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村上春樹さんのエルサレム賞

受賞に関して賛否はあったけれど、お玉は立派だと思うな。


たとえどんなに「壁」が正しくとも私は常に「卵」の側に立つ・

壁は戦争そのもの・・そして卵はお玉たち・・・・小説家がこういうことを言わずして、誰が高らかに理想を語れるのだろう・・欠席して何も語らないより、あえて授賞式に出て「語る」ことを選んだ彼に敬意を表したいな・・



中国新聞より
村上春樹氏の講演要旨


 一、イスラエルの(パレスチナ自治区)ガザ攻撃では多くの非武装市民を含む1000人以上が命を落とした。受賞に来ることで、圧倒的な軍事力を使う政策を支持する印象を与えかねないと思ったが、欠席して何も言わないより話すことを選んだ。

 一、わたしが小説を書くとき常に心に留めているのは、高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵のことだ。どちらが正しいか歴史が決めるにしても、わたしは常に卵の側に立つ。壁の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか。

 一、高い壁とは戦車だったりロケット弾、白リン弾だったりする。卵は非武装の民間人で、押しつぶされ、撃たれる。

 一、さらに深い意味がある。わたしたち一人一人は卵であり、壊れやすい殻に入った独自の精神を持ち、壁に直面している。壁の名前は、制度である。制度はわたしたちを守るはずのものだが、時に自己増殖してわたしたちを殺し、わたしたちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させる。

 一、壁はあまりに高く、強大に見えてわたしたちは希望を失いがちだ。しかし、わたしたち一人一人は、制度にはない、生きた精神を持っている。制度がわたしたちを利用し、増殖するのを許してはならない。制度がわたしたちをつくったのでなく、わたしたちが制度をつくったのだ。

 
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(非公開コメント受付中)

may be の重さ
時蠅さま、原文?の呈示ありがとうございました。そしてするどい指摘は、とても参考になりました。


原文?
各所で話題になっているようで、ここ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/17/news061.html

からたどっていくと、おそらく原文はここ

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html

らいしとのこと。ちなみに「エルサレムポスト」の記事はここ

http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1233304788868&pagename=JPost/JPArticle/ShowFull

たとえどんなに「壁」が正しくとも・・・の部分に違和感を感じて見てみたら、エルサレムポストでは

no matter how right the wall or how wrong the egg, ...

とされているのに対し、原文(?)では

no matter how right the wall may be and how wrong the egg, ...

とされ、直後に

Someone else will have to decide what is right and what is wrong; perhaps time or history will decide.

と続いている。こういうニュアンスの違いをきちんと伝えている(と思われる)中国新聞の記事はさすがだと思いました。


キンピーさんへ
>全文を探しているのですが、全く見当たりませんね。

はい、見つけました。
どうぞ、御覧になって下さいませ!
http://www.47news.jp/47topics/e/93880.php
http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php
http://www.youtube.com/watch?v=4c7BmEJ9ais


村上春樹って
新聞で概要を読みました。
これはすごいと思ってその日の日記(ペーパーの3年日記)にも書きました。
それ以前に神戸新聞で「あれっ」と目を引く話を見ました(内容わすれたけど)。
で、ただの1冊も彼の本を読んでいないノリコさんも、何か読まなくちゃ、と思っています。

詳しいことは、お玉おばさんのブログ本文とそのコメント欄をご覧下さい。

という形でこちらを引用させていただきました。


懐疑を述べる人もおりますが…
>小説家がこういうことを言わずして、誰が高らかに理想を
>語れるのだろう・・欠席して何も語らないより、
>あえて授賞式に出て「語る」ことを選んだ彼に敬意を表したいな・・

 全く、その通りだと思います。

「受賞に来ることで、圧倒的な軍事力を使う政策を支持する印象を与えかねないと思ったが、欠席して何も言わないより話すことを選んだ。 」

 仮に、『9条の精神』というものがあるとするならば、まさしく村上春樹さんが述べられたこれこそが、『9条の精神』であると思います。

「どちらが正しいか歴史が決めるにしても、わたしは常に卵の側に立つ。壁の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか。」

 小説家は常に、心の一部に反骨精神を持てということですね。
 肝に銘じます。

「制度はわたしたちを守るはずのものだが、時に自己増殖してわたしたちを殺し、わたしたちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させる。」

 極めて冷徹な現実認識であると思います。

「制度がわたしたちを利用し、増殖するのを許してはならない。制度がわたしたちをつくったのでなく、わたしたちが制度をつくったのだ。」

 人類全員が、肝に銘じるべき発言であると、私は思います。


なめぴょんさん、すげー。

 まさかこんな名文に、お玉さんのブログで会えるなんて思わなかった。

 ごめんね、お玉さん。別にお玉さんを否定しているんじゃないんだよ。この文章をここで使える人がいることに感動したんです。


原文及び
全文を探しているのですが、全く見当たりませんね。
報道にもかなり差がありなんか胡散臭い臭いがするのですが。


表現のバトン
村上春樹が少なからず影響を受けたカート・ヴォネガットが、晩年の小説「ホーカス・ポーカス」で引用した、1855年生まれの「社会主義者、平和主義者、労働運動指導者」ユージン・デブズの言葉。

"下層階級が存在する限り、わたしはそれに属する
 犯罪分子が存在する限り、わたしはそれに属する
 刑務所に囚人が存在する限り、わたしは自由ではない"

ブルース・スプリングスティーンがスタインベックの「怒りの葡萄」の主人公を歌った「ゴースト・オブ・トム・ジョード」の歌詞。(このアルバムと「ネブラスカ」という別のアルバムは、不法移民、下層階級、犯罪者、囚人の歌で満ちている)

"警官が誰かを殴りつけていたら 俺はそこにいるよ
腹をすかせた赤ん坊が泣いていたら 俺はそこにいるよ"

村上氏の発言は、ロックンロールが黒人音楽のビートを受け継ぐように、先達の表現のバトンを受け継ぐものだと感じます。
才能のない我々も、我々なりに、回していくこと。それは受け取った表現への敬意の表し方のひとつでもあります。



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『高くて堅い壁』 と 『卵』 の喩えが、ブログやミニコミで話題になっている、 村上春樹さんの「エルサレム賞」授賞式での講演。 一般...
巷(ってどこ?)で話題の村上春樹さんの受賞スピーチについて、です http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php 何だかまとまらないけど、 いつまでもまとまらなさそうだから、 急いで出したいなと思うとこだけ、出しときます ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆...
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