないようにする工夫がされています。

また軍艦構造の場合、船のどこかに穴が空いてもあちこちを閉めて何とか水密して助かれる可能性が高いですが、商船構造の場合、RPGあたりの榴弾を喫水辺りに食らえば浸水を止められなくてあっさり沈む可能性があります。

だから例えば海保唯一の軍艦構造で、世界最大の巡視船「しきしま」なら、軍用兵器にもある程度の防護性能があるかもしれません。(詳しくはウィキペディア辺りでも十分参考になるかと。)

すごく簡単に訳すると、軍艦は武器で攻撃されても沈みにくく人も死ににくい構造をしていますが、普通の船舶の構造や装備では武器で撃たれたら簡単に沈むし人がばたばた死ぬ構造なんです。
だからある程度の知識がある人間なら、相手が軍隊級の武器を持っている所へ巡視船だけを送るというのは「殺させに行く」と同義と受け取ります。

あと一般建築でも10mm程度の鋼板を触ったり叩いたりして見るとその頑強さを思い知らされると思いますが、ここで言っている紙っ切れの装甲というのはそれ以上の頑丈さだという事は把握して置いてください。
兵器って言うのはそういう苛烈な物なんです。


wikipedia情報ですが(連投すんません)
>ジブジ沿岸警備隊の船

ジブチの全海軍艦艇は哨戒艇4隻(アメリカ沿岸警備隊のお古)だそうで。イエメンは独立した沿岸警備隊が2002年に創設されたばかり、保有する船はいずれも20㌧未満の小型船なかりだそうで。

まあこの規模じゃ海賊被害の拡大が防げなかったのも頷けますね、はい。途上国じゃ大して珍しくない兵力ですが。イエメンは海軍入れれば結構な規模にはなるだけいいかな。

海保の技術指導と巡視船派遣はそれなりに役立つでしょう。


「ボク馬鹿だからわかんなぁい」と言いつつケチをつけるやり口か…
>犯罪を抑止し内陸にコミットする

海自艦艇派遣も抑止も手段の一つなんでは。
ソマリア内陸への干渉はやめておいたほうが無難でしょう。結局当人たちがやる気にならなければどうしようもない。過激派の一部がトップ会談で暫定政府との戦闘を停止したようなのでいい兆候は出ています。あとはARSエリトリア派系武装組織を取り込めれば…。
どうしてもやるというなら大規模な陸軍投入による現地の邪魔な勢力の圧殺ということになりますが、そんな七面倒なことをするよりはほうっておいたほうがいいでしょう。

>たしかイージス艦も破損&戦線離脱したような気がするのですが

アーレイバーク級が停泊中にテロを食らった事件ですね。あれは不意をつかれてのものなので取り上げるのはフェアじゃないなあ。海上で警戒中に自爆ボートの存在を確認したら即射撃して沈めるだろうし(敵味方識別の問題はあるけど)。ついでに仮に海保の巡視船ならもっとひどいことになっていたというのは明白ですね。

>海賊行為は戦争ではありませんので、相手の火器をエスカレートさせないように

日本が海保を出そうが海自を出そうが海賊の調達計画に変わりが出るとは思えません。基本的に海賊は海軍艦艇との交戦を避ける傾向にあります。今まで通り普通の商船を制圧できるだけの武装で来るでしょう。
エスカレートしたとして、エスカレートできる規模なんてたかがしれています。海賊が活発化し始めて、つまり彼らの懐がホクホクし始めてしばらく(1年は最低でも経ってる)経つわけですが現地写真で海賊ボートに確認できるのはあらかたRPG-7と思しき個人携行対戦車兵器に自動小銃です。最悪でも東側流出品の対戦車ミサイルを積んでいる程度でしょう。

押し出しが効く、火力が大きい、ダメージコントロールを考えているという三点で、活動の効率だけ考えるなら断然護衛艦です。
あとは国内法上の問題でしょうな…。


くれぐれも交戦規定だけはきっちり事前に決めてほしいもんです。いざという時躊躇なく撃てるように。


まぜたさん
>基本的には朝日新聞の社説に概ね同意といったところなんですよね。

若干違います。繰り返しになりますから多くは述べませんが、

1.海自艦船級でなければならない理由が不明、政府も現場の様子を把握していないと言っている。
2.過去の政府の姿勢をみればなし崩しの懸念が払しょくできない。例えばイラク派兵、インド洋給油など。この総括はどうなっているの?
3.国際貢献は国内法に沿った自主的判断で。他の国のマネをする必要などまったくないし、アメリカの言うことなど聞くことはない。こういう問題が出た時に必ず各国の顔色をうかがう論調が出てくるが、情けないの一言。

緊急を要する事案ですから一時的派遣に反対ではありませんが、海賊対策は戦争ではありませんから犯罪取り締まりがスジ。海保の装備で危険が予想されるのなら軍艦も必要かもしれませんが、ジブジ沿岸警備隊の船が巡視船クラスで効果があがっているのなら海自を派遣する理由はなくなります。それとも近隣の沿岸警備隊が要求する船はフリゲート艦クラスなのでしょうか?
IMOの取り組みでもそういう強いメッセージは見受けられない。反対に軍艦では効果がないという指摘は見受けられる。
私も、ブンブン飛びまわるハエに大砲では効果はないと思います。

だから現場の把握が大事、お金は有効に使うというのが基本ですよね。

もっとも私たちが判断するには政府の情報開示が先決。それなしには判断できない。5年前にはすでに20件も起こっているように、昨日今日起こった事件でもない、政府が把握していないはずはない、とぼけていると思うのが普通でしょう。なぜとぼけるのでしょうか?


お二方ありがとうございます
ダイスさん
海自か海保かという議論はソマリア問題の一部であることは重々承知いたしておりますが、専用のエントリーなので重点的に議論(いや、ご質問)させていただいております。しかし政府が海自に拘ったため対応を何ヶ月も遅らせている現状を見ると、海保か海自の議論は無意味だとは思わないです。
さて色々お教えいただいてありがとうございます。
海保のHPによればロケットランチャーを持った船に対して、アウトレンジからの警戒・拿捕は可能だと書かれていますので、ダイスさんの懸念も払拭されることと思いますが、いかがでしょうか?
そして救助を求めた船に対して海保の専門チームを参加させれば良いと仰いましたが、誰が突撃命令を出すのでしょうか?
また命がけといっても自爆(的)海賊行為など存在しませんので、自爆テロのことだと思いますが、ソマリアの方々に命がけの攻撃をされたらどのような艦艇も破損&戦線離脱の可能性は免れないのではないでしょうか?
一斉に自爆テロをすれば沈没もあるかもしれません。
私はバカで記憶力があまり良い方ではないのですが、たしかイージス艦も破損&戦線離脱したような気がするのですが、そうなると何に乗れば安全なのでしょうか?
私はソマリアの人にそのような感情を持たれる前に、犯罪を抑止し内陸にコミットする方策を探るべきだと思うのですが、装備が重く実際に撃つとなると、誤射もありますし相手に与える被害も大きくなりますので、コミットすること事態難しくなりそうですね。

十文字(衆愚代表)さんのお考えを聞かせていただいて大変参考になりました。
個人的な思いはあるものの実質的にはやはり装備が重装であるという以外に海上自衛隊でなければならない、あるいは海上自衛隊を主にという根拠は無いということですね。
ありがとうございました。
しかし今回は警察力の行使ですので、あまり重装だと警職法に違反します。
最悪の状況を考えることは大切ですが、現在の被害状況を精査した上で、使用する火器を選定し治安を守るのが警察力の行使です。
十文字(衆愚代表)さんのご質問の中にありました「パトカーか装甲車か」という問いですが、「気持ちは装甲車、でもパトカー」というのは私の答えです。
各国も軍を出したからといって「軍対軍」で対峙すると、十文字(衆愚代表)さんがご指摘されたように、海賊行為をする人たちは武器を購入できるのですからエスカレートするだけでしょう。
海賊行為は戦争ではありませんので、相手の火器をエスカレートさせないように、「犯罪対警察力」で対応するのがベストではないでしょうか?
その役割は実績からいっても海保で十分なのではないでしょうか?
また装備が重装であること以外は海保が適任だと思うのですがいかがでしょうか?

またまた質問ばかりになってしまいましたが、低能であるが故のこととしてご容赦くださいませ。


十文字(衆愚代表)さんへ
できれば不毛な議論に首を突っ込みたくなかったのですが・・・

> 自衛隊派遣反対の人に言いたいのは、自衛隊を派遣しないでも、自衛隊を派遣すると同様、あるいはそれ以上のことができる、という『具体的な意見』を述べるべき
まずこれが間違いです。もちろん、単に「自衛隊派遣反対」ありきの人もいるでしょうが、多くの人は「ちゃんと調べずに、きちんと議論せずに(新たな法整備もせずに)派遣を決めていいの?」というお玉さんの書き込みに沿って疑問を呈しているのです(必ずしも絶対反対というわけではないと思います)。派遣に賛成する人こそ、まず「具体的な」現地の状況と派遣される部隊の「具体的な」任務、想定される「具体的な」コスト(リスク)とベネフィットを提示して、疑問に答える必要があります。

インターネットで簡単に手に入るレベルの情報をもとに「護衛艦の派遣が必要だ」と思える人は、ある意味とても幸せな人だと思います。しかしそれでは納得できない人も大勢いるのです。同じようなレベルの主張を何回繰り返されても、そうした人の疑問に答えたことにはなりません。

十文字(衆愚代表)さんが提示された「護衛艦を派遣するメリット」について

1 散々繰り返されてきた議論です。議論が「護衛艦」と「巡視艇」の比較に矮小化されてしまっています。内容は間違いではないのかもしれませんが、何回繰り返されても上述の「疑問」の答えにはなりません。

2 何が悪いのかわかりません。一方的に結論だけ宣言されても上述の「疑問」の答えにはなりません。

3 憲法9条の枠内で自衛隊を派遣する方法はいくらでもあると思います。なぜ「護衛艦」なのか、その他の選択肢を提示せず、一方的に「コストが最小」と言われても、上述の「疑問」の答えにはなりません。

4 憲法に欠陥があるなら、派遣の前に改憲を主張すべきでしょう。権利義務のくだりも全く意味不明です。結局「護衛艦を派遣するメリット」として何を主張したいのかがさっぱりわかりませんので、上述の「疑問」の答えにはなりません。

私の意見は? と言われても、お笑い小説を書く趣味はありませんので「わからない」としか言いようが無いのですが・・・少なくとも外国船の警護もできず、海賊船の臨検、逮捕、万一の際の民間人の救出、などできないことが多すぎる(と思うんですよね、本当によくわからないんですけど)護衛艦の派遣には反対です。P3Cならいいんじゃないでしょうか。ただ新法は必要かも。

以上、精いっぱいの「愛」を込めて書きましたので、削除しないでね >お玉さん。


キンピーさんへ
>>十文字(衆愚代表)さん
>逆に海保より海自が犯罪の対応に優れている点は何でしょうか?
>思いつつままでけっこうですので教えていただけませんでしょうか?

 あい、わかりました。
 しかし、先日の私の投稿を読まれてもお分かりの通り、私は素人のうえ、⑨な人ですよ。
 それでも宜しければ、ざっくりと私論を述べたいと思います。

 結論から言えば、今回のソマリア沖派遣は、自衛隊と海上保安庁の両方が協力して派遣されればいいと思います。

 海上保安庁の職員が、海上自衛隊の護衛艦に乗り、自衛隊員と共同で海賊の取締りをすれば、最も効率的だと考えております。

 では、護衛艦を派遣するメリットについて。


1.派遣した職員に対する安全性が最も高い。

 多くの人が指摘しておりますが、軍艦は「攻撃されること」を前提に設計されるものです。
 ロケットランチャー(RPG-7)だったらどうとか、相手は軍隊ではないからどうとか、それこそ『グローバル格差社会』の集中的表現(by水島朝穂教授)な時代では、通用しない話です。
 つまり、身代金などで金が入ったら、どんな兵器でも購入できる時代でもあり、例えばHJ-73対戦車ミサイル(紅箭73/9M14マリュートカ)なども、闇ルートで購入できるなどと考察したほうが無難でしょう。
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/HJ-73%C2%D0%C0%EF%BC%D6%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB%A1%CA%B9%C8%C0%FD73/9M14%A5%DE%A5%EA%A5%E5%A1%BC%A5%C8%A5%AB%A1%CB
 そういう最悪を想定すると、「取り締まり」のみを前提とした海上保安庁の艦船では、いささか荷が重いでしょう。
 護衛艦でしたら、ダメージコントロールの能力もありますし、なによりCIWSがありますので、より効果的な防御が期待できるでしょう。
 一つお尋ねしたいのですが、貴方が犯罪者が機関銃を持っている現場に行かなくてはならないとなったとき、貴方はパトカーと装甲車のどちらに乗りたいと思われますか?
 ちなみに、CIWSは実際に、この様な使われ方もされているのです。
http://www.youtube.com/watch?v=Lf40XmUvX3w


2.場違いな姿を晒さずに済む。

 世界各国が軒並み軍艦をそろえている中で、日本のみが護衛艦を派遣せず、真っ白けの海上保安庁の艦船を派遣した時、一応、まったく国際的な責任を果たしていないとはいえないので、猛烈な批判は受けないでしょうか、「空気読んでるの?」的なビミョーな感じはないでしょうか?
 例えば国際会議の席で、各国の代表がスーツを着ている中で、日本だけがかりゆしウェアを着ていて、「これもフォーマルな仕事着です」と説明されても、かなり微妙ですよね。(実際に沖縄人に対して、そりゃチョットマズイよと香港人のビジネスマンが指摘した記事が沖縄の新聞に載りました)
 そういうことに対して、派遣批判派はどうやってフォローするのでしょうか?
 そもそも、そういうフォローも、「俺がやってやるぜ!」と公言できる派遣批判がいないことが、やっぱり拙いですね。


3.ソマリア沖海賊問題にかかわるコストが、最小で抑えられる。

 もっとハッキリいってしまえば、「ソマリア沖海賊問題に金をつぎ込むくらいなら、日本国内の雇用問題に金を回せ!」と私は思うのです。
 ただし、それを放言して「おしまい」にしてしまったら、それはただの現実を無視した、自覚無しの⑨です。
 現実を顧みたら、そんなことをしてしまってら、「日本は全く国際的責任を果たさない、ただ自分の金儲けしか考えていない、エコノミックアニマルだ!」という批判が世界から殺到することは、火を見るより明らかです。
 まさに、憲法9条の遵守こそが、日本が世界から軽蔑されるかもしれないという事態なのです。
 しかし、軍隊を派遣せず、金だけで解決しようとした時はどうなるでしょうか?
 これまた、『湾岸戦争』という歴史が証明することです。
 この話になりますと、(受け攻めが逆転しますが)歴史認識論争のように「日本は軽蔑された・されなかった」といった水掛論争になりますが、事実として90億ドルもの拠出金を提供したのです。
 しかし、それは日本がバブルだったからこそ出来たことです。
 今それをやったら、確実に暴動が起きるでしょう。
 とはいえ、湾岸戦争のときのように、日本が憲法9条を生かした特別なやり方で貢献すると公言したら、必ず各国が、「血を流さないのだから、その分だけ多額の拠出金を出せよ!」と要求するのは火を見るより明らかです。というより、私が各国のお偉いさんだったら、そのように日本に要求します。
 そのように言質を取られないように、日本は各国と同じ行動をして、各国と同じように軍艦を派遣して、各国の海賊への対処手段・法律をそのまま移植すれば、結果として日本の拠出金も湾岸戦争みたいにならなく、分相応なものになるのではないでしょうか?


4.国連憲章に則った、『砲艦外交(gunboat diplomacy)』ができる。

 ぶっちゃげ言ってしまえば、各国が軍艦を派遣するのは、海賊を取り締まるのではなく、ソマリア人民に対する『砲艦外交』です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B2%E8%89%A6%E5%A4%96%E4%BA%A4
 このように書いてしまうと、「憲法9条違反!!!」と絶叫される方もおられるかと思いますが、チョット冷静に考えてください。
 憲法9条は、
「国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
とあるのです。
 つまり、日本国の権利として、軍隊の使用を禁じているのです。
 しかし、今回のケースでは、日本に国連憲章に基づく義務として、軍隊の派遣を国際社会から求められているのです。
 これは、憲法9条の欠陥といいますか、そもそもこんなケースを想定しなかった(預言者でもあるまいし、できるわけがない)のが原因ですが、ともかく憲法9条を盾に、国際社会にツッパリしていたら、とんでもないことになりかねないです。
 それでも憲法9条を保持したいと望まれるのでしたら、お題でお玉さまが紹介しました、小林節教授のアイディアで護憲派を統一して、乗り切るしかないでしょう。
 いずれにせよ、武力を背景にした政治思想、あるいはマキアヴェッリの政治思想、は21世紀になってもいまだに有効だといえるのです。
 
P.S
ソマリア沖への自衛官派遣反対論の一例。
http://www.jca.apc.org/~husen/090128fl.htm
>レッキョーのグンジカイニュー
……、
ブアッハッハッハッ……!!
江戸時代生まれの人が書いた文章でしょうか?
ギャクセンスの乏しい私に、是非とも爪の垢を送って欲しいものです。
私はお笑い小説を書いているので…。
ちなみに内容はマジカルコントです。
9条ネタもありますよ!
さてと、そろそろ小説の執筆を再開しますか…。


ま さんへ
基本的には朝日新聞の社説に概ね同意といったところなんですよね。

[朝日社説] 海賊対策―新法での派遣が筋だが (2009年1月24日)
http://blog.goo.ne.jp/freddie19/e/90530c44a79f5c29b76b2e7b89d3a322
(朝日新聞のページが消えてるので個人?のブログへのリンクとなっています)
「また海賊行為からの護衛は、憲法が禁じる海外での武力行使にはあたらない。国際社会に協力を呼びかけた国連安保理決議もある。事態の深刻さを考えれば、護衛艦の派遣はやむを得ない判断だろう。」

んで、

「 艦艇による護衛は対症療法でしかない。根絶するには、ソマリアに政府がつくられ、民生を安定させ、自らの手で海賊を取り締まれるようにすることだ。イエメンなど周辺国に沿岸警備を強化してもらうための支援も大事だ。」

つまりは、ソマリアやその周辺国の対策が軌道に乗るまで、日本人の生命財産を保護するために自衛隊を派遣する、というのが自分の考えでもあります。

まず、マラッカ海峡の海賊対策を見てみると、2004年に海賊対策センターができた時は158件発生していて、それが2008年には58件と激減はしていますが0にはなっていません。海上保安庁の小まめな技術支援や、巡視艇の物的支援、マラッカ海峡の周辺諸国のほぼ全てが加盟しているにもかかわらずです(わずか4年で1/3になったというのはすごいことなんですけどね。ちなみに韋駄天号の海賊被害は2005年でした)
http://www.mlit.go.jp/common/000031241.pdf

しかるに、ソマリアの政情が安定しない限り、ソマリア周辺の国々が参加した海賊対策センターが発足しても、マラッカ海峡ほどの効果は望めないのではないか?と考えるわけです。発生源が取締りできないのですから。
(ソマリア周辺の海賊発生件数は2008年は、8月から各国の軍艦が派遣されているのにも関わらず111件となっています。)

もちろん、世界各国や当然日本も支援していかなくてはならないと思いますが、それでも1年2年で対策センターのみでは海賊被害を半分以下にするというのはかなり難しいのではと思います。まあ、狭い海峡で小島が多数あるところと、だだっ広いソマリア沖では比較するのは難しいのかもしれません。

海賊被害が少なくともマラッカ海峡並みに少なくなるまではどうするのか?少なくとも自国の国民の生命財産は守って欲しい。そのための自衛隊ではないか。そしてそのための議論を「派遣させない」ではなく、どのようにして「派遣するか」で議論すべきではないかと、思うんですよ(前書いたように海賊の取締りではなく護衛がメイン、できれば交戦せずに済むように、交戦することになっても人的被害が最小になるように自衛艦が最適との考えです。海保はイエメンとかの湾岸警備の支援を同時に行うとかね)。

もちろん、ズルズルと拡大解釈されないための知恵も絞るべきだと思いますが、「派遣許すまじ」の空気の中では無理でしょうね。「派遣する」か「しない」かの二択になってしまいますから。


海賊対策=護衛作戦である限り、海保より海自です。
 どうも本業多忙のため、皆様との議論に積極参加とはいかなくなりそうです。この先、間延びした対応になると思いますが、ご容赦ください。しかも長文になってしまった…

>白砂青松さん
 そうですね。対戦車ロケットによる被害なら、即沈没というような重大な被害にはならないと思います。しかし、回航&修理が必要になるのは確実かと(護衛艦であれ巡視船であれ、護衛艦船を現地から追い払えば海賊の勝ちです)。20粍ほどの破孔でも、千数百tの駆逐艦が傾斜します。
 これは、父から聞いた祖父の体験です。WWⅡで、ある海戦に祖父の乗った駆逐艦が参加したのですが、戦闘の興奮のためか一寸ほどの水線付近の破孔を見逃してしまい応急修理をしませんでした。その夜比較的海が荒れたそうで、その破孔から浸水、艦が傾斜したそうです。傾斜が進むと、破孔が水線下になり、傾斜の速度はどんどん速くなったとか。艦の傾斜がある程度を越えると兵装が使用不能になると同時に、艦の行き足が鈍る事になります。最悪、艦隊から落伍して、戦闘不能状態で単艦で取り残される事になります。
 「破孔を見逃した」という不名誉な失敗の記憶なので、艦名・海戦名は伏せさせていただきました。祖父以外にも関係者のいる事柄ですからご理解ください。
 とにかく、船体被害とは「軽微に見えても侮れない」とご理解ください。

> 巡視船の機関砲の射程は約4kmと十分に長いので、問題なくアウトレンジから威嚇できます。
 この射程については、当方では確認できませんでした。約4㎞は、長すぎませんか? 有効射程距離ではなく最大射程距離なのでは? ちなみに最大射程距離とは、「そこまで弾がとどく」というだけで、戦闘が可能な距離の事ではありません(命中精度、命中弾の威力とも考慮されていない)。
 20粍機関砲は、20世紀初頭にはほぼ完成された兵器であり、この100年の戦訓では、交戦距離100~500m程度の例ばかりだと記憶しています。実際、海自装備の20粍機関砲(近接防御用のバルカンファランクス)もこのレンジで射撃する火器です。この距離は、ほぼ対戦車ロケットの交戦距離と同様であり、アウトレンジはできません。
 また、射撃式装置の性能も交戦距離を決定します。巡視船の射撃式装置が、対艦ミサイルの迎撃を目的に開発された護衛艦の射撃指揮装置より高性能とは考えられません。威嚇のつもりで遠距離から射撃して、間違って命中させても困るでしょう(海賊側にだって人的被害が出るのは避けたいですよね?)。当てないためにも、「高い命中精度」が必要です。
 本当に約4㎞もの距離で戦闘可能でしょうか?

> 対艦ミサイルは対戦車ロケットよりも2桁重いんですよ。小型の海賊船からそんなものを撃てるはずもない。 はい。さすがに対艦ミサイルを持っているとは、思っていません。ただ、確認手段がありませんから、「最悪を考えておかないと」程度の余談です。

>キンピーさん
> 力を見せつけるのであれば、攻撃しなければいけません。
> 何で攻撃するのでしょうか?
 76粍砲を海賊船の進路前方50~100m程度に打ち込みます。海自時代に、ソ連艦から威嚇射撃された経験談と訓練中に誤射をくらった経験談を先輩から聴きました。どちらも命中していませんが、100m以上離れた着弾でもそれは恐ろしかったそうです。
 護衛艦の76粍砲と射撃式装置の組合わせは、前述の20粍機関砲の交戦距離の10倍の間合いで正確な射撃が可能です。威嚇のための現場での方法は、臨機応変もっとバリエーション豊富になると予想されます。
 射撃の精度に関わる話として、別エントリーのコメントで、まさんが「海上では船だって小さなものだ」という趣旨の発言をされています。先に書きましたとおり護衛艦の射撃式装置は対艦ミサイルの迎撃を基本任務として設計されていますので、極めて高性能です。対艦ミサイルの前方投影面積(大概1㎡有りません)に比べれば、最小サイズの漁船だって「巨大目標」です。

> また民間船のSOSを無視しなければならないのは海保も同じでしょうか?
 SOSを無視するのも「有り」ってだけです。基本方針から外れたレアケースへの対応は、臨機応変で行くしかありません。心情的に救援したいというのが当然ですから、海保の専門チームを参加させるのも「有り」としました。

> 彼らは生活のためやもっと不純な考え(女にもてたい、良いもの着たい)のもと、海賊行為をしていると思っていたのですが、
 不純な考えの方はともかく、「生活のため」ってのは、命をかける十分な理由でしょう。
 それに、ソマリアに海賊が発生した経緯が、「海自派遣反対」の論者の皆さんが指摘しているとおりなら(私も、その経緯分析に反対はしない)、「命がけの海賊がいる」と想定しなければ、変な表現ですが「礼を欠く」事になります。
 命がけの真剣な相手に襲撃を断念させなければならないのだから、威嚇の方法は、できうる限り強烈な方法でなければならないのです。

 以上、枝葉末節の戦術論に終始したわけですが、そもそも「海自か海保か?」という議論自体がナンセンスなのではありませんか? いや、私が別コメントで主張したような「軍事力を誇示する良い機会」って話が軸になるなら別ですが。

 このエントリーの趣旨は、海賊対策に対して発想の転換を求めているのでは? 海賊対策=護衛作戦という枠組みは、ソマリアの混乱が公海上に拡散するのを力で押さえ込もうって事で、その押さえ込みが、ソマリアに割拠する武装勢力の経済基盤を締め付ければ、国際社会との交渉を求める動きが出てくるかもしれない、という希望的観測に則っているわけです。まぁ、最悪ソマリアの現状が変わらなくとも公海上の安全が確保されれば良いか、という打算を伴って。
 私は、このシナリオが取り立て悪いものとも思えませんが、もっと良いアイディアがあるならそれに越した事がないとも考えます。その「もっと良いアイディア」がないのか、とこのエントリーは問うているのではないのでしょうか。

 議論が、海賊対策=護衛作戦の枠の中から出られないのであれば、やっぱり「護憲派って怠慢だな」としか思えないんですがね。(って、「その戦術論を長々とやったお前が言うな」て突っ込まれるかな^^;)


くろがねさん
くろがねさん
申し訳ございません。ちゃんと説明するべきでした。
海保の船を供与するのはイエメンで、マラッカ海峡の海賊対策の話ではなく、ソマリア沖の海賊対策で使用されるものです。
くろがねさんによれば、海保・海自の船は構造上の違いがあり、巡視船は耐久性が劣るということですが、実際に海賊対策には使えるということでしょうか?
それとも沈められる可能性が高い海保の船ですが、どうせ死ぬのはイエメンの人だから構わないという政府の判断でしょうか?

また海保のホームページ(http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/books/report2006/tokushu/p045.html)にはロケットで攻撃された工作船・不審船の経験から巡視船・巡視艇を強化し、対応しているようです。
しかしくろがねさん的にはこれぐらいの対応では、ソマリア沖で海賊行為をする人たちが使うロケットランチャーには対応できないということでしょうか?

私、軍事には全くのド素人なもので、右も左も分かりませんが、海賊対策とうい警察力の行使には、必要な装備があれば良いことぐらいは分かります。
もし海保がロケットランチャーに対応できないのであれば、日本海もそうとう危ないと思うのです。
報道にはないものの、いまだに工作船は大手を振って日本海を闊歩しているのでしょうか?

私素人なもので、そのような情報を持っていないのですが、くろがねさんはお詳しいようなので是非お教え願えませんでしょうか?
質問ばかりになりまして恐縮です。


お三方へ
>ダイスさま
>白砂青松さま

前にも書きましたが私は、海保だろうが海自だろうが現状のまま送り出すことには反対です。
また、政府与党や野党が「武装していれば海賊は寄ってこない」と最善・お気楽な想定をしているので、最悪の想定をしてみました。

海賊が「一発やってやろう」と覚悟を決めれば、当然奇襲攻撃になりますよね。
数隻の漁船に偽装してふところに飛び込む。自爆ボートで推進部破壊。足を止めて超至近距離からの連続攻撃。
ここまで考えると(いや、ほとんど妄想なのはわかってます)、出来るだけ耐久性・生存率の高い方がベターだろうと。
船舶密度(こんな言葉は無いでしょうが)の高いマラッカではなく、大海原のど真ん中での出来事ですから。

命のやり取りが出来る部隊を送り出すのです。命令を出す政府は最悪の事態も考えて備えてほしい。
万が一のことがあっても「なにぶん初めてのことだから」で済まされてはたまりません。

>キンピーさま

別に巡視船が脆弱とは言ってませんよ。護衛艦に比べれば耐久性が低いというだけです。
それに、海賊に悩む東南アジア諸国からの要請に応えたものですし。
本当は護衛艦が欲しいんでしょうけど、日本は武器禁輸原則があるから無理。そう言えば巡視船ですら、護憲勢力は「武器禁輸原則がなし崩しにされる」と反対していましたね。


>ソマリアの政情や過去の歴史
>ソマリアの政情分析

メディアからの情報収集は外務省が日常業務として行っているはずなのでその辺りはある程度まで把握していると見ていいかと。
ちょっと見ただけでも英語情報がゴロゴロと転がっています。

かつてアフリカに植民地を持っていた国やアフリカ軍を新設したばかりで世界最高クラスの情報収集能力を持つアメリカなんかと比べると落ちるのは仕方がないです。



情報がないから駄目っていう人々はどの辺りまで情報を把握していればいいのか具体的に教えてほしいです。

あとは海保にせよ海自にせよ出すなら交戦規則をきっちり定めてからにしてほしいものです。
いざという時の殺す殺さないの判断・責任を末端に負わせるなんてことがないよう祈ります。

蛇足
私も「詳細を把握していない」にちょっとがっかりした人間の一人ではあります…。それは言ってはいけないだろうと。


話がかみ合わないのは
まさんは国内法(憲法9条)が守られないことや、なし崩しの海外派兵につながるのではないかを心配し、まぜたさんは日本ができる中でもっとも効果的な海賊退治の方法をアピールしているので、やはり話がかみ合いませんねえ。
(白砂青松さんは、まぜたさんの内容に対する反論になっているかと思いますが)

ちょっと無責任な提案なのですが、今度は自衛隊派遣容認派の方々に、
「どのような根拠(もしくは法令)の元にどのような部隊が派遣されれば、憲法9条にも抵触せず、なし崩しの派兵と見なされずに派遣反対派にも安心してもらえると思いますか?」
という課題を投げてみてはどうでしょうか。

こういった心配を感情論で片付けることは簡単ですが、多くの人は
「海賊を退治する必要はあると思うけど、自衛隊が行って大丈夫かな?」
という気持ちを持っているのではないかと思うので。

私個人としては、P3C哨戒艇の派遣のみという方向が、一番収まりやすいのかなと思っています。
海賊の情報を共有することすら「集団的自衛権の行使だ」と言われたら、どうしようもないですけど。


まぜたさん
>いや、だから、今回の派遣の目的は日本の船舶の護衛であって、海賊退治ではないんですよ。戦闘にならないために自衛艦を派遣するんです。

海賊対策には当然警察的な任務がある、というよりそれが主目的。だから海保か海自かの論戦になっている。艦船による抑止的効果も大事でしょうが、それではモグラたたきで埒があかないからどうしたらいいのかを左右の思想を問わず皆で考えているのでは。

それとも、海賊が自然にいなくなるまで自衛艦を派遣するつもりですか?

つまり、ソマリアの政情や過去の歴史、水島教授の言う「グローバル格差社会」の集中的表現かどうか、海賊の戦力、地勢的、あるいは地政的な問題などを全般的に把握しないと効果的な海賊対策はできない。

私はここまでの海賊対策だけの議論は左右関係ないと思っている。実際にここの海峡は海賊が出て危ないのだからどういった手段が一番いいのかは思想には関係ない。
ただし、派遣に憲法問題が絡んでくると少し様子が変わってくる。

全般的な把握なしに海自がいいという論拠は何を意味しているのか、自公政権の思惑は何か、まで考えないとお気楽者の烙印を押されるのは間違いない。
エントリー違いだけど労働者派遣も導入時の大企業・行政の思惑を軽く見た結果が今の惨状になっている。もっともその時点で警告を発していた学者やジャーナリストはけっこういたけど国民の声にならなかった。戦前の戦争もしかり。簡保問題が噴出したのは宮内らに好き勝手をさせた規制改革、小泉改革にその原因がある。
郵政民営化に賛成した国民にも、それを煽ったマスコミも今更言うなよ、という思いが自分には強い。

これと同じことがソマリア問題にも通底している。だから徹底的に検証しなければ悔いを残すのでは、と思っている。

まぁ猿知恵しかないレッテル貼りの人間は憲法問題より国際貢献(もちろんこれはこれで重要)しか思いは至らないのだろうけど、まぜたさんは決してそんな人間には思えない。ここにたくさん投稿されている常連の人々、鋭い指摘をされているわくわくさんやその他多数の人もそんな人間には決して思えない。

日本は曲がりなりにも法治国家、国連決議も日本の法に照らしたうえでの行動が基本というは当然であろう。



>ま さん
いや、だから、今回の派遣の目的は日本の船舶の護衛であって、海賊退治ではないんですよ。戦闘にならないために自衛艦を派遣するんです。

お金持ちのお嬢さん(一般船舶)をエスコートするのに、薬師寺涼子(By 田中芳樹 巡視船)とゴルゴ13(By さいとう・たかを 自衛艦)のどちらが元漁民と言われている海賊を近づけないか、という話なんじゃないでしょうか?

どちらも海賊との戦闘能力は十分でしょうが、襲撃される可能性は明らかに自衛艦のほうが少ないのでは?

特にま さんが仰られているように、遠目からは海上の船は点でしか無いでしょう。でも、近づいていったときに、あきらかに自衛艦のほうが巡視船よりも遠くから戦闘鑑であると判別できるのではないでしょうか?

それでも近づいてくるようであれば、よほど戦闘能力に自信がある海賊であり、自衛艦のほうが被害を少なくする可能性が高いです。戦闘をしなくても盾として十分な船体強度を持っていますし。

それとも、ソマリアの海賊たちは逃げるためではなく、自ら軍艦に近づいていって攻撃を始めるような命知らずばかりだと思われますか?


ソマリア沖海賊問題が暴く、海自派遣ありきの危機
私は左翼・護憲派に属する人間と思っているが、私の基本的認識はこの地における海賊対策の効果の程度だと思っている。効果があれば対症療法的・時限的に海自でも海保でもどちらでもかまわない。そういう意味では護憲派原理主義者には非難を受けるかもしれないが。

しかし、自衛隊ありきの人に言いたいのは、自衛隊を派遣してどれほどの効果があるかということ。それを具体的に指摘してほしい。
机上の空論とまではいかないが、海自ありきの人の主張にはどうしても眉に唾をつけてしまう。私の悪い癖かもしれないが。

だから、海保の船だったらロケットランチャーには対応不可という検証抜きの素人的提案には懐疑的にならざるをえない。軍事的には素人の私だがロケットランチャーやグレートランチャーには種類によってかなりの破壊力の差があるくらいは知っている。海賊が保有しているロケットランチャーなるものがどの程度の破壊力を有するのかの検証も大事だ。

例えば実際にその地で海賊対策をしているジブチ沿岸警備隊の巡視艇級艦船が海賊に砲撃され重大な損害を被った、だから軍隊が保有するフリゲート艦相当の重装備をした艦船が必要だと認識していて、それを各国に要請しているといった事実があるかどうか。そもそもIMOで討議された内容はどうだったのかもっと検証する必要がある。それなしにやみくもに海自派遣を決めてしまう自公政権の思惑に警戒感がでるのは必然的であり、自衛艦派遣に反対する人たちを非難するのは筋違いである。

私の認識は、他のエントリーでも指摘したが軍艦と海賊漁船は戦車と単車程度の差があるということ。小周りのきかない護衛艦では睨みは効くかもしれないが到底取り締まりには役に立たない、と書いたが、海賊連中は軍艦の行動を鼻の先で笑っている、と想像されてしょうがない。そういった報道も目にしている。

この湾を航行する船は二万艘だと言われている。何回か助けたという報道に接するが、すべてを守ることなど到底不可能。だから今私たちが考えなければならないのは、被害件数は何件で、そのうち救助できたのが何件で、救助した艦船は派遣艦船か沿岸警備隊かなどを徹底的に検証することが必要ではなかろうか。

同時にもっとも海賊対策に効果があるのは何かということも考えなくてはならない。自衛艦、あるいは海保の巡視艇の派遣を決めたから一件落着とはいかないのである。ソマリアの政情分析も当然必要になってくる。それなしの主張はまさに猿知恵程度。
その点ではIMOのジブチ会議や水島報告はそれを考える上でも有効だと思う。もちろん小林節先生の提案も検討に値するだろう。読めば自衛艦派遣反対ありきでないのはよくわかる。

フリゲート艦級の船を身近に見る機会がたびたびあるが、30ノットを超える小型船舶を拿捕するのは不可能だと感じざるを得ない。軍艦がめったやたらと大砲や機関銃をぶっ放せば海賊船も逃げるだろうがそうはいかないし、あの広い海ではあくまでも点でしかない。しかもその点は認識不可能なほどの小さな点。よく船舶が遭難して救助に出かける報道に出くわすが、ある程度その位置はわかっていても、捜索に何日もかかるということを聞かれたことがあると思う。それほど海は広い。日本近海でもそうなのにアデン湾口は幅が400kmある。

だから、もしこういう効果のある具体的事実があるのにそれを無視して憲法だなんだというつもりは毛頭ない。時限立法で対応すべきだと考える。
だが、残念ながらというか、当たり前というかべきか、そのような事実はまだお目にかかっていない。あれば当然考えも変わってくるのだが。

私は論争する上で一番の弊害はレッテル貼りに終始することだと思う。


皆さまありがとうございます。
素人の私にいろいろとご指南いただきありがとうございます。

ふと疑問に思ったことを書きます。
>くろがねさん
くろがねさんによれば、海賊行為に対して脆弱な巡視船を、日本政府は近隣国に貸し出すそうですが、これはどのように解釈すればよろしいのでしょうか?

>ダイスさん
力を見せつけるのであれば、攻撃しなければいけません。
何で攻撃するのでしょうか?
また民間船のSOSを無視しなければならないのは海保も同じでしょうか?
また海賊行為をする人たちが、海保の巡視船に勝てると判断したとしても命がけですよね?
彼らは生活のためやもっと不純な考え(女にもてたい、良いもの着たい)のもと、海賊行為をしていると思っていたのですが、世界の認識は間違っているということなのでしょうか?

>白砂青松さん
報道では海保職員が海賊対策を他国の軍隊にレクチャーするようですが、海自が派遣された場合、日本の海保が海自に海賊対策をレクチャーすることになるのでしょうか?

>十文字(衆愚代表)さん
逆に海保より海自が犯罪の対応に優れている点は何でしょうか?
思いつつままでけっこうですので教えていただけませんでしょうか?

なにぶん素人なもので質問ばかりになりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。


ソマリア沖海賊問題が暴く、護憲平和主義の危機
 今回の所謂、「リベラル・左派」の傾向を持つ人々、つまり護憲平和主義者の投稿を読む限り、どうも奥歯に物が挟まったまま、ムリに発言しているような気がしてなりません。
 挙句の果てには、「リアリズム・右派」傾向の人々の指摘に対し、言葉遊びや、相手の態度への批判とか、訳の分からないことに発展し、どうも感情的すぎるようです。

わくわく44さんもおっしゃっていたように、
自衛隊派遣反対の人に言いたいのは、自衛隊を派遣しないでも、自衛隊を派遣すると同様、あるいはそれ以上のことができる、という『具体的な意見』を述べるべき
という本質的な質問には、はっきり言って、派遣反対派はいまだ何も答えていないと思います。
 ただ、「自衛隊は派遣すべきではない!」の一点張りなのです。

 この様なスタンスでは、軍隊そのものにアレルギーを持つ人々には通用しても、そのアレルギーを持たない人々には、全く通用しないのです。
 もし、そのアレルギーを強制的に日本国民に植え付けたいのでしたら、ハリウッド映画は全面禁止、日本の雑誌・ドラマ・マンガ・アニメなども前面検閲した後で、『火垂るの墓』のような作品しか放映してはならなくし、戦争責任教育を徹底させるしかないでしょうが、こうなったら最早、民主主義ではなくファシズムです。

 ここで、お気付きの人はいると思いますが、戦後の『護憲平和主義運動』は、そのようなことを(もちろん、表では公言しませんが)内心では奨励するような思想だったのではないのでしょうか、と私は考えております。

 これは、他ならぬ水島朝穂教授の、『今週の直言』をよみ、その傾向からも分析できることです。
http://www.asaho.com/jpn/index.html

 護憲平和主義者のロジック・シークエンスは以下の通りだったのではないのだと考えられます。

・日本とドイツは、第二次世界大戦前には、極めて凶悪な戦争犯罪を犯したため、日本とドイツは未来永劫、平和主義でなければならない。
・日本とドイツは、もし戦争が出来るような国になった時は、世界から軽蔑される。
(一例。日本はまたも世界から軽蔑され、尊敬されない。by水島朝穂教授:『今週の直言』「ジャイアンとスネ夫の関係」2001年11月26日より)
・ドイツは戦争犯罪を多額の戦後賠償を行い、『荒れ野の40年』を公言し、徹底的に反省した。しかし、日本はまるでそのようなことをせず、アジア諸国に軽蔑されたままである。
・憲法9条にそぐわない、自衛隊の海外派遣は、世界が不信感を持ち、軽蔑される。
・憲法9条を改悪し、アメリカに従うことこそが、もっとも世界から軽蔑されることである。
・よって、日本は憲法9条を永遠に保持し、日米安保を破棄し、徹底した軍縮を行い、対話と資金援助のみで世界平和に貢献しなくてはならない。

 しかし、この様な前提条件は、今回のソマリア沖海賊問題では全く逆転し、崩壊しております。

a.ソマリア沖に軍隊を派遣しているのは、アメリカ単独ではなく、国連憲章に基づいた、ドイツを含む世界各国(2009年2月6日の時点で24カ国連携)である。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090206ddm001030009000c.html
b.日本がもし、ソマリア沖海賊問題になんら対応できなかったら、世界から軽蔑される危険性がある。
c.中国、韓国も国連憲章に基づき、軍艦を派遣しており、日本の軍艦派遣に対し、(あたりまえであるが)何ら批判はしていない。
d.ソマリア沖海賊問題は、国が崩壊し、国家が実力で外国の勢力を排除できなくなった時、どのような事態が起こるかの見本市となった。
e.水島朝穂教授曰く、「ソマリア海賊の問題は、実は、『グローバル格差社会』の集中的表現」というのは、たしかに的を得ているかもしれないが、問題は、ドイツを含む世界各国は、そのことでソマリアに対して戦争犯罪的な罪悪感なんぞ、さらさら持っていない。(というより、戦争犯罪に対する罪悪感を持つという発想は、日本人とドイツ人にのみ、やや通じる話だったのです)
f.ヘタをすれば、憲法9条の遵守こそが、日本が世界から軽蔑されるかもしれないという、初めてのケースになった。

 護憲平和主義者の奥歯に突っかかった物とは、以上a.~f.に列挙したことだと私は考えております。
 水島教授は、今回のソマリア沖問題の場合には、「世界」という形容詞は使わず、「先進国」という言葉に置き換えておりますが、ただの詭弁です。
 今度、中国人に会ったら聞いてみたいと思いますが、中国はいつから「先進国」になったのでしょうか?

 護憲平和主義者が、今回のソマリア沖問題を考察するに当たって求められるスタンスとは、まず、今まで手元にあったカードを全部捨てることです。
 そして、改めて、わくわく44さんが問いかけた、
自衛隊派遣反対の人に言いたいのは、自衛隊を派遣しないでも、自衛隊を派遣すると同様、あるいはそれ以上のことができる、という『具体的な意見』を述べるべき
、に答えるべきでしょう。


海保でも簡単にはやられないでしょう
横入り恐縮です。

この問題については、私のブログでも既に書かせていただいていますが、私の認識では海保の巡視船でも対応できるだろう、です。

ダイスさん>

>次に装甲を考えれば、護衛艦の装甲って戦車の正面装甲よりは薄いです。つまり護衛艦であっても、命中すれば船体被害は確実。

問題はその「被害」の程度です。
私はこれまでのところソマリア沖を航行する船が、海賊のロケット弾で船体に大きな被害を生じたという報道を聞いたことがありません。ロケット弾攻撃を受けたと言われるタンカー「高山」に開いていた穴は直径20mmです(それがロケット弾によるものかは不明)。
巡視船や護衛艦の装甲が戦車より装甲が薄くても、重要な装備がぎっしり詰まっている戦車と比べれば、大きな船体に穴を開けられた程度で深刻な被害が生ずる可能性ははるかに小さいのではないでしょうか。

>巡視船では、このアウトレンジからの威嚇ができないのが問題です。

小銃やロケット弾で攻撃を仕掛けるには、海賊は最低でも300m以内に近づく必要があります。
巡視船の機関砲の射程は約4kmと十分に長いので、問題なくアウトレンジから威嚇できます。

> もし、報道されているロケットが、何がしかのミサイルの事だっら… 迎撃能力を持たない巡視船の出番はまったくありません。

対艦ミサイルは対戦車ロケットよりも2桁重いんですよ。小型の海賊船からそんなものを撃てるはずもない。
海賊が撃てるような携行式のミサイルなら対空ミサイルでしょうけど、それが船に当てられるのかという疑問もありますし、はるかに装甲が薄い航空機を部分的にでも破壊すれば目的達成というミサイルが巡視船に命中したところで、与えられる被害は対戦車ロケット弾以下であろうというのは、容易に想像がつきます。


くろがねさん>

>ロケットが着弾したところにたまたま弾薬・燃料・機関部などがあれば炎上爆発。

そんなところにそんな危ないものを配置している大型船というものは、まずないだろうと言ってかまわないかと思います。
対戦車ロケットの威力が達するのは爆発する船体外板から数十cmまで。機関部には絶対に届きませんし、座礁や不審船からの攻撃を想定している、幅が15m程度ある巡視船ですよ。
そこが戦車との大きな違いだと思います。


ということで、海保の巡視船を送れば、海自の護衛艦を送らずとも同等以上の貢献ができると言えるでしょう。

あるいは、これも弊ブログで提示済みですが、資金提供、警戒部隊のための基地の運営など、やれることはいろいろあります。




ふと思った
またかと思われるかもしれませんし、KYかもしれませんが(笑)

中国にも韓国にも海保と同じ組織があるのにわざわざ海軍の艦艇を出しているけども、日本が護衛艦ではなく巡視船を派遣することにより、中国・韓国の人たちに「日本の沿岸警備艇は、わが国の軍艦に匹敵する装備を持っている」との誤解を与えるかも?

あと、巡視船だと、警護鑑だと思われずに襲われたりして(笑)だって、ぱっと見軍艦らしくなくって漁船みたいですからね。

巡視船「りゅうきゅう」
http://www.kaiho.mlit.go.jp/11kanku/03warera/s&a/iciran-s/images/01-5ryuk.jpg
護衛艦「さざなみ・さみだれ」
http://www.vspg.net/jmsdf/dd106/dd106-3.jpg
おまけ(軍版よりジョークネタ)
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq39c02.jpg


枝葉末節と知りつつ戦術論
>キンピーさん

> ヘリは防御という面で海自海保ともに遜色ないので、安全な距離から警告を発して近づけない。
> お引取り願うと。
 巡視船との戦闘に「成算有り」と海賊が判断するならば、警告を無視するでしょう。少なくとも護衛担当者としては、「海賊が警告を無視するリスク」を無視できなくなる。
 威嚇のみで事を成したいと考えるなら、可能な限り大きな「戦力差」を誇示する必要があります。巡視船(海保)の派遣は、「できれば戦闘を回避したい」と願う者であれば、不適切な選択です。

> また民間船舶からのSOSで海自護衛艦が駆けつけた場合、どのようにするのでしょうか?武器が強力すぎて撃てませんよね?
> また接近戦白兵戦が予想されますが、海自はそんな訓練されていません。
> これは専門の要員を持つ海保に分があります。
 海賊対策を「海賊との経済的消耗戦」として行い、戦術を「直接護衛と威嚇」とするならば、キンピーさんの示された例は、特殊な事例に分類されます。
 キンピーさんが示されたような事例が発生する可能性は否定しませんが、特殊な事例への対応を理由に、基本方針に合致した海自派遣を否定するのは、本末転倒です。くろがねさんが示された対応だって、「有り」ですし。
 海賊船への移乗・銃撃戦・白兵戦まで想定した対応を求めるならば、そしてキンピーさんが指摘するとおり海保に一日の長があるというのならば、海自部隊へ海保の専門家チームを参加させる形態の方が理にかなっています。

>くろがねさん
 船体構造はそのとおりとして、海保のダメコン能力はどんなものでしょうね。私は、海保が船舶火災の現場に立ち会った場数は海自より多いのでは、と考えているのですが。
 あとロケットを対戦車ロケットと仮定しての話ですが、当然、形成炸薬による弾頭を使用していますよね。外舷を貫通するのは当然として、戦車と違い内部空間に余裕が大きい艦船では、一般的な榴弾や徹甲弾より被害は軽くなると判断しましたが、いかがでしょう?

 船体構造に違いがあるのだから、沈没の可能性を巡視船>護衛艦とするのに依存はありませんが、海自か海保か、という議論の争点としては、いささかずれているのでは、と感じています。(その事もあって巡視船の沈没の可能性を過小評価しているかもしれません^^;)
 派遣される部隊の安全確保は重要な問題ですが、まずは海賊対策の位置付け及び基本戦略・戦術の策定があっての事でしょう。その点から、護衛艦と巡視船の防御力の差に注目した適否判断に「消極的な判断基準だなぁ」という感想を持っています。海賊に襲撃を断念させるには、まずは攻撃力だろうと。海賊を恐れさせなければ。
 目的を明確に定め、目的達成のために何でもありの貪欲な議論をして行動を決定した方が、好結果を生むと考えます。

 戦術として「直接護衛と威嚇」がベストと考えましたが、正直、「現場は直接護衛に徹する事ができる状況なのか」「直接護衛可能な戦力の派遣に政治は応える事ができるのか」を懸念しています。ゆきクラスを全部派遣するくらいしなきゃ直接護衛に徹するのは難しいのではなかろうか。(なぜゆきクラスか?>地方隊からの抽出なら、艦隊の戦力低下が防げるし、ゆきクラスの戦力は目的に対して十分。加えてゆきクラスでの勤務経験者は海自内に多数いるでしょうから、乗員の交換チームを編成しやすい。)

 何にしても、こういった問題に対応するときの日本の政治的な貧しさが一番の問題なのは、毎回感じるところです。


最悪の場合の想定
沈没もあり得ます。

以前にダメージコントロールのことを書きましたが、喫水線の下に穴が開かなくても、ロケットが着弾したところにたまたま弾薬・燃料・機関部などがあれば炎上爆発。消火が間に合わなければ沈むことになるでしょう。
海自は、艦隊戦の経験豊富な日本海軍の伝統を受け継いでいますので船体構造・艦内の設備配置などで配慮がされています。隊員もそういう訓練をしています。
海保は、訓練はできても船体構造はどうしようもない。

海自と海保、どちらが沈みにくいかは明白かと思われます。

>民間船舶からのSOSで海自護衛艦が駆けつけた場合、

日本関係の船舶のみを集合させて直接護衛方式でいくのなら、SOSを受信してもそれは日本と無関係の船舶ですから、無視します。何の問題もありません。
…最低ですね。

>武器が強力すぎて撃てませんよね?

ROEにもよりますが、正当防衛or緊急避難に当たりますので問題ありません。
もちろん相手に死傷者が出た場合、日本国内で一部の 心 ある団体から隊員に対する告訴がなされることになるかもしれませんが、それも想定済でしょう。

新法も、訓練などの費用も、万一の時の想定も、海自海保の隊員に何の保障もなくソマリア沖に送り出そうとする政府も野党も、警備があれば海賊は寄ってこないと信じてるんでしょうな。


ありがとうございます
ダイスさん
解説ありがとうございます。
>戦術的な話に限定するなら、護衛艦は、海賊船をアウトレンジしつつ威嚇をすればOK。
ですよね。
だとすれば最初に海賊船と遭遇するのはヘリだと思うのですが。
ヘリは防御という面で海自海保ともに遜色ないので、安全な距離から警告を発して近づけない。
お引取り願うと。
現実にはこういうケースが多くなのではないかと。
また民間船舶からのSOSで海自護衛艦が駆けつけた場合、どのようにするのでしょうか?武器が強力すぎて撃てませんよね?
また接近戦白兵戦が予想されますが、海自はそんな訓練されていません。
これは専門の要員を持つ海保に分があります。

素人目にみて思うところを書いてみましたが、いかがでしょうか?
他の方々のご意見もお願いいたします。


海保ではやられる
>キンピーさん
> 程度にもよりますが、ロケットランチャーから発射されたロケットでどう「やられる」のでしょうか?
 海賊の武装に対して正確な情報がありませんから、このロケットとやらを対戦車ロケットと仮定して意見します。
 まず、対戦車ロケットでは、巡視船であれ護衛艦であれ、直接水線下を攻撃して有効な打撃を与えられるかは、疑問です。そもそも弾体が水面に無事に飛び込めるとは考えられない。という事は、対戦車ロケットで「沈める」事は不可能という事です。次に装甲を考えれば、護衛艦の装甲って戦車の正面装甲よりは薄いです。つまり護衛艦であっても、命中すれば船体被害は確実。ただし、被害極限(継戦能力の維持)という点では、他の方々も解説されているとおり、護衛艦が有利です。
 護衛艦も巡視船も被害を受ければ回航・修理が必要となり、現場を離れなければなりません。護衛任務の性格上、現場から護衛艦や巡視船を追い払えば、海賊の勝利と言えるでしょう。
 結局、海賊船との交戦距離の問題なのです。対戦車ロケットと巡視船の20粍機関砲では、同じ間合いで戦う事になります(正確には、予想されます)。これでは、相打ち≒海賊の勝利、となる可能性が高く、「海保ではやられる」との予想は妥当なものです。
 この事は、例え護衛艦を投入しても、海賊の制圧・逮捕などと色気を出して不用意に近づけば、相打ちに持ち込まれて、不名誉な敗北をきっする可能性があるという事でもあります。

 戦術的な話に限定するなら、護衛艦は、海賊船をアウトレンジしつつ威嚇をすればOK。海賊との消耗戦(経済的な意味で)に持ち込む事ができます。消耗戦となれば、国家が犯罪集団に遅れをとる事はまずないと考えて良いでしょう。巡視船では、このアウトレンジからの威嚇ができないのが問題です。

 威嚇に徹すれば、戦闘で死傷者がでる可能性も低いですしね。双方の人的損害を抑えて、海賊を陸に封じ込める戦術としては、私が考えた中では、これがベストです。

 ただし、消耗戦の効果が現れるまで海賊の数は減りませんから、護衛方法に間接護衛を採用すると、護衛に失敗する可能性が高いです(WWⅡの戦訓から、数に大差がないと間接護衛では船団を守れない)。護衛をするなら、徹底的に直接護衛にこだわる必要があります。

 もし、報道されているロケットが、何がしかのミサイルの事だっら… 迎撃能力を持たない巡視船の出番はまったくありません。

 単なる戦術解説です。連投ご容赦。


そもそも前提が「?」なのですが、刺激を受けました。
 「自衛隊を海外に出してはいけない」という前提で議論しているのかが、私には疑問。日本が戦争可能な普通の国である事を(あるいは普通の国を目指している事を)世界にアピールできる良い機会じゃありませんか。

 ま、そんな持論はさておき。このエントリーで紹介された日本海新聞の小林節さんの自衛艦ごと海上保安庁へ出向というアイディアに、ちょっと刺激されるものがありました。

 別コメントで、「海保を海自並の暴力装置に育てて互いに牽制させれば国内における暴力装置の暴走防止に役立つ。その意味で、海保増強案とセットで海保派遣はあり。」という趣旨の発言をしました。
 で、今回はまったく逆の案。海自と海保の統合。ただし、目の前にあるソマリア沖海賊対策には、間に合いません、あしからず。

 海自と海保の保有部隊を統合してしまって、護衛艦も巡視船も航空隊も一緒に管理する。そして、軍事任務なら「海自の司令部」が指揮し、警察行動が任務なら「海保の司令部」が指揮する。任務に必要な部隊編成は、その都度選択。これなら、「海賊対策は本来警察行動」「海賊の武装が強力」の両方に無理なく対応できます。新たな艦船の増強も不要です。難点は、艦船乗員の教育・訓練が複雑化する事でしょうか。実務担当者(艦船乗員)と司令部の役割分担に研究が必要です。
 各目的別の司令部を平時から育てておけば、即応性も高まります。(海賊対策だけでなく災害派遣用司令部・邦人救出用司令部・PKO用司令部等々です。個人的にはPKF司令部もOK。そうそう、本命の防衛出動用司令部と沿岸警備用司令部は、最も手厚く整備せねば。)

 それと、船舶のソマリア沖迂回案ですが、海賊掃討のタイムスケジュールが発表できるのあれば、迂回を指示(事実上の強制・船の種類によっては運行停止)もありでしょう。タイムスケジュールから、迂回による損害を算定して、協力を求めたり補償を検討したりする事ができますから。
 逆にいえば、タイムスケジュール無しの迂回案は、現実的ではない、という事です。


タイトルにお答えするなら迂回する・海保を出すということでしょうか。
しかし小林氏も海保なら「やられる」と言っていますが、よく分かりません。
程度にもよりますが、ロケットランチャーから発射されたロケットでどう「やられる」のでしょうか?
このブログでもそのように仰る方が多数いらっしゃいますが、詳しい方がおられましたら是非お教え願いたいのですが。

書かれている内容(全体的な問題解決)については、他のエントリーと重複しますし、長くなりますので止めます。


>もろもろ考えると、数千億から数兆円規模の援助を国際的に行うことで

アフリカ援助って結構面倒ですよ。金だけ渡したって有力者の私服を肥やすだけになっちゃったりしますし。具体的な援助プランはお持ちですか?

>・国際社会はソマリアに共同でインフラなどの資金提供をする。
>・とりわけ重要なのは、ソマリアに正統な暴力装置(要は軍隊・警察組織)を作り、その存在(実力)を国際社会は認める。
>・それ以外の暴力装置を認めず、その存在は国際社会の実力で排除する。

それもありですがコストが高すぎます。どこの国もソマリアで本格的な治安戦を行うなどお断りしたいはずです。海賊被害の額からすると割に合いません。


というわけで地元諸勢力が自発的に連合を組んで一応の政府を形成、武装解除を行ってそこから国づくり、ってことになると思います。時間はかかりますが。


このエントリーを読んでますますソマリア問題は多方面から見ることが肝要だと思った。
全体がつかめないと当然有効な解決策は取れないはず。

つまり、多国籍企業の無法行為、アメリカのソマリアにおける石油利権や沿岸地政的な思惑とそれに便乗する自公政権の「金魚のフン的派遣」、海賊が徘徊する背景、海賊の実態・戦力、海賊行為の取り締まり方、ソマリア民族の特質、など。

外国がよってたかってソマリアを食い物にしてきた歴史もあり、日本も含め大国がホイホイと軍艦を派遣しさえすれば解決するような底の浅い問題ではないと思います。

それは日本政府も承知しているはず。08年12月には外務省も「アフリカ地域での海賊事案多発の原因は、貧困問題や治安機関の取締能力不足等が挙げられる。特に、ソマリアには中央政府が存在せず、法執行・司法機関が機能していないことが事件多発の大きな要因と思われる。」と述べているほどですから。

このような観点で考えれば私は水島教授の考えに同調したい。

同時にソマリアが国として機能することを国際社会は反省も込め援助することは重要だと思います。その際、やはり自主的な自衛組織(軍隊・警察)は必要でしょう

だが、多国籍企業の違法行為やアメリカの思惑、漁業船団の乱獲などの非難がグリンピースなどのNGOでしかやられていないことの現実にはものすごく悲観的にならざるを得ないのだが、これはどう考えればいいのだろう。


 海賊を単に犯罪者とだけ考えていれば、犯罪者がいるうちはたたきつぶせばいいということになるだろうが、彼らを人間と考えれば、市場がそれだけ切り縮むことになる。
 奪えるだけ、奪ったら、そこに住む人間そのものをなくせばよいという考えはファシズムでしかないだろう。

 軍隊を送っても逃げられる以上、軍隊を護衛させることしかないと結論づけられるようになるだろう。そうなれば、つけられない船舶に対する差別になるし、ものすごい物価の高騰が起こるだろう。
 
 もろもろ考えると、数千億から数兆円規模の援助を国際的に行うことで、その土地の人たちから奪った資源をお返しすることが問題解決にとって当たり前の結論となるだろう。

 この問題は奪ったものを返すというだけの問題にすぎないと思う。奪ったほうが、返せと言った人に逆切れして暴力を振るうという構造が、真実に近いと思われる。


毎日jpです。
政府は6日の閣議で、アフリカ・ソマリア沖の海賊について「実態の詳細は把握していない」とする答弁書を決定した。海賊が自動小銃やロケットランチャーを保有していることを「報道等により承知している」と答え、襲撃方法も「具体的内容を逐一把握していない」としている。質問主意書を出した民主党の平岡秀夫衆院議員は「海賊について何も分からず海上自衛隊護衛艦を派遣し、どう対処するつもりか」と指摘した。
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2009/02/07/20090207ddm005010082000c.html
お題にそってなくてごめんなさい。自分の意見はあらためて。


雑感少々
 憲法に抵触させず、なおかつ国際社会に通用するような国際貢献を模索するに当たって、取り入れられそうなアイディアとしては、小林節さんのものが妥当かなと思います。

 しかし、水島朝穂さんとなると…。
 この人は、自衛隊を解体して、サンダーバードにしてしまえとおっしゃっているお人ですよね?
 しかしながら、
>海賊たちは、日本を含む先進国がそれまで乱獲してきた漁業資源
>の代金回収と、廃棄物投棄の迷惑料を暴力的な方法でやっている
>ともいえる。
ということもおっしゃっている。
 つまりは、昔も(たとえば、欧米列強の草刈場となった20世紀前半の中国大陸)、今も(もちろん、今回のソマリア問題やパレスチナ)、国家に正統な暴力装置を保有し、それによって諸外国の略取行為等を実力で阻止できなければ、諸外国にいいようにやられてしまう、ということを追認しているようなものです。
 このソマリア問題を雄弁に論じらている、水島朝穂さんにはその自覚がお在りなのか、少々疑問です。

 まあ、それは置いときまして、とりあえずの出口戦略としては、
・国際社会はソマリアに共同でインフラなどの資金提供をする。
・とりわけ重要なのは、ソマリアに正統な暴力装置(要は軍隊・警察組織)を作り、その存在(実力)を国際社会は認める。
・それ以外の暴力装置を認めず、その存在は国際社会の実力で排除する。

といったところでしょうか?
これらのプロセスは、伊勢崎賢治ファンのお玉さまにあられましては、納得のいかれるものだと思います。
 これらのプロセスの中で、日本はどの部門を積極的に担当するかというところで、自衛隊必要・不必要論が、冷静に話し合えるのではないのでしょうか?
 水島さんは、そういうことを論じることに、あまりご興味はないように思えますが…。


海賊
バカいってるんじゃないよ、海賊が持っている武器をわかっていってるのか。そんなところに海保がいったら、
一溜まりもない、海保がかわいそうだ。日本の船舶を守るため他国の軍人が犠牲になっていることも知ってはいないんだろうな。


>装備と訓練の十分な海上自衛隊の一個部隊を防衛省から海上保安庁へ移籍し

こんな事は言葉遊びでしょう。外国が理解できるはずが無いです。
ソマリアの海賊もそうだが、シーシェパードも相変わらず酷い。こっちの対策はどうなんでしょうね。



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【哀】 今日の新聞に、ソマリアの海賊問題についての小林節慶大教授の意見が載っていたので、下記に引用する。 ?一刀両断 -小林 節- 護衛艦を保安庁へ移籍すればよい 2009/02/03の紙面より  アフリカ・ソマリア沖(インド洋)の海賊対策に海上自衛...
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Global Research 2007年1月10日 ←注意:二年前の記事 wp
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